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ステイシーくんに出会うまで

「アンデスの歌うネズミ」と言われるデグー。
前々からデグーをお迎えしたいな、と思っていた。数年越しで考えていた。

けれど、仕事が多忙を極め、自分のことも疎かになっていた私には、新しい家族をお迎えする心の余裕が全くなかった。

今年の4月、転勤と同時に引っ越しし、仕事内容ががらりと変わって、時間も心も余裕ができた。
新しい家族をお迎えすること、命を育てること、それにはためらいがあったけれど、デグーをお迎えするなら今が好機だな、という気持ちが日々膨らんでいき、6月の頭には「よし! やはりお迎えしよう!」と決めた。

さて、どんな子を、どこからお迎えしよう。

とはいえ、「どんな子を」については既に心が決まっていた。初めてペットショップでデグーを見たとき、ブルーの子とサンドの子が元気にキラキラ走り回っていた。それが忘れられなくて、だから、色はブルーかサンドの子がよかった。できれば懐いてもらいたいので、甘えん坊で懐きやすいという男の子(※個体差があります)がいい。

デグーの飼育本を読んだり、デグーと暮らしている方のブログを読んだりして飼育の仕方を勉強しつつ、必要なグッズをネットで少しずつ買いそろえ、日々高まるわくわく感とは裏腹に、私がほしいな、と思う条件の子はなかなか見つからなかった。

うーん。どうしよう。近くだと見つからないかな。

色々サイトを探してみて、私が住んでいる地域より少し車で遠出しないとダメだけれど、ここならブルーかサンドの男の子がいるかしら、と、ある小型動物専門ショップのサイトを覗いてみた。でも、残念ながらブルーでも女の子だったり、サンドの男の子はお迎え済みだったりして、希望に合う子はいなかった。

でもせっかく覗いたんだし、色んなデグーの写真が見たいなと思って、もう一度ゆっくりと、そのショップのサイトを閲覧していると、あるブルーパイドのデグーの写真に目が留まった。

それが、のちのステイシーくんだった。

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