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<my story>広げるより、深めていく

自分を多少犠牲にしてでも人の為に尽くすということに美徳を感じていた20代、結婚・異業種への転職・出産を経験し、30代でより自分軸を大事にするようになった、今までとこれからのわたしのライフストーリー。

スポーツサイクル・自転車専門店 経営企画室 30代


【学生時代】授業は単位ギリギリ。外部活動に求めた新しい世界。

大阪大学、人間科学部で、国際協力系の勉強をしていて、アフリカの貧困問題について卒論を書きました。
が、内容は全て忘れたという感じです(笑)。

チャランポランな学生生活を送って、何とか就職しました。

学生当時は最低限でいいから単位を取ろうというスタンスで、レポートの質は低く、平日はひたすらアルバイト。

新しい世界を見てみたい気持ちがすごく強くて、それで発展途上国の支援にも興味があって、ちょうどいいかなということで、1週間カンボジアにボランティアに行ってというような学生生活を送っていました。

学生の時には発展途上国の内、2カ国に行きました。
フィリピンでは貧困に直面している子供たちと交流をしました。
感じたのは一眼レフを物珍しそうに見たりとか、子供は子供で無邪気さは変わらないんだなということ。

カンボジアでは、スポーツフェスティバルにて運営にも携わり参加。
言語が全然伝わらないから、座ってくださいなど、指示の言葉だけを覚えてバレーボールを一緒に楽しみました。

スポーツは万国共通のコミュニケーションツール

訪問した街は一見生活環境が良かったり、物価も安かったりするのですが、街を歩けば、子供が物乞いしていたり。
自分の捉え方の世界が広がりました。

他にも、別のボランティア活動のサークルに所属。
当時1年生の時は、お金を稼ぎたかったこともあり、そのサークルの中でも介護の活動では、時給1200円、夕方1500円と頂けたので、他のバイトの合間に予定が合えば参加するという生活をしていました。

パン屋さんを一時期掛け持ちしていたり、カフェでアルバイトしたりとか色んな経験をしました。図書館でのアルバイトはちょっと憧れがあって、かっこいいなと思って始めました。(笑)

どの職場も人がすごく良くて、環境に恵まれていたので、お金を得ながら楽しめてすごく良かったなと思います。
そんな学生生活でした。

【就活】セミナーで受けた言葉からコンサルティングの道へ

就活は軸がなかなか定まりませんでした。
大学では、やりたいことがわからないから、文系と理系どちらの要素もある人間科学部を選んだのに、入学したとたん、そのままアルバイトに夢中になっていましたので、やりたいことを見つけられないまま就活に臨むことになりました。

その内に、どこかのタイミングで受けたあるセミナーで『50年後、日本のグローバルで売っている企業で残っている企業は「TOYOTA」しかいない』とおっしゃっている社長さんがいて。

せっかく日本で生まれて、もったいないし悔しいことだなと思ったんですね。

日本の企業を強くして、日本の経済を活性化できるような仕事ができたらいいなと大それたことを考えた結果、1社を強くしただけだとインパクトがないから、色んな会社の特に経営の部分を変えた方がインパクトが大きいだろうということで、そこに関われるコンサルティングの仕事を志望しまして、
で、結果ご縁があったところに入社したという形です。

リクナビ、マイナビで検索に引っかかった会社の選考を受けていきました。

エントリーシートも入れれば、20社くらいは受けたと思うんですが、コンサルティングの会社って本当にいっぱいあるんですよ。

1社目の入社の決め手は、割と当時IT系とコンサル系の境目があいまいというか、経営にITは必然という状態だったので、新卒で入る場合は、SEとして入社するシンクタンクが結構多かったんですが、私が入社した企業は、育成の上、すぐにコンサルタントとして働けますということだったので、そこを選びました。

【20代:1社目コンサルタント】自分のスキル不足を実感

1社目の会社は4年間勤務しました。

業務改革のプロジェクトであるとか、新規事業の企画をするようなプロジェクトを支援をさせて頂いていて、お客様とプロジェクトのチームを組んで、生産管理の業務や学習塾の業務課題抽出や解決策の立案を半年間かけて提案していくというような仕事でした。

同期では一番スキルが低いところからのスタートだったという園尾さん

トレーナーは厳しい方でしたが、「お前のバリューは何だ」ということを問われたことで、底辺から意識をあげて頂いたというところで学びになりました。

だけど入社志望理由が浅かったし、具体性もなかったなとすごく思っていて、やっぱり一つの会社一つの部門、一つの業務を変えるだけでもすごく難しいんだなと。お客様と接してその苦労を知る中で、自分のスキル不足をすごく痛感しました。

新人研修では、グループ会社の同期11名の中で、私が一番スキルが一番低いところから始まりましたので、とにかく二つ上のクラスの先輩のレベルまではいくぞということで、目標を掲げ、「最低限の資料はもちろん、予定外なことが起きても役立つ資料を、過去の資料から探したりして準備しておかなきゃいけないよね」とか「議事録は取れなきゃいけないらしい」とか、探り探りやっていました。

4年目には後輩を持つようになって、後輩がプロジェクトに参加するようになると、私も一個上の役割をやることになります。
それまでアシスタントだったものが、メインで定例会を開き、上司にはレビューをお願いする立場に。

クライアントからうまく話を引き出したり、私が提案したものをそのままお客様に納品したりと、一気に主体性、思考の深さがレベルとして高く求められることになりました。

そんな中でした。
結婚が決まり、主人が京都勤務になったこと、出身が神戸ということもあり、いつか関西に帰りたいと思っていましたので、思ったよりも早いけれどちょうどいいタイミングかなと思い、退職をして京都に引っ越してきました。

【20~30代:2社目人事業務】結婚、異業種への転職、出産

京都に来て、転職活動を始めます。
コンサルティングは忙しい仕事だったので、この働き方で家庭を保てるのかという不安はありました。

それでも何とかしたいというのと、せっかく転職するなら新しいことを取り入れる機会だと思うし、そんな無茶ができるのは年齢的に25歳26歳今くらいかなということで、異業種未経験の、今の仕事、自転車専門店の人事を選びます。

きっかけは、エージェントさんからのご紹介でした。
大手の企業からベンチャーまで受けていたのですが、私が2社目に求めたのが、「幅広い経験ができること」でした。

未経験から人事が出来る仕事って限られていたので、企業規模が大きければ大きいほど「採用アシスタント」という求人が多くて、採用の中でもごく一部しか業務内容に書かれていなかったんです。未経験からでも何でもやっていいよ、というのがこの会社だけだったので合致したというところです。

だから元々自転車に興味があったわけではないんです(笑)。
入社するにあたって、選考の中で、自転車って結構いい乗り物なんだなという。

選考の中で自転車に興味を持ち始めたという園尾さん

創業60年の自転車屋さん、ITを積極的に活用していたりとか、入社当時35歳くらいだった若い社長さんというのが、いい意味でギャップを感じ、魅力的で「何か面白い会社だ」ということが決め手になりました。

業務としては人事業務。組織改善的なことだったり、幅広く課題を発見、仮説を立てて、実行する部分は前職の経験が生きていますね。

しかし実運用というのは、コンサルティングでは経験できないので、自分の実行力の低さを実感したり、仮説が外れたときの修正とか、軌道に乗せるまでの苦しみもあります。

やりたかったことでもありますが、難しさも知りました。

入社当時から「社員が長く働きたいと思える環境をどう作っていくか」という課題があります。ヒアリングを沢山して、声を集めたりするんですけれど、何か一つ解決すればそれで良くなるという事は無かったので、本当に手探りで。

ひとつひとつ、色んな人の手を借りたり、会社にもコストをかけてもらったりして、何とか改善したり、私が出来なくて誰かがしてくれたり。
今でももちろん完ぺきではないですが、一緒に会社を良くしてくれる仲間が増えて確実に前進していると感じます。

労働環境、人間関係、待遇面、それを少しずつ改善していったというところですね、そのプロセスが本当に大変だなと思いますし、まだ道半ばです。

【20代から30代への変化】自分軸の変化

新卒で入社した前職の4年間は人に評価されることに注力していました。
上司の期待に応えようとして、「1言ったら10やってくれる」ということが最大値の誉め言葉でしたし、自分を多少犠牲にしてでも人の為に尽くすということに美徳を感じていたんです。
だからこそ入社時だめだめだったのに、ありがたいことに同じグレードの中では最高評価まで上がりました 。

でも、30代になり、より自分軸を大事にするようになりました。

子育てをしていると、全部を叶えるのは時間的に無理という中で、何をするのか、それは誰のためになるのか、それは自分の為にもなるのか、という視点をもって、仕事を選んだりとか、やるからにはその目的を明確にするであるとかというところをすごく意識するようになったかなあと思います。

【これから】幅を広げるよりも深めていきたい。

今後のキャリアを考えると、私は、出世や実績の数々こそがキャリアだと思っているので、実のある実績を積んでいけたらなと思っています。

まだまだもっと良くしたいところが会社にはあって、今までは改善を意識することが多かったんですけど、それだけではなくて更なる成長を遂げられる組織にしていきたいなと強く思っていて、そこを支援出来たらいいなと。

例えば採用のマーケティングを確立、組織改善の予兆を発見して、仕組化するであったりとか。どの会社でも変容できるように仕上げていくことが大事かなと考えています。

私が関わることで、スタッフがちょっとでも楽しく働いていると、嬉しいです。
会社が小さいので、全体を見渡しやすいですし、そういう意味ではやりがいも感じやすくありがたい。

仕事の幅を広げるよりも、ぐっと深めていけたらいいなと思います。

後は、まだまだ学び得たいので、外部の研修やスクールにも参加しています。セオリーを学んでおくって重要かなと思うんです。
何かしら独学で無理やりやろうとする部分があるので、それではなし得ないような視点とかを頂けますし、同じような環境は違いますが、立場の違う仲間と繋がれるような場というのも積極的に参加をしています。

自分を自分で育てなきゃっていう意識があるので、それをしようとすると外の方の力をお借りする事が多いですね。

必要を感じたら外部研修は積極的に受けて、自己研磨されているのだそう。


【影響を得た言葉】自分軸を持つことは、限られた時間を有効に使う為に必要な概念

育児休業中にワーキングマザーが集まるコミュニティや、育休中の方だけがいるコミュニティに参加をしたりしました。
その中で、「自分軸」って言うのを色んな角度で言われるんですよね。

「限られた時間を有効に使う為に、必要な概念だから」と。
その考え方が新鮮で、正直に言うとまだなじみ切っていないのでうまく使い切っていないところがあるんですけど、成約がある中で、「何をとって、どんな成果を出すか」というのを考える習慣を頂いたなという感じですね。

もともと人間関係が苦手で、小さい時は「嫌われない為にいい人でいよう。」みたいな。
自信が無かったんですよね。
今もそんなに自信が無いんですけど。
人を引き付けるものが無いから、顔色をうかがって合わせていこうとしていたんだと思うんです。

小さな頃って、すごい明るいとか、かわいいとか、足が速いとか分かりやすい人を引き付ける項目がある。
私はそれにきれいに当てはまらなかったので、そこで戦えないから、後はフォロワーになっていくしかない。

でも中学高校、大学と成長する中でそれは没個性だなと気づいていって、徐々に変わっていくんですけど。

社会人になると相手を選べない。
与えられたチームで成果を出さなきゃならない。

となった時に、子供頃の人に合わせる癖が発動してしまって、そしてそれがたまたま喜ばれてしまってそうしてしまっていたんです。
育休中に読んだ本の中で「いつでも来る奴は、来ないだけでがっかりされる。」という文面を見つけて、「そっか。都合よかっただけなんだな」ってすごく思ったんですよね。

年が上の方が多くて、娘的にかわいがってくれていたのですが、評価もして頂いていたしありがたかったんだけれど、都合がよかったんだと。
大きな組織はそういった人が出世するんだろうなと思って。

Win-Winであればいいけれど、でも自分は都合のいい人になりたいわけでは
ないなって、改めて思いました。

【仕事と育児】苦労が足りないのがコンプレックス

子育てについては、今はいやいやモードに入ってしまうと抜け出すの大変だな。心配と掛け合わさって大変だなと思います。

なかなか偏食で野菜を食べてくれない、風邪をひいている時に飲み物を飲んでくれないとか。健康でいて欲しいということと、子供の行動がそぐわない時にはあぁ疲れた、大変だなと思う事はありますが、
大変だけど何とかなっているなと思います。

ありがたいことに仕事に影響することは少ない方だと思います。
週3日リモートワークで、主人と交代でお迎えにも行けていますし、時代の恩恵を受けているなと思います。

苦労が足りないのがコンプレックスなんです。
人にも環境にもずっと恵まれてきて、こんな恵まれていいんだろうか。
と思うし、クリエイティブでハングリー精神っていうのが何かを成し遂げるのには必要なんだろうなと思います。
行動しながら、心を燃やす目標を見つけたいです。

【私にとって仕事とは】色んな選択肢を子供に見せたい

社会に対する存在意義かなって思います。
子育てするだけでは、満たされないものがあるから子供がいても仕事をしよう。
成長実感を得たりするためにということも一つだし、子供に対する選択肢でもあるかなと思っています。
ワーキングマザーであろうが
独身で働き続けようが
専業主婦であろうが、どのようでも本人が決め事。

私が仕事を続けることで、子供の選択肢が増えるんじゃないかな。
私がいるからお母さんは仕事を辞めたんだとは思わせたくないなと思っていて、両立できるんだなという選択肢も見せられたらなと思います。

【自分らしくはたらくとは?】

やりたいことを周りの人に無理をお願いすることなく、出来ている状態ですかね。

仕事を選ぶ基準で「何をしたいか」っていうのが私には大きくて、それが叶っているのが第一なんですけど、それをするために、会社の周りの人だったり、家族が不必要な我慢をすることが良くないなと思っていて。

お互いが気持ちよくいられるような環境を作りながらやりたいことを出来る状態と言うのが自分らしく働けることかなと思います。

私も満たされないと周りを満たす事が出来ないと思うので、これまでの自分を改めて自分を大事にしながら前に進めていければなと思います。

【Q:落ち込んだ時はどうしていますか?】

指摘された時や、全然考えが及んでなかったなという時など、自分まだまだだなぁって落ち込むこと沢山あります。
便利なことに、へこみ切ったら自然に上がる性格なので、今はとことんへこんでおこうくらいな感じですね。そうすると、もう前に進むしかないので。
「ひとかすりもしません!」くらい言えたらカッコいいんですけどね。(笑)

【Q:あなたにとって京都とは?】

もともとすごい憧れの場所です。
祖父のお墓が京都清水の方にあって、家族で来るすごくきれいな場所っていうイメージです。
仕事をしている時は河原町を通ったりするので、景色を見るとやっぱりいいなと思いますね。
住んでいるのは中心地ではないので、少し市街地から離れると住みやすくて静かな街ですね。

【Q:とっておきの時間教えて下さい】

一人の時間全般ですかね。
子供が寝た後に誰にも何も言われずに自分が選んだことが出来る。
映画を見るでもいいですし、マンガ読むでもいいですし、社外コミュニティの活動をするでもいいですし。
自分がやりたいことを自由に。
あ、あと結婚記念日デートを1年に1回主人と二人でするので、それもとっておきの時間です。

【編集後記】
園尾さんのライフストーリーいかがでしたでしょうか。私が同じような頃、同じように自分のキャリアについて真剣に向き合い、自己研磨していたかなと考えると、子育てに手いっぱいだったことを思いだし、頭があがりませんでした。職場での実践、外部のセミナー、子育て、色んな学び得てプラスにして、キャリアアップを目指している園尾さんのこれからをまた楽しみに、ライフストーリーの続きをまたうかがいたいと思います。

株式会社きゅうべえ
昭和32年創業の老舗でありながら、シェアサイクル事業、地域活性化事業、ブランド・商品開発事業、リテール事業と時代の前を走り変化し続けているスポーツサイクル・自転車専門店
HP https://qbei.co.jp/
X(旧twitter) https://twitter.com/qbei_recruit


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