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転職を考え始めた時、最初にやるべきこと

みなさんこんにちは!

今日はmotoさんの著書「転職と副業のかけ算」から学ぶ「転職術」について記載していきます。

早速ですが転職を考え始めた時、皆さんはまず何から手をつけますか?

・取り敢えずネットで転職の始め方の情報収集

・ネットに記載されているお勧めの転職サイトに登録してみる

・何となく不安だから転職経験者の友人にコンタクトを取る

以上の行動をとり、更に実行に移せる方はエージェントとの面談に進まれるかと思います。

一般的に遅かれ早かれ転職する際、これらは必要なステップです。

しかしmotoさんは、もう少し根本的なところから転職希望者に問いています。それは、

「そもそも自分の市場価値を知っていますか?」

転職するということは、これまでの肩書きや社内評価を捨てて、転職市場という計り知れない巨大なマーケットに単身で飛び込み、相対評価で査定され、いずれかの企業に入社する人生の大きな決断を下すことを意味します。

そして、多くの方が転職によるキャリアアップや年収アップを期待しています。

前職よりもやりたいことができ、前職よりも高い年収がもらえ、順風満帆な生活が待っていると期待しがちです。

その期待通り転職をするためには、まず「自分の市場価値」を知らなければなりません。

motoさんは市場価値=生産性と言い換えており、生産性=「会社の業績を伸ばすための本質を見極めて、効率的に行動する力」と定義しています。

この生産性を高める力は5つあります。

①論理的思考ができる力

②構造的に物事を捉える力

③物事を俯瞰したうえで、課題を特定する力

④課題に対し仮説立案し、誰にでもわかりやすく話せる力

⑤①〜④を用いて組織をマネジメントする力

つまり、この5つの能力の高さ=市場価値ということです。

これを要約すると、市場価値が高い人とは「自分の仕事をちゃんと理解した上で、どんな人にでもわかりやすく説明できて、行動と実績が伴っている人」を指します。

Tips
「自分の市場価値を知る」というのは
・自分の仕事をちゃんと理解していること
・どんな人にでもわかりやすく説明できること

「自分の市場価値が高い」ということは
・上記に基づいた行動と実績が伴うこと

自分の仕事を理解し、分かりやすく伝えるにはどうすればよいのでしょうか?

それは「全体像を把握すること」です。

「業界の状況→会社の課題→部署の役割→自分のミッション」と上流から下流まで落とし込んで考えると整理できます。

そして、考えるだけでは自分の市場価値は上がりません。課題に対する解決策を考え、自ら行動することで初めて価値は上昇していきます。

では、日頃の業務の中でどのように課題を見つけていけばいいのでしょうか?

まず最初に行うことは「情報収集」です。自分の業界視点、会社視点、自分の仕事視点で必要な情報をまとめます。「同じ業界の海外トレンドは?」「日本においてはこの事業が数年後どうなるのか?」「自分は今会社から何を期待され、どのようなミッションを背負っているのか?」を書き出し整理していきます。

そうすることで安易に転職という決断には至らず、広い視野と先の目線を持って身の振り方を意識するように変わります。

漠然と今の職場の雰囲気、会社の将来性、配属エリアによって転職を検討される方は多いです。しかし、転職した後になって、元の企業が案外良かったと辞めたことを後悔する人もいます。

転職を検討される方は、まずは自分の仕事の意味を考え市場価値が見えてくると、後々転職活動するにしても良い結果に繋がると思います。

以上、ご興味のある方はmotoさんの著書もぜひご覧ください。

ご精読ありがとうございました!


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