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トヨタから学ぶ問題解決の極意

テーマ:ビジネス・問題解決・社内教育

「忙しくて本を読む時間がないよ!」というあなたの為に、どの業種でも必須である問題解決についてとうとう!終止符を打った著書「問題解決−あらゆる課題を突破するビジネスパーソン必須の仕事術-」(著者:高田貴久・岩澤智之)の要点をまとめました。

★ まず「問題解決」とは何か? ★

難しい分析や特殊な考え方など、専門的な内容を想像する人もいるかもしれないが、そうではない。問題解決とは「仕事の進め方」のことだ!
著者曰く、「これまで出版されている多くの問題解決に関する著書について、現場で真に実用的な「課題解決の教科書は存在していなかった…」とのこと。

この本は、課題解決=仕事の進め方について「定番教科書」として使えるように作ったと言っています。

誰でも、どんな仕事でもあてはめて考えることができるので、読まない手はありません!

早速読んでいきましょう!

★ HOW? WHY? WHERE?って何? ★

同僚:最近体調が悪いんですよね…どうしたらいいですかね?

もし同僚がこう話しかけてきたら、あなたはどう答えますか??

こうした小さな課題ついても、問題解決に必要な3つの問いで考えることができます。

3つの問いとは、「HOW・WHY・WHERE」です!

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一番上の、「共感」はコミュニケーションを円滑にする為には必要なスキルですが、問題解決には全く効果がありません。

共感をすることが仕事になってしまっている人も中にはいるかもしれませんね…そういう人達にも、さらに深く問題について向き合うよう、皆で問題解決方法について共有する必要があります。

では、この「HOW・WHY・WHERE」という3つの道具をどの順番に使ったら効果的なのでしょうか?

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なるほど。上の例でいくと、

まずどこが痛いのか(WHERE)。

その後に、何が原因で痛みが出たのか(WHY)。

最後に、どうすれば痛みを取り除けるのか(HOW)。

この順番に物事を解決する方が、闇雲にHOWである打ち手を考えるよりも効果的なのがわかりますね。

さらに!もっと大きな成果をあげるには、「論理と情報にもこだわる」必要があるとのこと。

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丸○が「情報=ファクト」、線ーが「論理=ロジック」を表している。

ここでは紹介しないが、上級者向けの仮説検証という逆の順番で問題を解くことについても説明がされていた。

この本は、トヨタ自動車の教育部署の総本山である人材育成グループの方も関わっており、トヨタ流問題解決についての考え方を整理したものだと言えます。

最後に、本書の内容とは異なりますが、トヨタ流問題解決で有名な「8ステップ」についてご紹介したいと思います。

トヨタ流問題解決の8ステップ

トヨタではこの8ステップをどこの部署でも守ることで職場の共通言語化を図り、一人ひとりが問題設定から問題解決(標準化)するところまで実行できるような人材教育がなされているということでした。素晴らしい……

それぞれのステップについては、下記のURLで詳細に紹介されていましたので気になる方は読んでみてください。

それでは、またお会いしましょう!


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