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操縦する暮らし

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#大森ひよこ

ひよこ3歳、一人称・おおもり

ひよこは1歳の頃から、一人称が「おおもりひよちゃん(おもーりひよちゃん)」でした。フルネーム。保育園にもご近所にも、同じ名前の子いないのに。保育園でもご近所でも、ほかにフルネームで自分を呼ぶ子いないのに。みんなが「うずら(うずちゃん)はねー…」と話すなか、一人「おおもりひよちゃんはねー…」でやってきました。 ゴーイング・マイ・ウェイ。たまに大人に「フルネームwww」とツッコまれても、「そうですが、なにか?」てな感じで。親としても、どうせいずれ「わたし」とかに落ち着くんだろう

ひよこの夏休み

昨日、祖父の四十九日の法要がありました。それに合わせて、この3連休、わたしの両親も神戸に。我が家から徒歩5分の祖母宅に泊まっています。おじいちゃん・おばあちゃんとあそべるのは、いわゆる「盆と正月」だけなひよこにとっては、It's the たなぼた。朝起きるなり、「ちっちゃいおばあちゃん家、行くの!」とそそくさと着替え、雨の中、商店街のパン屋さんで朝ごはんを調達して、道場破りの「たのもー!」ならぬ、「おはよー!」。静寂破り。昨日も今朝も。 もともとは、母を「おばあちゃん」、祖

耳で聴くこと、体を動かすこと、連想すること、繰り返すこと

6月末で、ひよこが3歳半を迎えました。軒先が斜面になってる我が家は子供用プールを持っておらず、去年一昨年の夏の水遊びは、洗濯物入れに使っているスタックストー40L(Amazon)か、わたしの足湯用のタブトラ浅型(写真)でしのいでいました。この1年で身長が10cmも伸びたから、もう今年はサイズ的に無理だろうと思っていたのだけど、先週末あまりに暑くて出してみたら、案外、楽しんでくれて。服のまま、ほとんどはみ出して浸かっているのが写真の図です。今年もこれでいけるやん。やったー。

3歳児の、ちいさな小さな肩

全国チェーンの某写真スタジオに行ってきました。会社の後輩にもらった、6月末期限の撮影料&写真1枚無料の優待券を握りしめて。過去、いわゆる記念撮影――お宮参りや七五三――はすべて、趣味でカメラをやってらっしゃる夫のお父さんにお願いしていたので、ひよこにとって、初めてのスタジオ撮影でした。 ディズニープリンセスの影響で、ドレスとティアラに憧れを抱いていたひよこ。わたしのスカートを履いて、裾を擦らないように持ち上げて「ありの~ままの~♪」と階段を駆け上がるシーンを熱演したり、西松

ひよことわたしは、別人格

昨晩、台所でお皿洗いをしていると、黙々とリビングでレゴを組み立てるひよこに、「おうちつくったの、見て見てー!」と声を掛けられまいた。壁からにょきっと顔をのぞかせてみると、そこで待ち構えていたのは、写真の作品。いや、これ、ロボットやん。というか、むしろ、土偶やん。わたしの目にはそのようにしか映らないのですが、氏曰く、あくまでも「おもーりひよちゃんの部屋はここ(土偶の両目)で、おかーさんはここ(土偶の右ワキ)で、おとーさんはここ(左ワキ)やねん」な、おうちなんだそうです。 彼女

質問すれば答えが返ってくるのが当たり前、ではない

ひよこ3歳。年少さん。もうすっかり昼間はパンツっ子な彼女が、この2週間、連日、保育園のお昼寝時におもらしをしています。寝入りばなの日あり、起きてから「ぬれちゃった☆」な日あり。その前までは週1回あるかないかだったのが、突然の「毎日」。起きてるあいだは一切漏らさないし、週末に家(や車中)でお昼寝するときも大丈夫なのに。なぜ。なぜなぜ。 さりげなく本人に聞いてみても、ニヤニヤして要領を得ません。普段ハキハキものを言う子が毎度毎度はぐらかすので、「触れてほしくないんやね」というこ

3歳児、おみこしを曳く

週末の土曜日、半袖でも汗ばむ日差しのなか、区のおまつりのパレードに参加してきました。保育園の幼児組のみんな(土曜保育+任意参加)と。子どもみこしを曳いて、「わっしょい!(ピッピッ!←笛)」と2kmの道のりを1時間かけて練り歩くものです。集合やら開会式(?)やらで、パレード開始の1時間以上前には家を出なければならなくて、「3歳児の気力、もつのか!?」と戦々恐々していたのですが、2時間超の長丁場、ひよこは、奥儀「だっこ~!」を繰り出すことなく、頑張りました。 我が家の並びの家の

ひよこ3歳、はじめての習いごと

「まずは母語(日本語)でっしゃろ」といろいろスルーしてきた我が家ですが、ひよこが英語を習いはじめることになりました。保育園の仲良しのお友だちのお母さんが英語の先生をしていらして、週1回ワンコインでレッスンしていただけるとお誘いを受けたので。すでに同じクラスの子たち数人でグループレッスンをやってたそうで、そこにひよこも混ぜてもらうカタチです。縁ですね、これも。こういうとき、とりあえず、蛙飛び込むわたしです。 先日、1回目のレッスンを受けて、「おうちでもフォニックスの練習してね

丈夫な心と、かしこい身体

「暮らしのヒント集4」の五味太郎さんのインタビューがとても良かったです。 タイトルは、「個性を伸ばし、社会を豊かに育む4つのヒント」。 1. 絵本は子供のためのものじゃない 「文学は文学本、絵は画集、料理は料理本、音楽は音楽本と、どんどん分化している」いまの時代に、絵本は「未分化」。子どもの「まだカテゴライズされていないぼんやりした心と強いパワー」の魂が、絵本に反応する。「そして、絵本好きの大人の魂も。」 2. 丈夫な心とかしこい身体を持つ 「子どもの個性を大切にす

保育園での娘のマークと、ひらがなが読めるようになること

年度が明けて、営業日で3日がたちました。夫とわたしは、仕事を取り巻く環境に何の変化もなく、平常運転です。乳児組から幼児組に切り替わったひよこの保育園生活も、部屋も先生も過ごし方も変わることに身構えていましたが、おおむね穏やかに移行できた模様。 制服類や用品類への名前つけが、「進級」どころか「入園」ばりに大量だったのが、1番のハプニングでした。まさか、大人の片手サイズの箱に、積み木が42個も入っていたとは!年度末の先月30日・31日の朝にnoteを書けなかったのは、ぺったんぺ

公園の遊具と、運を持ってるか、度を知ってるか

一昨日、保育園がお休みなひよこと出かけたのは、夙川公園でした。パーカー要らずのぽかぽか陽気のなか、どんどこどんどこ阪急電車に揺られて、夙川駅へ。せっかくなので、甲陽園線のホームで発車待ちしてる電車を、すぐ脇の踏切から見上げて、とことこ公園へ。夙川という川の河川敷沿いが公園になっていて、ちょうどこの季節は、川の両岸に植えられた桜を愛でるひとたちで大賑わいです。 わたしたちの目当ては、シーソー。ひよこによく、おもちゃでモノボケを暗に求められるのですが、このあいだ、細長いレゴを渡

先生との、さようなら

今日は、保育園が「新年度準備するので、家庭保育ヨロシク!」な日なので、有休をとっています。年度末に快く(ないかもしれないけど、嫌味ひとつなく)休ませてくれる職場に感謝しつつ、電車に乗って少し遠くの公園へ行って、しこたま遊んで、お弁当を食べて、半ば無理やり連れ帰ってきて、眠りの森に押し込んで、いまに至ります。ほっと一息。 ……という書き出しで、昨日途中まで書いたのですが、末尾に至る直前でひよこが昼寝から覚めてしまい、公開できず。時制とかちょいちょい直して、ただいまアップします

会話がするするつながる関係、に恵まれたこと

てんてんこさんのお試し企画に参加します。 「人との交わり(social)」は、幸福学で云うところの、幸せを感じるための3要素のひとつ。他者と良好な関係を築くことは、「幸せになるための必須条件」なんだそうです。 ひよこを産んで、いま住む家とこの街のことが、いっそう好きになりました。そびえる山で四季を感じ、山を起点に東西南北が明らかで、交通の便が良くて、商店街が近くて、もともと暮らしやすいと思っていたけど、人にも恵まれていたんです。 ご近所さんと、ひよこの同級生のお母さんた

子育てと、親の務め

あべ@beさんのトークを見て、そういえば、あべ@beさんのノートにこんなコメントをしたのを思い出しました。 「その場面でどう動くか」の感受性を育むという面では、自分が高校卒業とともに親元を離れたこともあって、「高校卒業まで」かなぁと思います。それ以降は、親が調える範囲にとどまらない(とどまってほしくない)ので(^^) 職場で、人事面談のたびに、上司から「後輩育成に期待している」的なことを言われます。いやいや、後輩いうても、もうみんな(新卒で入って)30代になってるし、わた