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母が保護者会でじんわり恥ずかしくなった話【ヤマシタのおたより#12】

あれは私が小学生だった春。
学年の保護者会から帰ってきた母が、

「んもう、お母さん恥ずかしかったわ!!」
と言ってきました。

なんで???と聞く私に母は、こう語り始めました。

ーーー
ー--
今日、保護者会やってん。学年の。
で、スポーツ保険の話になってね。

ほら、あの学校でケガしたときに治療費出るやつな。

そしたら担当の先生が、こんなこと言わはってん。


「みなさん、必要ないって思われる方も多いんです。
でもね、私は入ったほうがいいと思っています。」

「この学校でも、うんていから落ちただけで、骨折したお子さん、いるんですよ。(ざわつく保護者たち)」

「その場でボールのドリブル、”あんたがさどこさ♪”みたいなやつをしただけで指の骨にヒビが入ったお子さん(ざわつく保護者たち)、跳び箱で突き指をして2か所折れたお子さんもいるんですよ。(ざわつく保護者たち)」


…お母さん、「ああ全部ちい(私)のことや」と思ってん。

そしたらな、となりの山中さん(仮名)に
「ちいちゃんのことやねっっ★!」
って耳打ちもされてん。

んもう、めっちゃ恥ずかしかったわ!!!!!!

ちいって分からんようにしてくれてはる、先生の気遣いがまた恥ずかしさを増したわ!!!!!!!

ちい、中学校では、骨折らんといてな!!!!!!!!!

ー--
ーーー

ごめん、お母さん。

としか言葉が出てきませんでした。

骨が弱すぎて(あと運動神経が壊滅的過ぎて)、小学生のときは年に1回そこそこ大きな骨のけがをしていた私。

スポーツ保険に、誰よりもお世話になった6年間でした。

※この保護者会の半年後には、肩車から落ちて骨折しました。

ただ、あれ以降は骨にはケガをしていません。

ええ、骨「には」。

よくテレビ番組でタレントがケガをすると、制作側の安全管理体制が問われますが、もしも将来私がケガをした際には、制作さんを責めないでほしいと思います。

自分でも予期せぬタイミングで、予期せぬレベルのケガをするくらい、運動神経が壊滅的なんです。

責任があるとすれば、そんな私に仕事を振ったマネージャー&OKを出した私にあるでしょう。

身体が資本の仕事。
気を付けたいものです。

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