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【選挙ウォッチャー】 豊島区議選2019・分析レポート。

豊島区議選は、絶対に議員にしてはいけない人間を議員にしてしまった悲惨な選挙です。豊島区は「池袋」がある街なのですが、NHKから国民を守る党から立候補した「しきしま会」の沓沢亮治さんが当選を果たし、すぐさま離党したかと思ったら、すぐさまYouTubeを使ってヘイトを繰り返す始末です。とんだヘイト野郎を議員にしているわけですが、こんな議員を生み出してしまったのは有権者であり、立花孝志代表です。候補者の素性をろくに調べもせず、ただNHK問題というワンイシューだけで投票してしまった。これがどれだけ罪深い話なのかをもっと思い知るべきです。

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今年の豊島区議選は定数36に対して51人が立候補したため、この中から15人が落選することになります。他の地域と違うのは、小池百合子都知事の地盤であることから「都民ファーストの会」の候補者がたくさん立候補していること。しかも、7人が立候補して6人が当選する強さを発揮しています。ここでは「都民ファーストの会」に逆風は吹いていないのです。


■ 都民ファーストの会は強い

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まるで宝塚の女優さんのような名前の星京子さんは、もともと自民党の議員でした。池袋東口あたりを歩くと、いろんな所で星京子さんの看板を目にするもので、いつも「どんな人なんだろう?」と思っていたのですが、初めてしっかり顔を認識しました。ご存知の通り、豊島区は小池百合子都知事のお膝元であり、2005年、2012年、2014年と小池百合子さんが小選挙区で当選を果たしていて、2016年には小池百合子さんが東京都知事選に立候補するにあたり、衆院補選が行われたのですが、当時、小池百合子さんの右腕だった若狭勝さんが勝っています。

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オリンピックイヤーである2020年は、東京都知事選が行われ、おそらく小池百合子さんが再び立候補してくると思います。野党側が誰を擁立するのかは分かりませんが、これまでの選挙を見ても都民ファーストの会の勝率は高く、希望の党の時には逆風が吹きましたが、都民ファーストの会にはそこまで強い逆風はなく、むしろ、穏やかな追い風になっているぐらいではないかと思います。豊島区の選挙の結果を見ても、小池百合子さんの底力を感じずにはいられません。元谷百合奈さんは、これまでにパラオ共和国の親善大使、豊島区観光大使などのキャリアを経て、このたび、都民ファーストの会から立候補しました。もともと曽祖父が豊島区議だったそうですが、27歳の若さで安定得票数を獲得。「美人×都民ファースト」の組み合わせは、なかなか強いと思います。


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