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おうちで中華 - 蝦米拌紫菜(干し海老と磯海苔の冷菜)

今どきのレシピは「映え」が大きな要素を占めているが、言うまでもなく、映えと美味しさは必ずしも相関関係にはない。見た目はアレでも、美味しい料理はいくらでもある。

ということで、今日は福建省福州で出会った蝦米拌紫菜(干し海老と磯海苔の冷菜)。ご覧の通りの代物だ。

蝦米拌紫菜 虾米拌紫菜
xiāmǐ bàn zǐcài

蝦米拌紫菜(干し海老と磯海苔の冷菜)

映えないことおびただしい。磯海苔の黒に干し海老の白がチラつくだけ。小葱でも散らせばいいものを、それすらしないのが、ある意味、清々しい。

だが、これがあなどれない美味なのだ。

福州の料理は、福建省の中でも酸味と甘味をしっかり効かせる印象がある。この料理も例外ではなく、見た目から想像するより遥かに酸っぱく、甘い。

甘味が酸味をまろやかにし、炙った磯海苔の香りと海老の風味にからむ。不思議な味だが、それが妙に爽やかで、食欲を刺激する。「なかなかいい箸休めだね」と、家族にも好評。

尚、福州では紫菜という円盤状の磯海苔を用いる。通販で買えるが、普通の焼き海苔で作っても似たような仕上がりにはなると思う。

映えとは無縁の料理を作るのも、なかなか楽しい。

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