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【Vol.3】転職後に仕事を最速でキャッチアップするためにできること

転職先で早期に信頼を獲得し、高いパフォーマンスを発揮するために大事なことは3つあると考えています。※営業職の観点となりますのでご留意下さい

①早々に仕事をキャッチアップすること
②アナログなコミュニケーションをとること
③3ヶ月以内に何かしら「成果」を残すこと

以上の3つです。

今回はシリーズ最終回の③3ヶ月以内に何かしら「成果」を残すこと

について考えていきたいと思います。

3ヶ月という短期間で成果を出すことで周囲の見る目は変わり、圧倒的に仕事がしやすくなります。

※Vol.1の記事はこちら→https://note.com/chickkun/n/n440900b8201c

※Vol.2の記事はこちら→https://note.com/chickkun/n/n1b51ad2d3c6f

「3ヶ月以内」である理由

早速ですが、なぜ「3ヶ月」なのでしょうか?

1ヶ月でもなく、半年でもなく、3ヶ月であることに何か理由はあるのでしょうか。

このよく言われる「3ヶ月神話」について、色々調べてみたのですが明確なエビデンスはありませんでしたので、ここは私の経験をベースでお答えしたいと思います。

・新卒入社時の先輩Aさん「社会人は3ヶ月が大事だからな!」

・転勤した先の上司Bさん「転勤後の3ヶ月で印象が決まるから頑張れよ」

・転職したスタートアップのCEOのCさん「そろそろ入社して3ヶ月ですけど、仕事はどうですか?」

・2度目の転職先の同僚のDさん「3ヶ月間はハネムーン期間だから、その間に覚えるように」

このように、4箇所で同じようなコメントを私に残しています。

要するに、3ヶ月間は助走期間として誰もが共通認識を持っており、その間で一通りのことを覚えてもらい、独り立ちできるサポートをしているのでしょう。

ただ、ここで終わっては普通の転職者です。

キャリア入社は即戦力が求められており、入社間もないとはいえ大きな期待を背負っているのは間違いありません。話す内容、会議資料、レポート内容、コミュニケーションなど全てに注目が集まっています。

元々期待が高い状態なので、気を抜いているとあっさり期待を下回り、周囲の関心は見る見る下がっていきます。

一方で期待を超える行動、言動をするだけで「入ったばかりなのに、中々やるな」と高評価に繋がります。

本人の評価が上がるだけでなく、指導した上司(またはトレーナー)の評価が上がり、採用した人事担当者の評価も上がる「3方良し」が成立します。

これだけでも、早期成果が与える組織への影響は非常に大きいと言えますよね。

実は転職者は成果を出しやすい?

とは言え、入ったばかりの会社でどのように成果を出せばいいのでしょうか?

私は結論として「転職者の強みを活かせば成果を出せる」と思っています

特にセールスにおいて圧倒的に諸先輩方と比べて強みとなるのは「マインドブロックが無い」ことです。

長年経験を積むと要領が良くなる反面、苦手なユーザーや苦手な施策、苦手なプロジェクトに対し、思考停止になりがちです。これを「マインドブロック」と言うそうです。

転職者は全てが新鮮で前向き思考でいるため、行動してみるだけで案外うまくいくことがあります。

顧客との面会で多くの情報を引き出せたり、うまくいけば契約を取れたりすることもあります。

私も転職では無いですが、転勤後3ヶ月以内でいくつか新採用させた商材があります。

マインドが洗脳される前に出来るだけ行動することが、成果を出すキーかもしれません。

成果は「期待を超えるもの」であること

ただしここで注意すべきことは、「今のあなたは、それをやることを求められているか?」です。

例えば既存のITツールが煩雑でみんな困っているとします。

自分が過去に使っていたツールが快適だったため、切り替えを提案したり自分の人脈で話をつけることは一見素晴らしいことに思えます。

しかし周囲からすると、「その前にやってほしいことがある」と思うでしょう。

「ITに詳しい」という印象は持ってもらえますが、本業においてプラスの評価になるかは分かりません。

あくまで成果とは「周囲の期待を超えることが前提」なのです。

自分が入社して周囲はどう変わったか

最後に、はっきりと数値で現れない職種やポジション、業務内容の場合に、何を成果とするか悩むかと思います。

その場合、私は周囲にヒアリングすることが有効だと思います。

ヒアリング内容としては「私が入社したことで何が変わったか?」です。

そこで、「コミュニケーションが円滑になった」「チームの士気が高まった」「今までに無かった気づきがあった」などポジティブな意見が返ってきたとき、それはあなたが入社したことでもたらした立派な「成果」です。

期待されていることとは別の角度かもしれませんが、少なくとも組織に良い影響を与えていることをネガティブに捉える上司、人事担当者はいないはずです。

なぜ自分が好影響を与えられたのかを内省することで、自分の強みとして今後の業務に存分に活かしていけると思います。

以上、本日は3ヶ月以内に何かしら「成果」を残すことについて紹介して参りました。私は2回の転職を経て、転職後早々にやるべきことができていなかったなと、書きながら振り返るきっかけになりました。

読んで頂いた皆さんの転職後のサポートになれば幸いです!


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