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クリスマスプレゼントは決まりました?

こんにちわ。

車いす旅技の中塚智恵です。


あと1週間でクリスマスですね。


皆さんは2019年、何を成し遂げてきましたか?


そんな振り返りの季節となりました。

私にも、2019年に成し遂げたかったことがありました。

それは、車いす旅技冊子をスタートさせることでした。


始まりは2018年

1. オーストラリア流「車いす旅行は介護旅行じゃないよ」

年月を遡り〜〜〜

オーストラリアで、理想的な車いす旅行に出会ったのが2018年。

夢中で働いていました。少しでも吸収しようと。

そこはカオス。

オーストラリア各地の知的障がいも、車いすユーザーも、サポートするスタッフも一台の大型バスと飛行機に乗り込んで、旅をします。

オーストラリア国内だけではなく、日本の横浜やディズニーにも行きました。

ここでスタッフに求められるのは、「いかに一緒に旅を楽しめるか!!」
オーストラリア流のカスタマーサービスです。
お客とスタッフがとても近い存在。

スタッフは、お客さんのサポートをするだけが役割ではありません。

なぜなら、彼らは、旅を楽しむために参加しているから。

驚くべきことに、これはこの会社のみならず、オーストラリア全土で目指している考え方です。


2. 車いすや障がいを身近にすることはできないか?

「障がい=介護が必要な人、サポートが必要」という先入観を払拭するオーストラリアの福祉に対する考え方と取り組み。少しでも広げるため、イベントを開催しました。コミュニティーリーダーとなって、 Ability Links NSWや、福祉事業所に共同開催を働きかけ、内容をまとめていきました。

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3. 車いすに馴染みがない人も車いすを楽しむことはできないか?

どんなことを企画すれば、

車いすに馴染みがない人も、車いすの人も、他の障がいの人も楽しむことができるのか。。。


考えた結果、


2019年1月には、Oz Day 10km車いすレースに参加する

日本選手との交流会+応援会を開催。

この中から、パラリンピックに出場する選手も。

共同開催:Ability Links NSW,  協力:Wheelchair Sports NSW 他

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日本選手とシドニー在住日本人コミュニティーが繋がって欲しいと思っていたので、もともとWheelchair Sports NSWとも連携を図っていました。

そしたら、鈴木朋樹選手が優勝したので、

優勝スピーチで、通訳をしました。

英語は完璧ではありませんが、意外にできました。やってみるものです。

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オーストラリアのテレビにも映りました。
背後は、日本コミュニティーの応援団たち。

めちゃめちゃ目立ってて、4才〜大人までが一体した彼らの応援はサイコーでした。

応援団長:Sydney Sakura Kidsのみなさん


家族と急遽車いすの旅が始まる

そんな時、家族がオーストラリアに。年末の花火大会を見るためです。

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すると、膝がもともと悪かった母。

旅で歩行量が増えて痛みが強くなるのが気になったので、

車いすの調達にトライ。

車いす旅行で培ったコーディネート法が思い浮かび、

レンタルをすればいい〜〜など、思っていましたが、


そこは、世界各地から旅行客が押し寄せる年末のシドニー。


車いすを急遽借りるのが至難の技でした。

これが、車いす旅行は難しいと言われる一つ??

せっかく楽しみにしていた旅行を諦める訳にもいきませんが、

本当に、どこも売り切れです。

店舗ではなくて、どうにかできる方法はないかな〜と。


なんとかして車いすを借りれる方法を思いつきました。

それは、オーストラリアの車いすユーザーから車いすを貸してもらうという方法です。

時には、アブノーマルも必要です。完全にサバイバル精神です。

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このきっかけが、のちに、車いす旅技冊子 TRIPPAGEを発行することになります。

車いすの旅は難しいと思っていた中塚家のストーリーはこちら

いざ必要に迫られると、とりあえずやってみる。

これが、

車いす旅行の鉄則だと判明していきます。

専門家やサービス提供者は、王道は提案できても、

アブノーマル、サバイバル、クリエイティブな方法には長けてません。


本当の旅の解決法は、車いすユーザーや障がいを持っている旅の経験者が知っています。

だからこそ、

Trippage オンラインショップ立ち上げました。

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●Trippageの理念は、
・車いすの旅行は、介護旅行じゃない
・バリアフリーではなく、楽しみフォーカス「車いすUX」の時代
・車いすでも誰でも家族旅行を楽しもう
・車いす旅行が気軽になるように
・旅冊子、作戦会議、旅イベント、旅課題解決の4本柱で走っていきます

●やるからには楽しく、面白く。皆さんと作り上げていきます
・旅好き、アクティブな車いす仲間募集してます
・携帯カバーのデザイン募集中
・TRIPPAGEのロゴのデザイン募集中
あなたの案が採用されるかも!?!?
Link先のTwitter, Facebook, InstagramでのDMや、

Email: accesscreators@gmail.com でご連絡ください。


車いす旅技冊子TRIPPAGEがイベントを開催


③ファミリーマッピング・ロードマッピング案内

詳細:https://familymapping.peatix.com/view 

あと5名であれば、参加できます。

場所:ソニーシティ大崎 (ソニーのオフィスです)

車いすの方、家族の方、専門職の方まで参加予定です。

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一緒にお出かけ・旅行を広めるパートナーさんとも出会えました
お出かけサイト ソトニー: https://www.sotonie.net/

車いすの本人の想いはもちろん、

家族の楽しさや想いも含めた

お出かけ・旅行の実現です。

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この良い流れを作るべく、全てを2019年で行ってきました。

協力してくださった方々との出会いに感謝です。


でも最後に、ドカンと、クリスマスプレゼントが欲しい

最後に、ドカーーーンと

大きなクリスマスプレゼントを打ち上げたい。


私にとって、

最大のクリスマスプレゼントは、

モンブランのケーキが食べられることと

(↑これは家族が注文してくれた)


TRIPPAGEが、

車いすユーザーの元へ届くことです。


サンタさんに手紙が届かないと、

プレゼントも送れない。。

プレゼントの持ち腐れになっちゃう。

雪道でも、雨でも、お届けします。


初めて開設した駆け出したばかり。

トライアル中のTRIPPAGEではありますが、

先日、研修に使いたいとの連絡もいただきました。

その構想も練っています。それは、2020年にお楽しみですね。


そして、

今、旅好きな方、旅に行きたいなと思っている方の力になりたい。

時間は有限。

おじいちゃん、おばあちゃんに楽しい時間をプレゼントしたい、

車いすの子供に飛び立って欲しい、

子供とおじいちゃんと過ごしたい、車いすパパママさん

そんな方の隣にいる介護やリハビリスタッフさん

車いすの旅を諦めるのは、まだ早いですよ。


年末年始に、

車いすで旅に行く人も、

家で過ごそうかなと思っていた車いす旅行初心者の家族さん、

施設や病院の外には弱いリハビリや介護スタッフ

の背中を押せる、車いす旅技冊子です。


TRIPPAGEの特徴
①車いすユーザーの視点
②家族の視点
③専門家の視点
④課題解決の視点

ルーツは、現代のオーストラリア社会


近日中の旅作戦会イベント

車いす旅技冊子 TRIPPAGE


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