夢の国で夢から覚めた

今日もお疲れ様です。
カレーを食べたら眠くなります。
香辛料の効果でしょうか？

何年も前になる。
友達(仮にエリ)に頼まれて夢の国までお供した。
エリの旦那さんがチケットを購入。
しかし旦那さんが急遽仕事😱
エリは夢の国に1度も行った事が無かったのと
子供と2人で行くのも不安だった為
「ついて来て～案内して～」とお願いされてしまった。
私も2回位しか行った事がないのだが…💦
タイミングよく私も休みだったので、エリとエリの子供(小学２年生仮にアイ)と3人で行った。

初の夢の国にエリとアイちゃんは大はしゃぎ。
アトラクションに大興奮😆
食べるのが夢だったポップコーンを食べ、笑顔が可愛いくて私にもフレンドリーなアイちゃんが
「夕希ちゃん一緒に来てくれてありがとうね」
なんて言うものだから心臓掴まれる😍
どうやらエリはアイちゃんにパパが行けない代わりに私が一緒に行ってくれると事前に話していたようだった。

大人気のアトラクションに3人で並んでいた時
私達の前に若い男女が並んでいた。
二人共背も高く、お洒落。
昭和の時と比べると、最近の男女はみんなスタイルがいい。
顔も小さいし、背も高い。羨ましくなる。
前にいる女の子かがさっきから私達がいる後方をチラチラ見ている。
何度か見ては目をそらすを繰り返し、隣にいる男の子の耳元で何やらゴニョゴニョ。
小さな声で話しているつもりかもしれないが
私には内容が全て聞こえてしまった。

話しながらチラチラ見る女の子。
「ねぇねぇ、後ろにいる3人、背ぇ小さくない?」
それを聞いた男の子もチラッとこちらを見て
「ホントだ。小さい!」
続けて女の子
「3人とも小さいなんて笑える。可哀想～」
男の子
「あんま、見るなよ!」

そして2人は私達に背を向け、肩を震わせながらクスクス笑っていた。

これを聞いて我に返る。
私はさっきまでアイちゃんに心臓を鷲掴み😍にされ嬉しくなり
パパさんの代打？だけど楽しい思い出を沢山作る役に徹しようと決めていて😤
凄く楽しかったのに…

あの男女2人の言葉で
現実に引き戻されてしまった。

楽しい気分が一気に無くなる。

背が低い事、今ここで言う？
しかも小学生の子供がいる前で？
言い返しても良かったが、冷静じゃない時に口から発する言葉はきつくなるからやめた。

それに

エリ親子に今の会話が聞こえていたら…と
そっちの方に気を取られた。
聞こえていて当たり前の距離だ。

焦る私の心とは裏腹に
幸いエリ親子には聞こえて無かったようで
私の少し斜め後ろで
「ママ、待つのも楽しいね～!」
「そうだね～」
なんて2人が繋いだ手を大きく振りながら
ニコニコ話していた。

私もエリも正直身長は低い。
アイちゃんもまだ小学２年生だから大きくはない。
私は言われ慣れてるから別にいい。
だけど前にいたあの女の子は
「3人とも小さい」と言った。
それが引っかかった。
アイちゃんはまだ小学生だ。関係ない。
あんな言葉、夢の国にいる時に言わないで欲しかった。
逆にこんな場所で人の身長の事をいう人がいるのに驚いた。
男の子も「外見の事は言うな」とか
言ってくれるかもと期待したが違っていた。

唯一の救いは2人がその言葉を聞いていなかった事だった。

私はこの出来事は話さないまま
エリとアイちゃんを楽しませるために色々案内したり、ポップコーンの味の種類を教えたり、パレードの席を確保したりした。

楽しい思い出になって、また行きたいと思ってもらいたい一心だった。

案の定、帰らないと行けない時刻になり
アイちゃんは「帰りたくない!」って
少し駄々をこねていたから
楽しかったのだろう。

今更だけど
2人に話さなくて良かったと思う。

会話が聞こえてなかったのは
夢の国の魔法かもしれない。