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【選挙ウォッチャー】 宇都宮市議選2019・分析レポート。
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【選挙ウォッチャー】 宇都宮市議選2019・分析レポート。

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本来であれば、わざわざ宇都宮市議選を取材する必要はありませんでした。ところが、東京からわざわざ新幹線に乗って宇都宮まで行くことになったのは、絶対に当選させてはならない「NHKから国民を守る党」の男が立候補してきたからです。遠藤信一という男は「NHKから国民を守る党」の古参メンバーであり、ネット上ではまったくモラルのない行動をしてきた人物です。そんな人間が議員に立候補し、当選する可能性がある。宇都宮市の皆さんの良識が大いに試される選挙だったと言えます。

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宇都宮市の定数は45となっており、ここに57人が立候補しているため、12人が落選する選挙となっています。たった12人しか落選しないにもかかわらず、栃木県の中ではこれでも「激戦」と表現されており、幸福実現党やNHKから国民を守る党などの「カルト政党」がその議席を狙っているという意味で、栃木県の県都たる宇都宮市の議会がカルトに荒らされるようになってしまうのかどうかが問われていました。


■ 宇都宮市の冷え込む経済

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宇都宮市の経済はかなり冷え込んでいることが推測されます。というのも、JR宇都宮駅と東武宇都宮駅を結ぶメインストリートの一角にあった「パルコ」が閉店してしまったからです。経済的な疲弊の激しい北九州市でも小倉駅前の駅ビルが閉店するレベルにまで落ちていますが、「パルコ」の閉店は宇都宮市が衰退していることを示すものです。もちろん、郊外に大型ショッピングセンターができていることも閉店に追い込まれた理由の一つだと思いますが、なぜ「パルコ」が成り立たないかと言うと、「パルコ」は若者をターゲットにしたファッションブランドなどが入居するビルで、若者たちがお金を持てなくなった結果、ファッションにこだわりがなくなっていってしまったからだと推測されます。最近の女の子たちが持っているバッグを見てみても、シャネルやルイ・ヴィトンといったブランドのバッグを持っている人は少なく、サマンサタバサでさえ持てない状況に陥っています。日本でブランディングするより、中国でブランディングした方が圧倒的に儲かる世界に突入している。いくら栃木県の県庁所在地だと言っても、宇都宮でミドルリッチなファッションアイテムを買う層がいなくなってしまったのです。

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こうした地方経済の冷え込みは、宇都宮市に限った話ではありませんが、買い物する場所がないところに買い物に来る人はいないという負のループに突入し、これからますます宇都宮の経済は疲弊していくことになるでしょう。観光客をターゲットにしている餃子屋さんが潰れるリスクは低いものの、宇都宮市民をターゲットにしているビジネスモデルは苦しくなり、もっと人がいる場所に活路を見出すことになりそうです。地方議員の仕事は、こうした人口流出や地元経済の疲弊に対し、どのような対策を施すかということであり、有能な市長や議員がいれば、一発で解消するような話だったりします。実際、静岡市などでは子育て環境などが守られた結果、経済的に悪くありません。しかし、宇都宮市民の方々はどんな人を議員にしているのか。それは「NHK問題は何もやらない」と公言しているNHKから国民を守る党の反社会的カルト議員です。地方議員になって何ができるんだというニッチな分野以外には何もしないので、当然、「県庁所在地の経済問題」という栃木県にとっても非常に重要な問題には何もしません。隣接する鹿沼市には選挙中に疲れたからと言って、バスのベンチで居眠りをこくようなニートまで立候補させる始末です。たかだか1週間の選挙期間を頑張れず、バスのベンチで居眠りをこくような奴が、議員になって頑張れるはずがありません。少子高齢化で地元経済は悪くなるばかりだと嘆きながら、ろくすっぽ仕事をしない「NHKから国民を守る党」の反社会的カルト議員を生み出しているのですから、経済が良くなるはずなんてありゃしません。それは有権者が選んでいる道だと言っても過言ではありません。会社だってそうですが、バカがトップに立てば滅びるのです。「パルコ」の閉店はそれを象徴しているに過ぎません。


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選挙ウォッチャーとして日本中の選挙を追いかけ、取材しています。選挙ごとに「どんな選挙だったのか」を振り返るとともに、そこで得た選挙戦略のノウハウなどを公開中です。立候補する方、当選させたい議員がいる方は、すべてのレポートが必見です。