ちび@能登に住むビジネス・エンタメ好き

好きな音楽やドラマ、アニメのレビューをnoteに多数掲載。簿記2級、FP2級。能登在住…

ちび@能登に住むビジネス・エンタメ好き

好きな音楽やドラマ、アニメのレビューをnoteに多数掲載。簿記2級、FP2級。能登在住。さとゆみゼミ2期生。

マガジン

記事一覧

【令和6年豪雨・地震】能登を助けてください〜ボランティア・義援金情報〜

令和6年9月21日の豪雨により、能登が大変なことになりました。 1月1日の能登半島地震でもご支援いただいていますが、豪雨被害も深刻です。 心が折れた、身体が重いなどの声…

かぞかそ地上波第10話〜2種類の人間

屋台のラーメン屋さんに、七実が推すオールスターが集まった。 陶山さん、二階堂さん、田口先生、そして店主の瀬尾さん。どうでもいい元彼。豪華すぎる夢だ。家族以外にこ…

かぞかそ地上波第9話〜パパ、いままでありがとう

かぞかぞで名シーンをひとつだけ挙げるとしたら、父耕助と息子の草太が並んで歩くシーンである。何度も見てるので、今度は泣かないと思っていたのに。 繰り返す父子。繰り…

津野くんの怒り〜海のはじまり第11話 「ママはいない人なの?」

海のはじまり第11話を見てもやもや。何が夏と海の気持ちを隔てたのか。夏はどうすれば良かったのか、これからどうすべきなのか。 わからなかったので、脚本家の生方さんの…

能登に帰れない家族の記録

取材を基に記事を書いてもらいました。 https://toyokeizai.net/articles/-/810256?display=b

かぞかそ地上波第8話〜言わなくても伝わる?

家族も友だちも面倒くさい。 口にしなければ伝わらないこともあるし、言わなくても伝わることもある。 私は、自分の家族が過ごしてきたストーリーを聞くことはなかった。 …

かぞかそ地上波第7話〜七実の親戚

七実の家族は黄身で、心配してくれる仕事仲間は親戚のような白身かも? 能登半島地震の復興イベントで、あるアーティストが言っていた。 日本中が能登の親戚だと。 支援と…

かぞかそ地上波第6話〜情けは人のためにならず

底辺まで落ち込んだ七実を救ったのは、草太とマルチだった。 草太が成長を示し、マルチが気遣いをみせる。 七実からすれば、ふたりはお世話をしていた部類の人物だっただ…

かぞかそ地上波第5話〜大丈夫じゃない

お風呂での感情爆発! 家族だから愛したんじゃなくて愛したのが家族だったを代表するシーンだ。 ここは自分は大丈夫ではないという現実を受け止められた転機だったかもしれ…

映画「聲の形」

(2021年7月21日にSNSに投稿した感想です。) 目を背けたくなる導入部だが、設定に無理はあっても実はよくあることだし、その後の後悔も話としては重い。ただし、被害を受…

かぞかそ地上波第4話〜耕助さん大活躍

家族だから愛したんじゃなくて愛したのが家族だった(かぞかぞ)では、亡くなったはずの耕助さん(七実の父、錦戸亮さん)が、ずっと家族を鼓舞し見守り続けている。NHKが…

ヨルシカの「アルジャーノン」の最後に希望を感じる。中編小説「アルジャーノンに花束を」はハッピーエンドでは無いが、楽曲に希望を載せた理由が分かるような気がした。長編も読んでみる。

ヨルシカ「左右盲」に「忘れてください」から流れ着いた

映画を見て、歌詞がスルスルと降りてきて氷解した経験は初めてだ。多くの素材が絡み合っているのに、邪魔をせず一つの世界観を形成しているのは驚きだった。 映画「今夜、…

海のはじまり第6話 書きおこしてみた…出産を決めた本当の理由

水季が海を産むことを決めたきっかけは、産婦人科で弥生の書いた文章だった。 他人の影響を受けない水季が、弥生の言葉に偶然出会って決断した。 生方さんの脚本は台詞を…

海のはじまりとかぞかぞ4つの共通点

2024年夏ドラマの話題作は、海のはじまりと家族だから愛したんじゃなくて愛したのが家族だったの2作。選者は私なので異論は認めません。 2つのドラマには共通点がある。…

五輪中放送休止!「家族だから愛したんじゃなくて愛したのが家族だった」の次回放送は8月13日!

大事なことをいいます。かぞかぞは、2週間お休みです。 放送予定7月30日、8月6日の放送は休止 第4回は8月13日に放送予定 過去放送の振り返りさみしい時間は、過去の放送…

【令和6年豪雨・地震】能登を助けてください〜ボランティア・義援金情報〜

令和6年9月21日の豪雨により、能登が大変なことになりました。 1月1日の能登半島地震でもご支援いただいていますが、豪雨被害も深刻です。 心が折れた、身体が重いなどの声が大きくなっています。 被害状況と通れる道路被害状況はこちらで更新されています。 いま通れる道路も公開中。 1.災害ボランティア知事は、一刻も早く泥かきなど多くのボランティアが必要だ、と言っています。 (1)石川県ボランティア 次の災害ボランティア特設サイトにて、地震・大雨に関するボランティアを募集し

かぞかそ地上波第10話〜2種類の人間

屋台のラーメン屋さんに、七実が推すオールスターが集まった。 陶山さん、二階堂さん、田口先生、そして店主の瀬尾さん。どうでもいい元彼。豪華すぎる夢だ。家族以外にこんなに応援団がいたら心強い。 七実がお父さんと読んでも良いですか?と聞いたことがある瀬尾さんはいう。 大丈夫な人間と大丈夫じゃない人間がいるとしたら、父耕助はどっちか。 無くなっても家族を心配し続けるのは、きっと大丈夫じゃないからだろう。 妻のひとみに促されて成仏したかとも思ったが、いやちがう。 これからも家族に

かぞかそ地上波第9話〜パパ、いままでありがとう

かぞかぞで名シーンをひとつだけ挙げるとしたら、父耕助と息子の草太が並んで歩くシーンである。何度も見てるので、今度は泣かないと思っていたのに。 繰り返す父子。繰り返す言葉に想いがあふれてしまう。 ダウン症の草太が生まれてから、グループホームで自立するまで。 この家族は、どれだけの一喜一憂を繰り返したのだろう。 生まれたときに、母が感じた将来の不安感 姉の七実と離れて、はじめて登校する小学校 友達と同じように外で切りたかったのに、結局母のひとみに切ってもらった記憶 大阪の祖母

津野くんの怒り〜海のはじまり第11話 「ママはいない人なの?」

海のはじまり第11話を見てもやもや。何が夏と海の気持ちを隔てたのか。夏はどうすれば良かったのか、これからどうすべきなのか。 わからなかったので、脚本家の生方さんの代弁者であろう、津野くんの夏に対する台詞を書きおこしてみる。 水季がいないことは、海も分かっている。 でも、いた痕跡まで封じられては、海と水季の繋がりが消え、海の心の中から水季が無くなってしまうかもしれない。 海の気持ちは分かる。 しかし、夏はどうすべきだったのか。 もっともっと水季の話を海とすればよいのだろ

能登に帰れない家族の記録

取材を基に記事を書いてもらいました。 https://toyokeizai.net/articles/-/810256?display=b

かぞかそ地上波第8話〜言わなくても伝わる?

家族も友だちも面倒くさい。 口にしなければ伝わらないこともあるし、言わなくても伝わることもある。 私は、自分の家族が過ごしてきたストーリーを聞くことはなかった。 母は90歳を越えて健在だ。自分の倍ほどの歴史があるのに、何も知らない。 私が知っているのは、せいぜい私が生まれてからだ。あたりまえ。 若い頃の母は、腰痛に悩みながら、いつも忙しそうだった。 動くのが辛そうだったから、家事を手伝おうとしたら怒られた記憶がある。 なんでやねん!と思ったが、今なら分かる。 家族のため

かぞかそ地上波第7話〜七実の親戚

七実の家族は黄身で、心配してくれる仕事仲間は親戚のような白身かも? 能登半島地震の復興イベントで、あるアーティストが言っていた。 日本中が能登の親戚だと。 支援とか助けとかって、この距離感が言い得て妙かもしれない。 七実の中心は家族(黄身)である。家族を書くことで自己肯定感も生まれてきた。 しかし、家族に問題が発生したときに寄り添ってくれたのは仕事仲間(白身・親戚)だった。手術が終わるまで付き添ってくれる他人はそうそういない。 事務所の小野寺さん、編集者の末永さん、テ

かぞかそ地上波第6話〜情けは人のためにならず

底辺まで落ち込んだ七実を救ったのは、草太とマルチだった。 草太が成長を示し、マルチが気遣いをみせる。 七実からすれば、ふたりはお世話をしていた部類の人物だっただろう。 草太のために何かしないと、マルチを淋しくさせないために一緒にいないと、とか考えていたのではないか。 それが、情けは人のためにならず、に変わった。 2人に注いでいた愛情と友情が、自らを助くことになろうとは。 2人のおかげで気分一新した七実は、愛する家族のことを書き、世間の大いいねをもらう。 会社員として働く

かぞかそ地上波第5話〜大丈夫じゃない

お風呂での感情爆発! 家族だから愛したんじゃなくて愛したのが家族だったを代表するシーンだ。 ここは自分は大丈夫ではないという現実を受け止められた転機だったかもしれない。 七実は家族のために大学一年生から働くも、何か違う違和感。 仕事に一生懸命でそれなりに成果を出すも、すべてが上手くいくわけではない。 七実でなくても自分の身につまされて、辛すぎる放送回だった。 どんなに辛くても進んでいくしかない。 「人は大丈夫?版張りすぎないでね」、というが頑張らないと生きていけないのも事

映画「聲の形」

(2021年7月21日にSNSに投稿した感想です。) 目を背けたくなる導入部だが、設定に無理はあっても実はよくあることだし、その後の後悔も話としては重い。ただし、被害を受けた当事者も慣れていてそんなに気にしていないこともある。というか慣れざるを得ないほど頻発している。 一方、償いをしようとしてもどうすれば報われるのか、答えがないことも多い。 この映画の結末は一つの例示に過ぎないが、私が予想していた救いのない終わりかたではなくてホッとしている自分もいる。 お互いの苦しみは

かぞかそ地上波第4話〜耕助さん大活躍

家族だから愛したんじゃなくて愛したのが家族だった(かぞかぞ)では、亡くなったはずの耕助さん(七実の父、錦戸亮さん)が、ずっと家族を鼓舞し見守り続けている。NHKが毎回渾身の力で作っている目次を見ても明らかだ。 肉体が滅してからも、これほど家族に影響を与え続ける人がいるだろうか。言葉だけでは無く、物体も残してくれた。真っ赤なボルドである かぞかぞは家族の物語といわれるが、私は親子にばかりフォーカスして見ていたと気付いた。祖母との世代を超えたつながりや、ひとみと耕助の夫婦愛も

ヨルシカの「アルジャーノン」の最後に希望を感じる。中編小説「アルジャーノンに花束を」はハッピーエンドでは無いが、楽曲に希望を載せた理由が分かるような気がした。長編も読んでみる。

ヨルシカ「左右盲」に「忘れてください」から流れ着いた

映画を見て、歌詞がスルスルと降りてきて氷解した経験は初めてだ。多くの素材が絡み合っているのに、邪魔をせず一つの世界観を形成しているのは驚きだった。 映画「今夜、世界からこの恋が消えても」の主題歌ヨルシカの「左右盲」は、恋人のことを少しずつ忘れていく過程を、右も左も分からなくなる状態に例えている。歌詞を読んで、解説動画を見て、それなりに分かった気がしていたが、映画の効力は格別だった。 「左右盲」は、映画『今夜、世界からこの恋が消えても』の主題歌。この映画は、一晩寝ると前日の

海のはじまり第6話 書きおこしてみた…出産を決めた本当の理由

水季が海を産むことを決めたきっかけは、産婦人科で弥生の書いた文章だった。 他人の影響を受けない水季が、弥生の言葉に偶然出会って決断した。 生方さんの脚本は台詞を書きおこしたくなる。前作のいちばん好きな花もそうだった。 実際にはあり得ない要素を重ねて、演劇的に組み立てながら、私の中にもあると人の心をすくい取る脚本。俗な言い方だが、心のひだを一枚ずつめくるような静かなドラマはなかなか無いと思う。

海のはじまりとかぞかぞ4つの共通点

2024年夏ドラマの話題作は、海のはじまりと家族だから愛したんじゃなくて愛したのが家族だったの2作。選者は私なので異論は認めません。 2つのドラマには共通点がある。 亡くなった者の描かれ方 海の意味 風呂での感情爆発 父の存在 1.亡くなった者の描かれ方海のはじまりでは、主人公の夏の元恋人であり、海の母親として水季が頻繁に登場する。亡くなっているので回想シーンで出てくるのだが、存在感は現在も生きているかのように迫ってくる。 かぞかぞでは、主人公の七実の父である耕

五輪中放送休止!「家族だから愛したんじゃなくて愛したのが家族だった」の次回放送は8月13日!

大事なことをいいます。かぞかぞは、2週間お休みです。 放送予定7月30日、8月6日の放送は休止 第4回は8月13日に放送予定 過去放送の振り返りさみしい時間は、過去の放送を振り返るのが吉でしょう。 私も過去の感想を書いたのでよろしければ。 第3話はNHKプラスで(7/30まで無料)なお、第3話は、NHKプラスで7/30(火) 午後10:44 まで視聴可能です。 ダイジェスト動画も楽しめるまた、過去のダイジェスト動画を視聴するのも良し! それでは、オリンピックを楽しみ