おうちで中華 - 青菜炒蝦皮(チンゲン菜と干し海老の炒め煮)
チンゲン菜。恐らく日本で最も普及している中国野菜だろう。だが、日本での歴史は意外と短く、Wikiによると、日中国交回復(1972年)以降に日本へ入ってきたそうだ。
そのまま漢字にすれば青梗菜だが、中国でそう呼ぶことは多くなく、地域によって青菜・小白菜・油白菜・油菜・上海青・蘇州青・青江菜・青姜菜・小棠菜などと呼ばれる。多過ぎ(笑)
今日は、そんなチンゲン菜を使った料理をご紹介。簡単だが小技が効いていて、とても旨い。
青菜炒蝦皮 青菜炒虾皮
qīngcài chǎo xiāpí
ご覧の通り、粒状に刻んだチンゲン菜を干し海老と炒める。シャキッとしたチンゲン菜の食感が粒状に刻むことで強調され、そこに干し海老の香りと旨味が加わると、地味ながらも豊かな味わいが生まれる。
炒めるだけでなく、軽く炒め煮にしてやるのがポイントで、干し海老の旨味がチンゲン菜に染み込む。レンゲを持った手が止まらなくなる旨さだ。
干し海老は好みのものでいいが、あまり存在感のあるものより、薄っぺらい小海老の方がチンゲン菜によくからむ。日本だと、干し桜海老あたりが丁度いいかも。因みに、こういう薄っぺらい干し海老を中国では蝦皮という。名は体を表している。
細かく刻むのはちょっと手間だけど、その価値はある美味しさだ。チンゲン菜の代わりに、小松菜で作ってもOK。
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