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【アナザースカイ】今年の誕生日はイタリア森の中の【変態!スケスケビニールドーム】と10年ぶりのウディネ

【前回まで】
初夏にはヨーロッパに入っていたのに、あちこち回ってるうちに砂漠にたどり着いたり日本に帰るチケットを捨ててしまったり色々あって10月24日の
誕生日も帰国できないまま迎えることになった柴田。
モンテネグロでギリギリの夏みたいな日を満喫して美しいビーチで泳いできた帰り、バスのトラブルにあって2回もチケットを買うハメになったが、なんとかイタリア行きのバスには間に合う時間にザグレブに戻れた。イタリアへのショートトリップはイタリアに住む旧友が34歳になる柴田のお祝いということで招待してくれたのだった。

一人旅を続けている日々で久しぶりに自分でなんにも考えない任せっきりの旅。わくわく


こんにちは!

クレヨンしんちゃんの映画のタイトルみたいなタイトルをつけてしまいました私ですが無事に朝っぱらからバスに乗り到着しました
トリエステ!

どんより

残念ながら到着時点ではまだ天気が微妙だったけど予報ではがっつり雨だったので、ついたときに雨が降ってなかっただけでもありがたい!

椋鳥の量これ…!!💩するなよ、するなよ…!

このあいだ行ったばかりのベネチアの広場にも似たような感じ、距離的にも近いですもの。

この港町はクロアチアのザグレブから行くにはとっても近くて、またもスロベニアを通過しても3時間くらいバスに乗っていれば着いてしまう。速い運転の人の車なら2時間ちょいで行けるイタリア。

イタリアつきました、ということで迎えにきてくれていた友達とさっそく通りがかりのテラスでピザとワインを飲むところからスタート。

ピスタチオ
揚げピザ

さすが、バスに乗る前にパン屋で買ってかじっていたピザとは違います。一枚ぺろっといける。車で2時間半でなんでこうもコロっとイタリアの味になるんでしょうね。
そして飲食店を始める友達が前の店で一緒に働いたことある人がたまたまそのピザ屋で働いていてオーっとなって一杯サービスしてくれる。
食後にはレモンチェロやメロンチェロの小さいボトルがバケツに出てきてそれは好きに飲んでいいらしい。飲めたら全部飲みきってもかまわないんだって。飲みきった。笑

レモンチェロもメロンチェロもイタリアでよくでるあま〜いトローっとしたお酒で、スイーツあまり食べない私としては十分それでデザートがわりになっちゃう。ティラミスとかデザートも美味しいから悩ましいけどこの酒でしめちゃったらもう他に甘いもんなんぞ、わしゃいらん。
ここではピスタチオのまであって、それは強かった。味が。



「噛むの?ねえ噛むの?」
「まじむり!こわい!急にこないでね、ほんとに」
「ねえやめてって!!!」


可愛い街並みをぷらぷら散策したり、広場でへんな獅子舞みたいな芸人と戯れて本気でビビってる数時間後に34才になる人。

そしてそのあと早速その日泊まるウディネに向かった。ウディネに入っていくともう懐かしいところが観れるよ、、、と車を停めてくれたのは映画も上映できる大きな劇場。
わぁ、10年ぶりのこの姿…

少しも覚えてない!\(^o^)/

ちょっとくらい懐かしく込み上げてくるかと思ったけどなんの見覚えもなかった(笑) 
あの時代にもどうせイタリアワインに毎日酔っ払ってたんだろうと想像できる。記憶のために酒を控えるべきかもしれない。

ところでなんでここが思い出の場所かというと、

私が10年ほど前に出演した映画「恋の渦」についてはこのあいだスロベニアからザグレブに車で送ってくれたサイくんの話をしたときにも書いたけどそのメンバーで呼んでもらった映画祭の1つがここ
ウディネだった。

皆でちょこちょこインタビューに答えたりイベントに出たりしつつワインも楽しんでカラオケナイトにも連れてってもらったり食事会もしてもらえたり町のツアーをしてもらえたり、
優遇も良けりゃフレンドリーなとても素敵な映画祭だった。あんな大きくて立派な映画祭があんなにワケのわからないチャラチャラしたメンバーを招待したのは後にも先にも私達くらいなんじゃなかろうか。

イタリアを前回ぐるっとまわったときもウディネには入っていなかったからほんとに10年弱ぶりの町。

さっきの劇場では皆で舞台挨拶させてもらって、外観は忘れていたけどその大きさとお客さんの多さに感動したのは覚えてる。

そのときに客席を撮っていたブレブレの写真は出てきた。豪華でぎゅうぎゅうなシアターであることはわかるでしょう。この人数が映画中にも笑ったりブーイングしたりたっぷりリアクションしてくれるんだからそりゃ面白い。
イタリア語字幕だとこの映画どこでウケるんだろう?と興味深かった。
女性がひどい扱いを受けるところで「ありえない」とたまっていたストレスが、女性が反撃するシーンでハジけて歓声が上がっていたんだよなぁ。


そしてブッフェを皆でごちそうになったレストラン。

イタリアのビネガーとオリーブオイルで食べるサラダが好きで、ここで食べたサラダもフレッシュでさすがイタリアだわ〜と思ったり、ワインがやっぱり美味しい〜と思っていたところ!
シアターの外観は少しも覚えていなかったくせにこのレストランはちゃっかり覚えていた。座っていた場所まで記憶にある。

可愛らしい街並みもなんとなくイメージは繋がる。
うっすら、うっすら。。

平和で、のどかで、とっても良いな。
イタリアなのにこのへんは治安も良いみたい。

お城の方にあがるとウディネの景色が見えるからそこも映画祭の時のツアーで連れて行ってもらったんだけど、誕生日の記念ということで10年前にいた場所と同じようなとこで写真撮っておいた。

恋の渦のチームと、福福荘の福ちゃんで来ていた大島さんと皆でこのお城のツアーに連れてきてもらったビフォー。
同じ場所で一人で景色見るとなんか悲壮感のアフター。
ユウコ役のユウミさんが赤い着物で歩いていたのがかっこよくて今でも鮮明に思い出せる。同じ場所をちんたら歩いてる柴田
絶対にかの日も二日酔いでツアー連れてきてもらったんだろうなってゆう見るからにぐだぐだの私と奥に見切れてるのはきっと最後のシーンに出てくる「男」松下さんでしょう。
そしてスケスケ着てなかったからビッチ感どうやって揃えよう?とりあえず肩だしとく?と服ずり下げて撮った、タイトル「大砲とビッチ」

このときヤリマン役だったから随分いろんな場面でビッチキャラをやらせてもらった。無駄にチュッパチャプスくわえたり、無駄にハレンチな服着たり、とても楽しくビッチをネタにさせてもらってきて本物のビッチに申し訳ないくらい。笑

今でも水着は毎度定置網みたいなの着てるし、誕生日にピチピチの全身タイツを着させられることも多いし、いやもうそれはビッチを履き違えてるんだけど

そんな私に誕生日当日に用意されていたのは予想もしていなかったまさかの
スケスケホテル!!!

到着したときはETのラストシーンかと思ったよ。

なにこれ、たのし。

シャンパンやおつまみまで用意済み

ハートの風船にハートのベッド、ロマンチック…

いやいや。だから、友達がロマンチックに連れてくんなや。
ハートとかいいのよ。薔薇の花びら散らすとかいいのよ。

ほんと、スロベニアのときといい、かぶせてくるわ。

彼氏がいない誕生日に友達がロマンチック演出してくるのはイジられすぎ。どこまでも追い込んでくる。最高🤤😂 

普通に素敵で癒されるし面白いし私のイメージが「変態✖️自然」ということらしく感謝しかありません。

着いた瞬間から「なんなのここ!ねえ!変態!!いやロマンチック!彼氏が連れてこいや!」
ってツッコミどころだらけの演出とっても楽しめたし、
森の中なのにこのビニールテントの中、暖房器具ばっちりでめちゃくちゃ暖かいの。 

しかも、最初の入口をあけたまま、途中の入口をあけちゃうと空気抜けるんだって(笑)危険😂

ここで酔いすぎてうっかりそれしたら翌朝34歳になりたての私の真空パックができあがる。

ちょっと室内の乾燥が気になったけど。静かに寝そべって空を見ていると本当不思議なかんじで、木々が見えるのに暖かいし守られていて平和なの。耳元で虫がブンブンいうこともないし。

いつもはこんな自然の中で寝る時は常に野生動物やなんか毒虫がいないか気になるし顔がキンキンに冷えるのに。
すぐそこに実際に森があるのに、アパートの中みたいだとこれがスクリーンの偽物のようにも思えてくるし、感覚と景色が一致しない。実に不思議。

でも風の音も、遠くの虫の音も聞こえるの。肌で触れるような感覚だけ消されながら視覚や聴覚では360°森を感じる面白いホテル!
ここはウディネから車でまた少し移動したミラノのほうだった。

起きると青空が丸見え。

これも用意されていたリンゴを食べながら朝の森景色と鳥の声も楽しんだ。

朝から残りのシャンパンお片付け❤️



とっても気持ち良い朝です。

少し歩いて朝食の場所に行くと2匹の白い犬がブリンブリンにしっぽを振ってお出迎え。

入りたいけど中には入らないの…おりこうさん🥺

他に誰もいなくてまったり朝食を楽しんで

本当はここからまた用意してくれていたらしいのが露天で入るジャグジー!だったんだけど、ホテル側がなにかを忘れていたらしくジャグジーは無しに。

また「エロく光るジャグジーなんなの!変態!」がやりたかっただけらしいからもうスケスケホテルで十分そのくだり満足してるので大丈夫です。これからジャグジー入るのもむしろめんどくさいし良かった。
それを考えて予約してくれてただけで嬉しい!

そこからミラノで韓国料理といいながら中国人がやってるエセ韓国料理を食べて(やはり全然違ったけど豚バラ焼き肉食べれたからヨシ)、
スケスケホテルのオーナーが教えてくれた近くの湖までドライブしてみる。

そしたらここがまたすごく可愛い小さな町で湖の中にある小島にも渡れるし少し散策するのにとても良い場所だった。


かわいい町でしょ、いろいろ写真を撮りたくなる。時期のせいもあると思うけどほぼ観光客がいなくて静かでのんびりしていたのもよかった。古い屋根のえんとつからあがる煙がアニメみたいでいろんな物語が浮かぶ。

そこでのんびりして日向ぼっこしたあと日本のイベントが始まる街に移動した。

何のイベントだったか今は名前忘れたからあとで思い出したら追記するかも。

そこまで誕生日トリップを全てプランして連れ回してくれた友達は翌日からそのイベントでがっつり働くらしく、イベントの数日間は毎度皆ハイになったり泣いたりするほど凄まじくハードらしい。
ほぼ眠れずに何日もぶっ通すこともあるらしく、私はそんなの一生やりたくないと思った。笑

けどイベント自体は楽しそうだからゆるーく参加したいなぁ、いつか。
その町に到着して、そこでイベントをやる一味に私もちゃっかり混ぜてもらってディナー。
そこだと場所的にもうトスカーナワイン!

トリッパや肺、肝臓やらホルモン料理が有名で美味しい赤ワインと共にそりゃあ幸せでした。
肺、ふわふわなんだよね。肺料理って珍しいなと思ったけど、そういや大阪の鶴橋で生のやつ食べるよねと思い出した。そっちもふわっふわだけど皆さん食べたことあります?
鶴橋は韓国のお店だらけだからね。銀のボウルにありとあらゆる生肉がくる。

ウディネでは友達のお父さんにもワインを飲ませてもらったり、手作りのめちゃくちゃ美味しいラザニアを食べさせてもらったりもしたんだけど
やっぱりイタリアは「食」ってイメージになる。
皆食へのこだわりが強いから日本のパスタの話するとのけぞられるけど。
食べるのも料理も好きだから楽しい☺️

イベントが始まる友達と解散してミラノの空港からザグレブに戻りましたとさ。
本当に素敵な誕生日トリップに大感謝でした。


帰ったら、ザグレブのおうちでリキもブラチ島から来てくれていて
お花も飾ってあったしリゾットとアンチョビのスープ作ってくれた…

誕生日って老けるの差し引いてもめっちゃイイなぁ。あまやかされたわ。

一人で旅に出て一人でまわっていたはずなのにこんなにあったかい日々に会えるとは。

ご褒美時間。


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