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Bayerisches Staatsorchester 25.03.23 コンサートの記録:ユロフスキ指揮バイエルン州立管、創立500年記念コンサート(3月25日、ミュンヘン・イザールフィルハルモニー)

3月25日、ミュンヘンのイザールフィルハルモニーでウラディミール・ユロフスキ指揮バイエルン州立管のコンサートを聴きました。

同オーケストラはバイエルン州立オペラのオーケストラです。
オペラのオーケストラ・ピットで演奏することが多いのですが、シンフォニー・コンサートも行います。
コンサートも、通常は本拠地のナツィオナールテアターで行うのですが、今回は初めてイザールフィルハルモニーで演奏しました。

イザールフィルハルモニーはガスタイクが改修中のため代替ホールです。しかしその音響は素晴らしく、高い評価を得ています。
バックステージやフォワイエは狭く、工場のようですが、ホール内は素晴らしい。


2階部分の廊下です。


プログラム。

FOTO:©️Kishi


以下は同オペラから提供された写真です。©️Wilfried Hösl


ユロフスキは同オペラの音楽総監督。

ベルク《ヴァイオリン協奏曲》を弾く、ルノー・カプソン。


ブルックナー《交響曲第4番》。オーケストラの配置に注目してください。
ベルクの時とは違います。
第一ヴァイオリンと第二ヴァイオリンは対抗配置。

ユロフスキ、オペラ指揮の時はピットの中なので全身は見えません。
今回は当然、全身が見えます。
下半身がまったくぶれない。
長身なので最小限の動きでも大きな効果を生み音楽の表情がガラッと変わります。

ミュンヘンには3つの世界トップクラスのオーケストラがあります。
3つのオーケストラとも、近年・近未来に首席指揮者、音楽総監督が交代しました。

★バイエルン州立オペラ音楽総監督:ウラディミール・ユロフスキ(21年秋か  ら)、50歳。
★バイエルン放送響:サー・サイモン・ラトル(23年秋から)、68歳。
★ミュンヘン・フィル:ラハフ・シャニ(26年秋から)、34歳。

世代とタイプの違う3人の指揮者が出揃い、ミュンヘンは世界有数の文化都市としてますます魅力的になっています。


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代表:来住 千保美(Chihomi Kishi)
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