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【化粧品CMソング】 春のキャンペーン開催中!! 名曲10選

70年代後半から80年代を中心に、
TVで流れていた「化粧品・春のキャンペーンソング」をセレクト。

さらに、その延長線上にあると思われる「春気分のポップス」もプラスしました。

※再生ボタンを押すと、各曲1分30秒だけ、このページで試し聴きができます。


1. 春の予感‐I've been mellow‐(南沙織)
アルバム27曲目(78年、資生堂)。
作詞・作曲、尾崎亜美。少しぼんやりとした気だるい雰囲気が、まさに春の予感。71年デビューの南沙織は日本におけるアイドル歌手の第一号とされる。それにしても、この可憐で伸びやかな歌唱力はすばらしい。3月の半ば頃になると毎年聴いている。


2. マイ・ピュア・レディ(尾崎亜美)
アルバム5曲目(77年、資生堂)。
CMに出演したのは若き日の小林麻美(タイトル画像)。化粧品のキャンペーン = ニューミュージックのCMソング、というマーケティング手法はその前年あたりから始まったはずだが、この名曲がその流れを決定づけたように思う。


3. 不思議なピーチパイ(竹内まりや)
アルバム10曲目(80年、資生堂)。
78年、伊勢丹のCMソング「戻っておいで・私の時間」でデビューした竹内まりや。この「不思議なピーチパイ」でブレイクした。春の甘い気分を表現したドリーミーなアレンジに、まりやのスウィングするボーカルが心地よい。


4. 唇よ、熱く君を語れ(渡辺真知子)
アルバム2曲目(80年、カネボウ)。
聴いていると、歌詞にはない「希望」というキーワードが浮かび、自然と勇気が湧いてくる。カネボウは2024年1月のブランドCMにおいても、この曲を使用している(少年少女合唱団による別バージョン)。会社の貴重な“資産”と位置づけているのだろう。


5. 君は薔薇より美しい(布施明)
アルバム7曲目(79年、カネボウ)。
作・編曲、ミッキー吉野。ミッキーは、当時「ガンダーラ」「モンキー・マジック」という曲がヒットしていたバンド、「ゴダイゴ」のリーダーでもあった。さあ、ボーカリスト布施明のテクニックとパワーを十分にご堪能あれ。


6. う、ふ、ふ、ふ、(EPO)
アルバム6曲目(83年、資生堂)。
EPOの声や歌唱法には、どうやらビタミン成分が含まれているようだ。この曲のポップなハジけ方も相まって、聴く人をウキウキと元気にさせる。「一つや二つの過ちだったら、プロフィールになる」というポジティブな歌詞もGOODだね!!


7. Rock'n Rouge(松田聖子)
アルバム8曲目(84年、カネボウ)
作詞、松本隆。カネボウ側から「pure pure lips」というフレーズをサビに含むという制約を課されていたため、作詞は難航したという。わかるなあ、その苦労。ここに紹介したすべての曲が、広告制作現場のハードルを乗り越えてきたのだと思うと感慨もひとしお。


8. 吐息でネット(南野陽子)
アルバム16曲目(88年、カネボウ)。
80年代後半になると、CMソングにもかなりその時代の機材の音が顕著になる。たとえば、この曲のリズムマシンとかシンセとか。77年「マイ・ピュア・レディ」のアコースティックな感じとは対照的だ。ちなみに「吐息でネット」とは、 “吐息の水分が唇にネット状のベールをつくる→落ちにくい” という口紅の商品機能のこと。


9. Gift〜あなたはマドンナ(土岐麻子)
アルバム1曲目(2010年、資生堂)。
作曲、EPO。かつてのヒット曲「う、ふ、ふ、ふ、」を意識して制作したという。土岐麻子は2000年代以降の“シティポップ”を牽引しているシンガーだと思う。ジャズサックス奏者、土岐英史を父にもつ影響で、ジャズも歌いこなす実力派。


10. ベイビィ・ポータブル・ロック(ピチカート・ファイヴ)
アルバム18曲目(96年)。
この曲は化粧品のCMソングではないのだが、なんとなくその雰囲気を持っている。ピチカート・ファイヴの魅力は、そんな各時代の雰囲気を現代流に再現してしまうところ。ちなみに93年の「スウィート・ソウル・レヴュー」は正真正銘、カネボウのCMソングです。



この10曲に、さらに5曲をプラスした完全版のプレイリストです。
それでは、15曲続けてお聴きください。どうぞ。


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