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【選挙ウォッチャー】 参院選2022・神奈川県選挙区レポート。

 6月22日公示、7月10日投票で、参院選が行われました。
 この「神奈川県選挙区」は、定数4なのですが、昨年の横浜市長選に出馬するために松沢成文さんが辞職したため、補欠選挙も兼ねており、5位で当選した人も任期3年で当選することになります。つまり、当選する人は全部で5人います。
 いつもより少しだけチャンスが多いということで、神奈川県選挙区には22人が立候補。なかなかパチキレた候補もたくさんいて、ポンコツの宝庫になっていましたので、いつになくカロリーの高いレポートになってしまいました。

三原 じゅん子 57 現 自民党
浅尾 慶一郎  58 元 自民党
三浦 信祐   47 現 公明党
松沢 成文   64 元 日本維新の会
寺崎 雄介   50 新 立憲民主党
水野 素子   52 新 立憲民主党
浅賀 由香   42 新 日本共産党
深作 ヘスス  37 新 国民民主党
内海 洋一   63 新 社民党
萩山 あゆみ  44 新 日本第一党
壹岐 愛子   36 新 幸福実現党
針谷 大輔   57 新 維新政党・新風
グリスタン エズズ 37 新 新党くにもり
首藤 信彦   77 新 共和党
久保田 京   45 新 女性天皇と共に明るい日本を実現する会
藤沢 あゆみ  55 新 無所属
秋田 恵    40 新 無所属
藤村 晃子   48 新 参政党
重黒木 優平  34 新 NHK党
飯田 富和子  53 新 NHK党
小野塚 清仁  49 新 NHK党
橋本 博幸   39 新 NHK党

 今から候補者を一人ずつ紹介していくのですが、とりあえず、お金を取る価値のない「NHK党」に関しては、すべてを無料記事として読めるようにします。
 このレポートの見どころは、「ヘスス」「エズズ」です。両方とも取材ができていますが、「国民民主党」「新党くにもり」も、なかなか悲惨なことになっていますので、ぜひ楽しんでいただきたいと思います。


■ 重黒木優平の主張

 重黒木優平は、かなり深く洗脳されたN国信者です。もともとは堀江政経塾の関連で来たと思いますが、現在は浜田聡の公設秘書となり、充実したN国信者ライフを過ごしています。昨年の衆院選では宮崎3区から立候補しており、西野亮廣エンタメ研究所などにも携わってきたとみられます。2020年7月にはNHK党の会合に参加しており、既婚者で藤沢市在住です。
 来年の統一地方選の藤沢市議選に立候補するとみられ、藤沢市は定数36で、前回の当落ラインは2164票です。今年の参院選の比例代表でNHK党に入った票は4509票。このままNHK党が「反社会的カルト政党」だということが十分に伝わらないと、当選圏内になってしまいます。こんな物の善悪の判断のつかない人間を議員にして良いはずがありません。藤沢市にお住まいの皆様には、くれぐれも気を付けていただきたいと思います。


■ 飯田富和子の主張

 飯田富和子は、移動型地上レーザースキャナを背負って森林内を歩いて計測し、計測した3Dデータを分析する仕事をしている女性です。林業に携わっているので、公約はすべて林業に関することです。情弱なので「Nー1グランプリ」に応募し、自ら黒歴史を作り出しました。
 NHK党は現在、地方選挙に立候補する人を募集していますが、参院選に立候補したことで「NHK党の人」として扱われるようになり、これからますます逆風が吹き荒れ、仕事にも影響が出てしまうのではないかと思わずにはいられません。もっとも、自分から反社会的カルト政党に飛び込んでいるわけですから、完全に「自業自得」なのですが、物の善悪の判断もつかないぐらいに脳味噌がイッている人にはなってしまうので、まずNHK党から立候補する前に、NHK党のことをよく調べる必要がありました。


■ 小野塚清仁の主張

 小野塚清仁は、49歳にしてゲロを吐くほど痛い奴です。このポスターに書いてある「バカこそ選挙に行け!」は、おそらく「ドラゴン桜」「バカこそ東大に行け!」のパロディーだと思いますが、バカが選挙に行った結果が、投票用紙に「ガーツー」と書きまくり、海外逃亡中の詐欺師を国会議員にした末、そいつが国会に行かないというクソ展開です。有権者がバカだと困るので、バカこそ「ちゃんと調べてから選挙に行け」と言わなければならないのですが、バカがストレートに投票に行った結果、社会にとてつもない迷惑をかけるようになってしまいました。
 もう一つ、「笛が鳴ったところで試合終了ですよ」は、おそらく「スラムダンク」の安西先生の銘ゼリフ「諦めたらそこで試合終了ですよ」がベースになっていると思うのですが、「笛が鳴ったところで試合終了」。これはもう「そうでしょうね!」という話にしなかりません。バカなんでしょうか。
 小野塚清人は、「Nー1グランプリ」に出場し、今回、カカシとして神奈川県選挙区に立候補が許されたのですが、応募の動機は、立花孝志の話に感銘を受け、NHK党の活動をもっと世に知らしめるべきだと考えたからなのですが、「Nー1グランプリ」の動画では、NHK以外の政策については自民党にすべて乗っかってはどうかというポンコツな提案をしていました。
 なお、NHK党から継続して地方選に立候補してくる動きはありませんので、単発のポンコツだったということだと思います。一応のチェックは必要ですが、自分から黒歴史を残しに行くような人間は、これから社会で苦労することになるでしょう。同情はしません。


■ 橋本博幸の主張

 橋本博幸は、NHK党が開催した「Nー1グランプリ」に応募し、そのまま神奈川県選挙区からの出馬が許された過疎YouTuberです。普段は川崎市の水道管工事会社の契約社員として働いているそうですが、NHK党から立候補することで知名度を上げ、大ブレイクを目指したものの、ご覧のセンスなので、選挙が終わって1ヶ月後の動画再生数は28回とか47回とか、過疎にも程があるというレベルで過疎っています。
 ちなみに、皆さんが気になっているかもしれない「スーパーフンババって何だよ?」って話ですが、YouTubeのチャンネルが「ダイトースーパーフンババくん」という名前で、「フンババ」は中東のメソポタニア神話に登場する神様の名前なのだそうです。ここには英語読みで「ジーザス」になる「ヘスス」もいるので、神々の戦いになっていました。

スーパーマリオのような帽子を被っているのは、水道管工事業をしているからのようである

 カルト政党主催の「Nー1グランプリ」では、障碍者のことを「天才」と呼ぶことにしようと呼びかけており、自身もさまざまな生きづらさを抱えてきた経験があるそうです。
 参院選の期間中に行われたNHK党の渋谷大街宣に参加し、壇上でマイクを握っていた橋本博幸でしたが、その後はNHK党から地方議員になるための申請はしていないようなので、この1回限りで終わる可能性があります。


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