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「理想の自分」を実現するために必要な行動を決めるために行うワーク。

「理想の自分」を明確に描く価値とその描き方 byデザイン思考で「理想の自分」を描いた後にすること、それは実現するためのアクションだ。

そのアクションを具体的に設定するための方法論を下記に。


まず、「理想の自分」を実現するために必要な2つの要素を本書から紹介したい。

「理想の自分」を実現するための2つの要素とは、

①《自分の内面にある要素》
あなたが周りに理解してもらいたい「理想の自分」への思いとその根拠

②《自分の周りにある要素》

あなたに対して周りから期待されていることや、つかんでおきたいチャンス、知っておくべきリスクなどの情報

であるという。

そして、これらの情報を洗い出して整理する方法として提唱されているのが、《SWOT分析》ならぬ、《自分SWOT》であるという。

SWOT分析とは、よく企業の戦略策定ツールの1つとして、企業に置かれた環境を「強み(Strength)」/「弱み(Weakness)」/「機会(Opportunity)」/「脅威(Threat)」の4つの象限に分けて分析する手法

ただし、このSWOT分析を使って、単純に自分の置かれた状況を4つの象限に当てはめていくという手法では、「理想の自分」を実現するために必要な情報を正確に洗い出すことはできない。ポイントは「自分の置かれた状況」ではなく、「理想の自分」についての4象限すべてを考えることだという。

《強み》「理想の自分」の実現に貢献する個人の特質は何か?
《弱み》「理想の自分」の実現に不足している個人の特質は何か?
《機会》「理想の自分」の実現に貢献する外部の特質とは何か?
《脅威》「理想の自分」の実現の障害となる外部の特質とは何か?

《強み》
ここでは、「理想の自分」の実現を支えるものを洗い出していく。例えば、「理想の自分」を明確にするために整理した「思い」は、たとえどんな環境にさらされても、「理想の自分」を目指すためのブレることのない力強い支えになるし、得意なことや強み、経験してきたことなども含まれる。

(((In the case of me)))
《経験》
□「自分表現する楽しさ」を知っているという経験
□ダンス教室/お絵かきWSを運営してきた経験
□塾運営をしてきた経験
□フィリピン脱走してアジア一周した経験
□津和野で「よろづや」をした経験

《できること》
□ダンス指導
□高校までの勉強指導
□海外旅の良さについて語れる
□親しみやすさを持って人に接することができる
□老若男女へコミュニケーションがとれる
□向上心/学習意欲がある
□なんでも面白がりたいと思うこと
□考えるより行動すること

《変わらない思い》
□なんでもおもしろがったもんがち
□ものづくりに携わりたい
□専門性を身につけたい
□色にこだわる
□何をやるかも大切だけど、それ以上に誰とやるかは大切
□その人の意思/納得を尊重したい
□今までお世話になった人たちへ恩返ししたい

《弱み》
ここでは、「理想の自分」の実現に不足しているものを洗い出していく。例えば、「理想の自分」がグラフィックデザイナーだったとしたとき、社会人の経験や広い人的ネットワークを持っているけど、描くスキルや知見がないとしたら、「理想の自分」の実現は難しい。

(((In the case of me)))
□理想の未来がまだぼやっとしている
□ものづくりにかかわりたいけど専門的なスキルや知見がない
□稼ぐ方法を学んでいない
□お金にうとい
□自信がない
□最終目的地(定住先)が決まっていない

《機会》
ここでは、「理想の自分」の実現のために自分を優位な立場に立たせてくれる機会は何かを洗い出していく。例えば、先程の「グラフィックデザイナーになりたい」という「理想の自分」を持っていた場合、ウェブを利用したビジネスが拡大基調にあるとか、多くの商品やウェブサイトでデザインが重視されてきているといったマクロ的な視点で捉えた機会、あるいは、デザインやアイディアを気に入ってくれる人(潜在顧客)がfacebookにたくさんいるかとか、ミクロ的な視点で捉えた機会など、取り巻く環境下で活かすべきチャンスは何かを洗い出す。

(((In the case of me)))
□「人間らしさ」や「個性」を求められる時代
□SDGsをはじめとする環境への意識の高まり
□いいプロダクトが溢れている「モノ余り」時代
(だからこそ自分の『オリジナル』を求めたくなる)

《脅威》
ここでは、「理想の自分」の実現の障害となるものを洗い出していく。「グラフィックデザイナーになりたい」という「理想の自分」を持っていた場合、ウェブを利用したデザインビジネスが過当競争になっている、そのため、ウェブデザイン制作の現場では価格競争が激化し単価が下落しているというマクロ的な視点や、技術の進展から手軽にデザインが行え、それをウェブ上で気軽に公開できる環境が整っているなどのミクロ的な視点で捉えた脅威なども洗い出しておく。

(((In the case of me)))
□消費税が上がり、財布のひもを閉める時期
□田舎の人口減少/高齢化による見込み顧客の低下

4象限すべてを洗い出せたら、あとは目的達成のための重要度の順位付け。
そうすることで、何に優先的に取り組むべきか、克服すべき課題は何かが見えてくる。

(((In the case of me)))
「なんでもいいからものづくり方面へ足をつっこむこと」が優先的に取り組むべき。
そうすることで、どんな専門性を身につけたいか、どんな未来を形作りたいか、
弱みを克服することがおのずとできる気がする。

ぜひみなさんも取り組んでみては?

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