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【選挙ウォッチャー】 参院選2022・兵庫県選挙区レポート。

 6月22日公示、7月10日投票で、参院選が行われました。
 兵庫県選挙区の定数は3で、ある意味、選挙の結果が決まっているような選挙区になっていましたが、それでも立憲民主党の相崎佐和子さんが公明党の伊藤孝江さんを破るジャイアントキリングがあると、かなり盛り上がったはずです。なにしろ、すぐ隣の岡山県でアホが公明党にファックし、自民党と公明党の関係にヒビが入りかねない状況だったので、ここで公明党が負けるようなことがあってはならなかったからです。

末松 信介   65 現 自民党
伊藤 孝江   53 現 公明党
片山 大介   55 現 日本維新の会
相崎 佐和子  48 新 立憲民主党
小村 潤    46 新 日本共産党
西村 しのぶ  59 新 参政党
里村 英一   61 新 幸福実現党
稲垣 秀哉   53 新 新党くにもり
木原 功仁哉  38 新 無所属
黒田 秀高   75 新 維新政党・新風
中曽 千鶴子  60 新 NHK党
速水 肇    37 新 NHK党
山崎 藍子   37 新 NHK党

 それにしても、メンツを見てもらえば分かりますが、ぶっちゃけ、投票できそうな人がほとんどいません。定数3ですが、投票してもいいと思える人が3人いないという、悲惨な選挙になっています。特に定数の数だけNHK党が出ているので、クソさが増しています。ここだけは絶対に投票してはいけないというNHK党のほか、「幸福の科学」が母体となってる幸福実現党や陰謀論集団の参政党、さらには反マスク反ワクチンのイカれた主張している非科学的な無所属の候補者など、地獄のようなメンバーです。思えば前回がどれだけマシな選挙だったのかをつくづく感じさせられます。


■ 速水肇の主張

 このたび、NHK党の主張に共感して「N-1グランプリ」に応募し、兵庫県選挙区から立候補する権利を得た速水肇は、ゲロを吐くほどの頭の悪さを発揮しています。今どきの若者によくある主張ですが、「対立が分断を生んでいる」という考え方をしています。
 例えば、原発推進と原発反対で意見が対立し、分断が起こる。これが良くないことだと考えています。しかし、火葬場の建設にしろ、安倍晋三の国葬にしろ、岸田政権の評価にしろ、どんな話にも「賛成」「反対」が存在して、それぞれに意見があります。最終的にどちらかを選択することになるわけですが、本来は「よりロジカルに理由を説明できた方が勝つ」という話だと思います。だけど、それを説明できずに強行してしまうから分断が起こるだけで、強行しなければ分断は生まれません。
 速水肇は、NHK党から立候補するぐらいなので、ゲロを吐くほど頭の悪い奴です。ゲロを吐くほど頭の悪い奴の主張は、こいつ自身は頭が悪いので原発に賛成しているのですが、「極端な意見を言うから反発を生んでしまうので、反対派にも納得してもらえるような意見を言えばいい」です。具体的には「無人島に原発を作る」とか「むしろガンガンに原発をフル稼働することで電気代を半額にする」と言えば納得してもらえるだろうという話をしていました。これを政見放送でドヤで語れるところが「NHK党」です。己がどれほど頭が悪いかをわかっていない37歳なのです。
 まず、原発にはたくさんの「保安員」が必要です。たくさんの人が常に異常がないかを点検しなければなりません。無人島に原発を作った場合、たくさんの保安員を輸送しなければなりませんし、台風やシケで船を出せない時には閉じ込められます。数百人単位で原発のために船で行ったり来たりしなければならないし、資材を運ぶのにもいちいち船なので、発電コストがとんでもなく高くなります。そして、これが一番大事なのですが、原発は太陽光発電や風力発電と比べても、最もコストの高い発電方法です。もし原発をフル稼働させると、電気代は半額になるどころか、最終的には倍になります。これだから「NHK党」に入る情弱はタチが悪いです。
 あまりに頭が悪すぎて、こいつだけでずいぶんと長くなってしまいそうなので、他の主張については割愛しますが、いちいちすべてがバカなので、顔と名前を晒して、37歳にもなってアホと情弱をこじらせてドヤ顔で政見放送に出てしまうぐらいの奴だということだけがわかります。
 そして、新たにどっぷりとしたN国信者になってしまうぐらいに情弱をこじらせているので、速水肇は来年4月の西宮市議選に立候補します。西宮市は、過去にアホのN国党員を当選させてしまった実績がありますし、野々村竜太郎議員を生み出した町なので、くれぐれもアホを当選させないように気を付けてください。


■ 山崎藍子の主張

 山崎藍子は、NHK党が候補者を擁立するために開いたイベント「Nー1グランプリ」で優勝し、賞金1000万円を獲得した女性です。薬剤師をしており、見た目も良いことから、野菜を食べて偉いギョーザエモンこと堀江貴文が「彼女なら票を取れる」として優勝を決めました。当初、優勝者には全国比例区からの立候補の権利が与えられるという話になっていたはずですが、途中で話が変わったのか、今後のことを見据えてなのか、このたび、兵庫県選挙区から立候補することになりました。
 ご覧の通り、NHK党から立候補してしまうような情弱のアホなので、政治家になって何かできる可能性はありません。そして、見過ごせないのは2025年の尼崎市議選に立候補しようとしています。おそらく2025年になる頃には「NHK党」は形もない可能性がありますが、尼崎市議選に出てくるようなことがあれば、こいつは「敵」です。こいつの名前と顔だけでも覚えておいてもらって、絶対に当選させないようにお願いします。


■ 中曽千鶴子の主張

 今回、川西市議を任期途中で辞め、売名のために立候補してきたのが、ヘイト系ネトウヨで知られる中曽千鶴子です。10月16日に行われる川西市議選に、NHK党公認で2期目を目指して立候補する計画になっており、今度という今度は絶対に落選させなければならない人物です。今年も相変わらず、「拉致被害者を救済する」などと表向きは良さそうなことを言うと思いますが、そもそもNHK党などという海外逃亡中の詐欺師を擁立してしまうような政党から立候補していること自体が茶番ですし、その海外逃亡中の詐欺師をアラブの王族と合わせるための、まさに「アテンド」をしたのは、日本赤軍の残党だったというオチです。もはや「右」「左」もあったものではないくらいにクソです。ただ税金でウマウマしながら生きていきたいだけだと言っていいでしょう。
 問題は、中曽千鶴子が当選する確率がどれくらいあるのかという話になりますが、明日のレポートで詳しくお伝えするものの、ここでも軽くは触れておきたいと思います。

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