見出し画像

【選挙ウォッチャー】 川越市議選2019・分析レポート。

今年は1月24日に川越市長選が行われる見込みで、これがまたかなり白熱した展開になりそうなので、今のうちに2019年の統一地方選で行われた川越市議選についても振り返っておきたいと思います。実は、川越市にはNHKから国民を守る党の候補者が出ていたので、しっかり取材をしていたのですが、今日の今日まで出すタイミングを逃しておりました。冒頭から申し上げておこうと思いますが、川越市では無事、NHKから国民を守る党の候補者が落選しています。リテラシーのしっかりとした街です。

画像1

川越市は人口が多く、僕が住んでいる千葉県柏市と規模がそれほど変わりません。選挙も定数36に対して48人が立候補したので、2019年8月の柏市議選とまったく同じ数になりました。唯一、川越市議選は統一地方選のスケジュールだったため、NHKから国民を守る党が全国的な話題になる前の選挙だったということ。柏市議選と同じタイミングで行われていたら、ひょっとして当選していたかもしれないのですが、川越市はバカが議員になることもなく、ひとまず守られたと言えます。


■ 都心ほどN国に蝕まれる傾向がある

画像2

福中輝信は、うだつの上がらない38歳のオジサンです。なんと、市議会議員になって年収1000万円以上のウマウマした生活を夢見て立候補したというよりは、どっぷりとしたN国信者がゆえに、尊師・立花孝志のお力になりたくて立候補してしまったタイプのオジサンです。痛々しいことに、今もNHKから国民を守る党を応援しており、Twitterでは僕のことをブロックしながら、日々、NHKから国民を守る党の党員たちの活動をツイートしているので、かなり痛々しいです。しかも、女弁護士マシロについても積極的にリツイートしていることから、尊師と一緒に「憎きちだいをぶっ壊せ!」というスタンスのN国信者なので、尊師が牢獄に入っても最後まで残るタイプのオジサンだと言っていいと思います。なので、川越市ではギリギリで落選に導くことができ、とりあえず4年間は安泰だったのですが、その後、2023年の統一地方選には再び立候補してくるかもしれないので、その頃にはNHKから国民を守る党には勝てる力が微塵も残っていないとはいえ、どんなステルス作戦で来るかも分からないということで、この名前はしばらく覚えておく必要があるということになります。

画像3

実は、NHKから国民を守る党がこれだけウンコ政党であることが世間に知れ渡っても、N国信者というのはまだ尊師・立花孝志のことを信じているので、1月31日の戸田市議選には黒瀬信明、2月7日には前橋市議選に前田みか子が立候補してきます。NHKから国民を守る党の選挙戦略は、とにかくドブ板選挙をすることであり、福永輝信は3ヶ月前から政治活動として駅前に立ち続けたといい、黒瀬信明は半年以上前から、前田みか子に至っては補欠選挙に立候補して名前を覚えてもらう作戦を展開するなど、1年以上かけてドブ板選挙を続けているのです。彼らは「議員になりたい」という気持ち以前に、NHKから国民を守る党の役に立ちたいという気持ちが強く、まさに「信者」です。また、物の善悪の判断がつかないという性質がありますので、オウム真理教の信者が地下鉄でサリンを撒いてしまったように、自分たちの正義のことしか考えておらず、客観的な善悪の判断はつかない人たちです。この時点で政治家には向いていないし、そういう人間が社会に適応して生きていけるのかと言われたら、そんなことはありません。熱烈なN国信者の中でも、服部修や尾崎全紀、片岡将志が離れつつあるように、N国内部のコミュニティーの中でも「あれ?」と思うところにいる人たちは離れつつあります。今も離れていないということは、どっぷりとした洗脳の中にいると言っても過言ではありませんので、現時点でNHKから国民を守る党の活動をしている人間たちは、少数精鋭のかなり危険なタイプと見ていいのではないでしょうか。


ここから先は

5,139字 / 8画像

¥ 170

いつもサポートをいただき、ありがとうございます。サポートいただいたお金は、衆院選の取材の赤字分の補填に使わせていただきます。