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車がエンストしかけた話

先日の仕事中、お休みのスタッフから慌てた様子で電話がかかってきた。
子供を連れて出かけた義娘が、出先の駐車場でバッテリーが上がってしまい、ブースターケーブルを貸してほしいとのこと。一応運送関係の事務所なので、そういうのはあります。

聞いたら、場所は複合施設の駐車場で、目の前にオー○バックスがあるのです。なんだ、そこに声かければいいのにと言ったら、「子供連れでパニックになってそれどころじゃない」とのことで。
いいなぁ、パニックになって助けを求めればなんとかしてくれる家族がいるって。と思いながら、上司に許可を取ってブースターケーブルを貸し出したんですけどね。

それで、ふと、思い出した。どこかで書いたかもしれないんだけど、探し出せなかったので、改めて。

義母、最後の抵抗か

それは、義父が入院だかもう亡くなったかで、せっせと義実家に通ってゴミを運び出していた頃でした。義母も義兄も亡くなって、義実家は無人です。
割と寒い日だった記憶があります。

もうまとめたゴミを車にテトリスのように詰め込み、疲れに疲れちゃって、ほんとは夕方か深夜に出発するつもりだったのを、クリーンセンターにゴミを持ち込めるよう早めに切り上げ、
帰りにご飯食べて帰ろうと、車に乗り込み、キーを回す……が、

キュルキュルいうけど、エンジンがかからない。
あれ? バッテリー上がっちゃった? わたし、何かつけっぱなしにしてたっけ?
確認したけど、別に室内灯がつきっぱなしとかの様子はないのです。
二回目も、キュルキュル言って、エンジンかからない。
おかしいな……でも、こんなところで、保険屋に電話してレスキューしてもらうのも面倒くさい。

わたし、大型二輪の免許を持ってます。実際、マニュアル車を乗り回していたので、かかりにくいエンジンを無理矢理回すのも、感覚として覚えていた。
ので、三回目、キーを回し、キュルキュル行ってる間に、アクセルをがっつり踏み込んだら、
かかったー!

途中で止まってまたかからなくなったら面倒なので、ご飯は断念し、そのまま高速乗って、一気に地元のクリーンセンターまで走りました。信号待ちでハラハラしたけど、無事にゴミを下ろし、家に戻り。
その後数日、バッテリーを気にしてたんだけど。
エンジンがかかりにくい、という現象はその後、ありませんでした。
その後の定期点検でも、バッテリーの異常はありません。

あれは、一体何だったのか。
ためこんでいたものを容赦なく捨てていくわたしへの、義母の最後の抵抗だったのか。まぁ、「わたしの方が強いー!」とばかりに、アクセル踏みましたけどね。
あの長い片付け期間の中、不思議な現象は、これくらいでした。

そういえば以前、長期間不在にしてたときにバッテリーを上げてしまったことがあったけど、あのときは自宅の駐車場に保険屋のレスキューを呼んだし、
釘を踏んだらしく駐車場でじわじわタイヤの空気が抜けてったときも、近くのイエ○ーハットまで歩いて行って、空気入れ借りて膨らませ、なんとか運び出して修理してもらったりもしました。
命の関わらないなら、ある程度自分でなんとか対処できちゃうので、あまりパニックにはなりません。
頼れるのは、やはり、自分。

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