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おうちで中華 - 薄荷牛肉湯(ミントと牛肉のスープ)

今日はとびきりのご馳走をご紹介する。雲南料理の薄荷牛肉湯(ミントと牛肉のスープ)だ。SNSに上げたら予想以上に大きな反響を頂いたので、早めにレシピ化してみる。

牛肉を煮込んだあっさりスープに、大量のミントをどっさりちぎり入れ、煮えばなを食べる。ミントを!?牛肉と!?大量に!?どんな味なの!?そういう驚きの声をたくさん頂いたが、実際に作れば、今度はあまりの美味しさに驚いてもらえるはずだ。

薄荷牛肉湯  薄荷牛肉汤
bòhe niúròu tāng

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柔らかな牛肉。優しさに満ちたスープ。煮えばなのミントの爽やかな香りがたまらない。薬味ではなく、具としての存在感。ミントの真の力を知る。

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これが蘸水(薬味タレ)で更に化ける。蘸水(zhànshuǐ )とは、雲南料理に欠かせないつけダレの総称だ。この料理の場合、香菜、葱、生姜、大蒜など様々な薬味を醤油でまとめ、辛味も加えてキリリと仕上げる。

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牛肉やミントをつけるもよし、スープに溶くもよし。香りと刺激が洪水のようにふくれ上がり、舌が一気に雲南へ飛んでいく。思わず鼻息が荒くなる。

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鉄壁の〆は、ライスヌードル。別途茹で戻しておいたライスヌードルをスープの中で軽く温め、牛肉とミントと共に小碗に盛って薬味タレをたらり。スープと共に一気にすすると、ああ旨いなあと、満足のため息が漏れる。

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このスープの素敵なところは、日本では珍しい新鮮で鮮烈な美味でありながら、調理が単純で、1時間ほどかければ誰が作っても美味しくなることだ。

毎回作るたびに幸福感に浸れるご馳走スープ。ミントをたくさん入手できる人はすぐにお試しあれ!

レシピは1本300円ですが、マガジン「春から夏の中華料理20選vol.2」なら20本で980円。1本50円程と大変お得ですので、マガジンがオススメです。

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