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広州で食べた⑩ - 広州で最も多く通った茶楼で大団円

早茶後、チェックアウトまでの時間はホテル横の沙面公園で過ごした。

僕らが座ったベンチの前では、おじさん四人が踢毽に興じていた。踢毽とは中国版の蹴鞠のようなもので、毽子と呼ばれる重り付きの羽を下に落とさぬよう蹴り合う遊びだ。

六十がらみのおじさんたちが、時折り遊び心のある動きも織り交ぜつつ、最小限のスペースで蹴り合いを続ける様は、熟練の美のひと言。動画は、こちらをご覧あれ。

踢毽高手們(踢毽の達人たち)

そんな達人たちを肴にして、朝ビールを決める僕。傍らの2歳我が子は喰い入るように彼らの動きを見つめ、遂に流れが途切れたときにはパチパチパチと大拍手。しかし、その拍手もクールに受け流し、おじさんたちは去っていったのだった。

平和な朝

一度も羽を落とすことなく5分は続いていたように思うが、あの人たち、何歳ごろからやってるんだろうな。こういうのを見ると、そこらの冴えないおっさんが実はカンフーの達人でしたみたいな香港映画の展開も、結構リアリティを感じる(笑)

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