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質問すれば答えが返ってくるのが当たり前、ではない

ひよこ3歳。年少さん。もうすっかり昼間はパンツっ子な彼女が、この2週間、連日、保育園のお昼寝時におもらしをしています。寝入りばなの日あり、起きてから「ぬれちゃった☆」な日あり。その前までは週1回あるかないかだったのが、突然の「毎日」。起きてるあいだは一切漏らさないし、週末に家(や車中)でお昼寝するときも大丈夫なのに。なぜ。なぜなぜ。

さりげなく本人に聞いてみても、ニヤニヤして要領を得ません。普段ハキハキものを言う子が毎度毎度はぐらかすので、「触れてほしくないんやね」ということはわかります。お友だちと仲良く遊んで、先生にも思いのまま甘えて、機嫌よく過ごしてるように見えるけど、なんしかモヤモヤした気持ちをかかえているのかもしれません。それを表現することばを持たずに。おかーさん、エスパーじゃないからわからんわ。先生だって、そう。

わたしは、「賭博黙示録カイジ」を原作では読んだことがなくて、地上波で放送されてた映画を1度見たきりなのだけど、忘れられない台詞があります。

甘えを捨てろ!
お前らの甘え、その最たるは
今、口々にがなりたてたその質問だ。
質問すれば答えが返ってくるのが当たり前か?

借金をチャラにするためにギャンブル船に乗り込んだカイジ(藤原竜也)たちが、ギャンブル船のホストである利根川(香川照之)に、「ちゃんと説明しろ!俺達には知る権利がある!」とその船のルールを詰め寄ったときの、壇上の利根川が発した回答。ひよこに「なんで!?」と思わず問いたくなるとき、いつもこの利根川の台詞がひゅいっと意識に浮上します。

調べる。観察する。「もしや…」を拾う。仮定する。やってみる。そして、時機を待つ。とくに子育てなんかは、観察と時機だらけ。

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