チカチカ

デグーのステイシーくんとの日々をつらつらと綴っていきます。 よろしくお願いします。

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最近の記事

ステイシーくん、警戒する(後半)

「ピィ!ピィ!ピィ!」  ステイシーくんは部屋んぽスペースの隅っこで、ずっと警戒鳴き?を続けている。 「大丈夫だよ。何もないよ。大丈夫だよ」  私は軽くパニックに陥って、オロオロとステイシーくんに声を掛け続けたが、効果はなかった。  こういうときは、そっとしておいた方がいいのかもしれない。  心配で仕方がなかったけれど、ステイシーくんが落ち着くまで、私はじっと待つことにした。  やがて20分くらい経っただろうか。  ステイシーくんはようやく鳴くのをやめ、カクカクとした動

    • ステイシーくん、警戒する(前半)

       さて、ステイシーくんが撫でさせてくれてから少し経ってからのこと。  そろそろよかろう、と思い、私が仕事から帰ってケージのお掃除を済ませてから、部屋んぽに出すことにした。  高さ75センチメートルあるペットサークルを結束バンドでつないでケージ周りを囲み、だいたい2畳半くらいだろうか。狭くて悪いけど、そのエリアを部屋んぽスペースにすることにした。  初めて部屋んぽに出したときのステイシーくんは、ぎこちなく、まるでロボットのようにカクカクと動いていた。 「緊張してるんだろうなあ

      • ステイシーくん、撫でさせてくれる

         回し車をカラカラ爆走するステイシーくんを見て、ホッとした朝以降、私はお世話係に徹すると心に決めていた。  飼育本や先達の飼育ブログにはこう書かれている。 「お迎えから1週間くらいは、食事を上げたり汚れたところをきれいにしたりなどの簡単なお世話だけにして、無理に触らないようにしましょう」  ケージを開ける前に、常にそれを自分に言い聞かせて3日後だろうか。  ステイシーくんは自分から私の手に寄ってくるようになり、ふんふんと匂いを嗅ぎ始めた。  手の甲をふんふんする毛玉を見て

        • ステイシーくんの夜と朝

           (前回「ステイシーくん、おうちに来る」の続きです。更新が開いてしまいました(^_^;))  さて、ペレットを一つカリカリ食べた後のステイシーくんは、またしてもバビュン、と隅っこから動いて残りのペレットを咥え、また隅っこにバビュン移動した。  カリカリカリ。  小さな音が部屋に響く。  隅っこで背中を向けながら、ステイシーくんはペレットに夢中になっているようだった。  可愛いなあ。でも、あんまり見ちゃ、ダメかな。  脳内で、私が部屋の隅っこでおっかなびっくりご飯を

        ステイシーくん、警戒する(後半)

          ステイシーくん、おうちに来る

           さて、ステイシーくんを乗せて車で走ること約50分。ようやく家に着いた。  あんまりかまわない方がいいかな、と思って道中は見ないように見ないように、と意識しまくりだったキャリーケース(&おねえさんが薦めた重ーい砂その他)を両手両脇に抱えながら、ゆっくりドアを開ける。  ガラスケージの中でぽやんと佇んでいるリクガメのアンクくんに、小さな、でもウキウキした声で「ただいま。弟が来たよ」と言いながら、隣の部屋に入ってキャリーケースをそっと床に置いた。  さあ。ステイシーくん、おま

          ステイシーくん、おうちに来る

          ステイシーくんと一緒に

           カラカラ回し車を爆走する毛玉ちゃんに私はすっかり魅せられていた。  可愛い。可愛いしかない。  想像、いや妄想していた儚げなコではなかったけれど、元気いっぱいのデグーちゃん。ああ、このコだ。このコと一緒に暮らしたい。  振り返ってお店のおねえさんを探したが、おねえさんは既に店内を忙しそうに歩き回っていた。  すみません、と声を掛け「見せてもらったデグーをお迎えしたいです」とどきどきしながら伝えると、おねえさんは「はい、わかりました。じゃ、手続きお願いします」とあっさりと言

          ステイシーくんと一緒に

          ステイシーくんのところへ

           そのままお迎えになったとき用のプラスティックのキャリーケースを片手に、予定よりも1時間遅れで車に乗り込んだ。  私は運転が下手なので、焦るとロクなことがない自覚がある。お店には遅れると電話しておいてよかった。焦らず行こう。  ・・・・・・そうして車に乗って約50分。カーナビの指示どおりに運転して、ようやっとお店にたどり着いた。ちょっと狭めの駐車場にどきどきしながら、車を停める。  お店の出入り口に立って中を伺うと、結構お客さんが入っている。そしていろんな大きさのケージ

          ステイシーくんのところへ

          ステイシーくんに会いに

           さて、デグーちゃんに会いに行くまで残り1時間あまり、となったところでブースとがかかった。  匂い予防とクッション代わりに、とヒノキアを床に撒く。おお。檜のいい香り。  サンコーのステージステップ、チモシーフィーダー、マルカンのかじり木コーンを壁に装着。デグーハウスも置く。一応、レイアウトは頭の中でイメージしていたからスムーズにいった。  でも、と不安がよぎる。高さは大丈夫かな。動きにくくないかな。  幸い、ジェックスのアクリルルームは高さはそんなにないので、ステップから落

          ステイシーくんに会いに

          ステイシーくんのおうち その2

           残りあと2時間。ようやっと、おうちになるアクリルケージの組み立てが終わり、結構汗ばんでいた。    さて、お次は、ケージを置く場所の準備だ。  ニ○リのジョイントパネルが余っていたので、これを使おう、と前々から思っていた。できれば市松模様に敷きたいけど、焦げ茶色の方が数が多く余っている。しかも、買った時期がそれぞれ違うからマイナーチェンジされていて、色が微妙に違う。なんかちょっと悲しいけど、ぎりぎり市松模様になるように、一畳半くらいの広さに敷けた。  続いて、ペットサーク

          ステイシーくんのおうち その2

          ステイシーくんのおうち

           さて、ア○ゾンさんでたくさんたくさん買い物をしてしまった私だったが、平日は仕事でくたくたで、届いた箱を開封する元気がなく、箱は積まれっぱなし。  ブルーパイドのデグーちゃんを見に行く日が近づいてくる。見に行くだけならいいけど、そのままお迎えとなったらやばい・・・・・・と焦っていたが、当日の朝にようやく箱を開けることができた。  おうちとして選んだジェックスアクリルルーム510は、アクリル板をシリコンのゴムリングで組み立てるタイプ。うんうん、よゆーよゆー。 ・・・・・・じ

          ステイシーくんのおうち

          ステイシーくんのお迎え準備

          ステイシーくんをお迎えしたい、と思ったものの、やっぱり冷静になって、動いている本人をちゃんと見てからにしよう、と思った。 お店に問い合わせをし、一度見に行くことにした。条件が折り合えば、そのままお迎えする。 ・・・・・・そのままお迎えしてもいいように、当日の朝までにケージやら何やらを全部準備しておくことにした。 さて、デグーをお迎えすると決めたときから、ケージはアクリル製のものがいいと思っていた。 以前にハリネズミさんと暮らしていたとき、アクリルケージを使っていたのだが、

          ステイシーくんのお迎え準備

          ステイシーくんとの出会い

          私は特撮が好きである。 日曜日の朝は「スーパーヒーロータイム」をわくわくしながら観ている、心は万年子供の大人である。 現在放送中の「ゼンカイジャー」には久しぶりにどっぷりハマった。ギャグテイストでコミカルだけどキャラ造型がしっかりしていて、ホロリと心に響くストーリーもあり。 その中でも殊の外お気に入りが、敵キャラの「ステイシー」。 トンチキな世界観の「ゼンカイジャー」において、複雑な生い立ちと立ち位置のせいで一人だけシリアス面を負わされている、不憫で儚げで寂しげなキャラ。

          ステイシーくんとの出会い

          ステイシーくんに出会うまで

          「アンデスの歌うネズミ」と言われるデグー。 前々からデグーをお迎えしたいな、と思っていた。数年越しで考えていた。 けれど、仕事が多忙を極め、自分のことも疎かになっていた私には、新しい家族をお迎えする心の余裕が全くなかった。 今年の4月、転勤と同時に引っ越しし、仕事内容ががらりと変わって、時間も心も余裕ができた。 新しい家族をお迎えすること、命を育てること、それにはためらいがあったけれど、デグーをお迎えするなら今が好機だな、という気持ちが日々膨らんでいき、6月の頭には「よし

          ステイシーくんに出会うまで