<2>違和感から5か月目の健康診断結果
2019年12月、そして2020年へ。
かすり傷のような出血が続く日々がなんとなく日常になっていた。
ネットで「更年期」「出血」と調べると「不正出血が何か月も続く」といった記事が上がってくる。
“自己判断しないで病院に行きましょう” と書いてあるけれど、すでに検査したし、つまり更年期だし、よくあることのようだからそのうち治まるだろう。
仕事も切れ目なく忙しい中、身体がきついというような症状もないし年末の健康診断でまた調べるし、と呑気に考えていた。
そして12月、会社の健康診断で頸がんの検査、再び。
年が明けて2020年、1月中旬、会社のデスクに検査結果のブルーの封筒。
開封。
“あれ、血糖値が高い…。判定BからCになっちゃった…。”
PCでカタカタと血糖値を下げる方法を早速に検索。
“運動ね…。食べものね…。お酒も気を付けよう…。これも年齢か。”
“前に引っかかったマンモグラフィーは今回は問題なし。
さて、子宮がん検診は?…と…”
“あれ? D判定。 癌の疑い?再検査をするように…?え?”
“え??”
“え!?そうなの?更年期じゃないの?”
“いつからそうなの?”
予想外。頭は混乱。仕事中だけれど「日本橋」「婦人科」とPCに打ち込み
オフィスに近い別のレディスクリニックに詣でることにした。
(あぁ、また組織を採る検査するんだろうなぁ…)
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これを読む人、
特に40代から50代にかけての女性、
そして関わる周りの人に
私のこの出来事にまつわる話を伝えることで
何か役に立つこともあるかもしれない、
そんな思いでしたためることにした。
大学病院の病理検査でクラスⅣと診断され、ステージはⅠとⅡの間、癌とは言え早期に処置できる段階で見つかった子宮体癌。
「全く命に別状はない」ところでの癌治療。
ところが意外と手間暇かかり、こんなことも起こるのか!ということもあり、しかもCOVID-19真っ最中の出来事で社会的にも特殊な時期でもあり、記録に残そうと思った。
仕事、手術、治療、自分の気持ち、そのままに書こうと思っている。
しばしお付き合いいただきたい。
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