児童養護施設への入所の記憶
まずは、気の向く気のまま、
私の生い立ちを振り返ってみたいと思います。
私は、小学校3年生の夏休みに、
祖父祖母に連れられ、妹と一緒に
児童養護施設に入所しました。
母子家庭だったのですが、
その頃母は、入院していると聞かされていました。
入所した前後の記憶は、
その数週間、祖父・祖母がよくわからない話合いをよくしている、そして、祖母が涙ながらに、
私達を見続けるのは、難しいというような趣旨の話をしていた気がします。
それから、今思えば、児童相談所へ向かい、
心理検査のようなもの、身体測定などを受け、
タクシーで、施設に向かいました。
祖母に、『少し夏休みの間、沢山お友だちがいる場所で過ごしてもらうね』
『また、お母さんが迎えにくるよ』と言うような趣旨の話をされたような気がします。
姉妹二人とも、状況はわかっておらず、
素直にその言葉を信じて、良い子でいようと泣きもせず、とても緊張しながら、その日から生活が始まりました。
この頃は、夏休みが終われば、
元の生活に戻るんだと素直に思っていました。
我慢すれば、元に戻ると。
ただ、私達はここから、
18歳の卒業まで、児童養護施設で生活をし、自立するまで、この生活が始まります。
もちろん、真実やここからある現実の1つひとつを考えさせられたり、過程がある訳なのですが、
今年私は、35歳になります。
未だ、この真実には、向き合えていません。
しかし、現実は受け入れられています。
(おそらく、、笑)
今、思うのは、祖父・祖母がどれだけ複雑な気持ちで居たのだろうと未だ聞けていない想像と、
あの時信じていた純粋な家族への気持ちが間違いなくあったなぁという事。
自分自身、このnoteで向き合って行きたいと思います。
きっと、大人は、必要な嘘をついて私達を不安にさせたくなかったのでしょう。
まずは、感謝です。