【プリンス】 驚くべき10曲で、表現者としての幅を見せつける。
マニアックなロック・ソウル・ファンク学会においては、次のような公式が成り立つことが証明されている。
ジェームス・ブラウン
+ ジミ・ヘンドリックス
+ スライ・ストーン
+ スティービー・ワンダー
= プリンス > マイケル・ジャクソン
すみません、実は私が勝手に思ってるだけなんですけど…。
詳しくは説明いたしませんが、とにかくそれほど幅広い才能をもったミュージシャンであることは確か。プリンスの音楽世界がどのような要素で構成されているのか、以下の10曲に因数分解してみました。
※再生ボタンを押すと、各曲1分30秒だけ、このページで試し聴きができます。(1曲目だけ30秒です)
1. For You
記念すべきデビューアルバムの記念すべき1曲目。プリンスといえばファルセット。
2. 17 Days
ピアノ弾き語り。正式なレコーディングではない音の質感が、かえって生々しい。
3. Musicology
「Sign of the Times」と双璧をなすミニマムファンクの傑作。音を重ねない、無音という音の厚み。
4. Do Me, Baby
18禁にするべき(?)、ロック史上最もエロいバラード。収録アルバムの邦題は「戦慄の貴公子」。
5. Guitar
エレクトリックギターの使い手として。名曲「Purple Rain」終盤で聞けるギターソロも捨て難いが、今回はこのタイトルに惹かれて。
6. Rainbow Children
4ビートのジャズ風アプローチ。マイルス・デイビスがロックへ接近したのと逆パターンか。
7. I Feel for You
アコギ弾き語り。ぜひ東京ギタージャンボリーに出てほしかった(両国国技館でプリンス?!)。シャカ・カーンがヒットさせたカバーバージョンで有名。
8. Come
どす黒い沼に徐々に引きずり込まれていくダークファンクの極致。抜けられない、助けて〜。
9. The Ballad of Dorothy Parker
エレピが奏でる揺らぎの不協和音さえも美しい。気だるく、繊細で、中毒性もある。ジョニ・ミッチェルへの敬愛。
10. Get on the Boat
ラテンフレーバーを効かせたノリノリのダンスナンバー。ライブで演奏されたら、この曲だけで一晩中踊っていられる、と思う。
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