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優しさか愛の賄賂か?

優しさには2種類ある。

一つは本当の優しさ。
もう一つは表面的な優しさ。

表面的な優しさは、愛の賄賂だと思っている。

例えば、奥さんたちの間でとても優しいと評判の旦那さん。
最近奥さんが不機嫌なので、お花を買ってきた。
「君が喜ぶと思って。」
奥さんは「ありがとう。綺麗だね」と、喜ぶ。

旦那さんは「ほっ」としていつも通りテレビをつける。

奥さんは嬉しいんだけど、なぜだか物足りない。でも、くつろいで欲しいから機嫌よく皿を洗う。

この場合は、二人とも愛の賄賂を送っている。
二人とも実は優しくない。

奥さんが欲しかったのはお花じゃなくて、もっと別のもの。

パートナーに話を聞いてもらいたかったかもしれないし、家事を一緒に終わらせて、テレビを見始めたかったかもしれない。
欲しい洋服があったかもしれない。

旦那さんが欲しかったのは、奥さんの正直な気持ち。本当のことを話して欲しいし、心のつながりが欲しい。

でも、お互いに嫌われることを恐れているから
言いたいことが言えない。
今更、本音を聞き出すのが怖い。
だから知らず知らずのうちに
愛してもらうための賄賂を渡してしまっている。でも嫌われることを恐れているうちは、相手を信用していない。

心のつながりが欲しいなら、相手を信じて自分を表現すること。そして同じ熱量で表現させてあげること。

表現させてあげるには、優しい雰囲気がないとできない。

だから
まずは自分が相手を受け入れるために、器に溜まっている
気持ちをどこかに吐き出す必要がある。

それは紙でもいいし、歌でもいいし、
カウンセリングで吐き出すのも手だ。

西洋占星術も、そういったモヤモヤを受け止めてくれる道具です。


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