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ちょっと人より賢い奴!!今すぐバカから身を守れ!!


私はバカではない。
そう言う彼は、きっとバカなのだろう。
バカは、自分がバカだと気づかないから。


私はバカだ。
そういう彼の生き方を、うらやましく感じることがある。
彼は自らの生き方を理解し納得しているから。


私はバカな可能性もある。
そう考える私たちにとって、この世界は非常に生きづらい。
私たちが求める真実というものは「やあ。こんにちは」と、やってきてはくれないからだ。

様々な視点から考え、自ら反論し、見つけた最適解というものも、あくまで「現時点での」という前置き付きであり、私たちは恐る恐るそれを提示する。
バカはそれを一蹴する。


バカはバカと、切り捨てられる相手であればまだいいほうで、

もしも親が、家族が、大切な友人が。

自らの最適解を理解してくれないのだとしたら。

それは、人生に悲劇を招く。

なぜなら彼らは頑固で、間違っているのは私たちの方だから。


もしかすると、私が間違っているのかもしれない。

そう考え、過去に蓋をした最適解が、今もあなたの胸の奥で

世界に表現されるのを待っているのではないか?



馬鹿と死人だけは、決して自分の意見を変えない
ジェームズ・ラッセル・ローエル



名称未設定のデザイン (3)

こんにちは。

谷塚総合研究所・対バカ防衛大臣秘書官の塚本です。

今日は、ちょっと賢くて真面目な奴が、バカから搾取されないための処世術を書きます。

バカから身を守り、楽しく正しく人生を謳歌しましょう。


バカとは何か?


一言でバカと言っても、バカには様々な種類がある。

・頭で考える物事の連鎖が遅いもの
・頭で考える物事の種類が乏しいもの
・頭で考える物事が間違っているもの
・頭で考える物事に疑いを持たないもの

よく言われる「頭が悪い」という人は、その時点では決してバカなどではない

単純な計算問題で分かることだが、頭の良いもの・悪いものの違いは、正解にたどり着くまでのスピードの違いだけ。

回答が間違えていないのであれば、時間の差こそあっても両者ともに正解を導き出すことが出来る。

いくら時間がかかろうとも、正解にたどり着く「頭が悪い人」というのは、決してバカではない。

では、計算を間違えた人であればどうか?
そもそも計算のやり方を知らなかったのかもしれない。
どこかで単純な足し算の解を間違えていたのかもしれない。
間違いを間違いと気づいたのであれば、ただそれを確認して、やり直せばいい。


バカとは一体なにか?

バカとは、相手から間違いだと指摘されたとき、それを間違いかもしれないと検討しない人のこと。

「あなたのやり方、間違ってるよ」
「私は、こう思うんだけど」
「こうしたほうが良くない?」

バカはそのような声を、参考にすることがない。


賢いバカが、最も損をする。


哲学の父と呼ばれるソクラテス

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彼は、当時の知識人や権威のあるもの、彼らの語る言葉に対して疑問を投げかけ続けた。

「でも、○○だったらどうするの?」
「そうなるとさっきの○○とは矛盾するよね?」
「〇〇の明確な定義は何?」

ソクラテスの投げかける問いに、全ての知識人は矛盾やおかしな点を露呈することとなる。

ソクラテス自身は「彼らは結局のところ、知らないんだ。でも私は、知らないということを知っている。それによって私は、彼らより賢いのであろう」と結論づけた。

残念ながら、ソクラテスはバカだったわけだ。

彼の使った「問答法」は、確かに真実を探し求めるのに役立った。

が、彼は自身の手法を疑うことをしなかった。

それによって、彼は多くの知識人や権威あるものから反感を買い、最終的に処刑されることになる。

正しさを貫き、そして死を以て英雄ともてはやされる時代は、日本なら終戦とともに終わった。

紀元前の哲学の父の生きざまは、2000年以上の時間とともに進化した私たちにとっては、時代遅れに他ならない。


賢い現代人は、より賢く生きなければならない。


いまを生きる私たちにとっての最優先事項は、大義のために切腹することではなくて、とにかく生きることだ。

生は肉体的なものを超越し、思考的・精神的な生。
つまり、全てにおいて自由であること。

現代人の私たちが、この世界から受け取るべき恩恵は、
他者の自由を侵害しない限りの自由だ。

ここまで読み進めてくれている賢い人たちは、賢さや正義、正しさを二の次において、あらゆる面で生きること、つまり自由を最優先にするべきだ。

いくら自分が正しかろうが、相手が間違っていようが、そこにバカがいるのであれば、私たちの受け取るべき自由は「バカの壁」によって遮断される。

バカにいくら正しさを説いても、バカはバカだから理解しない。
賢い人たちはそれを理解し、バカの前に立ち止まってはいけない。


長くなったので、また続けます。

最後までご覧いただき、ありがとうございます。