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おうちで中華 - 蘿蔔猪手湯(大根と豚足の煮込みスープ)

豚足という食材を選んだ時点で反響が減ることは分かっているんだけど、たまにはそういう料理だって作りたくなるんですよってことで、今回の料理は、蘿蔔猪手湯(大根と豚足の煮込みスープ)だ。

豚足という食材に手ごわいイメージをお持ちの方も多いかもしれないが、一度茹でこぼしてから使えばいいだけなので、特に厄介な食材ではない。冷凍ものでもいいので、是非一度お試しいただきたい。


蘿蔔猪手湯 萝卜猪手汤
luóbo zhūshǒu tāng

蘿蔔猪手湯(大根と豚足の煮込みスープ)

やることは単純で、茹でこぼした豚足と大根をコトコト煮込むだけ。

トロトロのコラーゲンに化けた豚足。綺麗に白濁した旨味たっぷりのスープ。それを芯まで吸い込んだ大根。シンプルな味付けがピタリとハマる。

香りよく、しみじみと美味しい。放置しておくだけでご馳走になるので、煮込むスープって好き。

豚骨ゴロゴロ。

「そんな長々煮込むヒマなんてないよ」とおっしゃる方もいるだろうが、たとえば在宅勤務の方にオススメしたい。始業前に鍋を火にかけるところまでやっておけば、昼ごはんにはよく煮込まれたスープが完成するのだ。僕も今回、そうやって作った。これは幸せ。

今回は硬派に枸杞だけを飾りにしたが、薬味に小葱や香菜を散らしてもいい。なんなら、青菜をさっと煮て食べても旨い。自由に拡張しよう

沁みる味。

味変としては、たっぷり辣椒油を入れても、これまた旨い。むっちょりした豚足に刺激がからむと、改めて食欲が増進される。

仮に食べ切れなかったら、余ったスープに春雨と好みの具を入れてみよう。これまた旨いに決まっているのだ。

この日は春雨と香菜をどっさり。
最初はあっさり。途中から辣椒油をイン。

煮込む手間は同じなので、たっぷり作ってあれこれ楽しむのがオススメだ。うちの子は、スープをご飯にかけて「これはうまい!」と叫んでた。

因みに、豚足を買う時は、あらかじめひと口大にカットしてあるものを買うのがいい。丸ごとのやつは、家庭の包丁ではまず歯が立たない。

煮込みスープは、かけた時間に見合うだけの滋味が必ず得られる。是非。

用料(材料)

・豚足(ひと口大に切ったもの)…500g
・大根…500g
・生姜…2片(薄切りにする)
・枸杞(クコ…十数粒(省いても可)
・炒め油…大さじ1
・お湯…1000ml
・塩…適量(小さじ1~お好みで)

做法(手順)

1)豚足を下茹でする
 ・中華鍋にたっぷりの水と豚足を入れて強火にかけ、
  沸騰したら中火にして、アクをすくい取る。
 ・3分ほど茹でたらざるに上げ、温水でアクを洗い流す。 
2)豚足を炒め、煮込む
 ・中華鍋を強火で熱して炒め油を馴染ませたら、
  中火にして生姜と豚足を入れ、炒める。
 ・豚足に軽く焼き色が付いたら、分量の湯を注ぎ、強火にする。
 ・沸騰したら、中華鍋の中身を土鍋に移す。
 ・土鍋を強火にかけ、再沸騰したら弱火にし、蓋をして60分煮込む。
3)大根を足す
 ・大根を大きめの乱切りにし、土鍋に入れる。
 ・再度蓋をして、40分以上煮込む。
4)仕上げる
 ・塩で調味して、枸杞を散らす。  

温馨提示(アドバイス)

煮込むとき注ぐのは水でもいいのだが、湯を注ぐと白濁しやすいらしい。

・豚足の下茹では必ずやる
 沸騰すると灰色のアクが大量に出てきて驚くはず。
・煮込み時間は好み次第
 
長く煮込めば、豚足と大根が柔らかに、スープが濃厚になる。
・塩は強め
 
しっかりと塩を効かせると、ググっと旨味が伸びる。
・たっぷり作ろう
 手間は同じなので。上述の通り、余ったら翌日春雨を入れて食べる方法もある。むしろ、それを食べるために余るくらい作りたい。

大功告成(できあがり)!

熱々スープの滋味をしみじみ味わってみてほしい。

<2023年3月>

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