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吉田松陰というひと。【好きな漫画①】

            ( 約700字 )
吉田松陰は、長州(現在の山口県)萩の下級武士に生まれました。

子どもの頃から頭がよかった松陰は、11歳のとき藩主の前で『軍学』の講義をして、大人たちを驚かせたそうです。

日本中を旅して、世界の動きをみていました。
藩を抜けた罪で萩に連れ戻されて、武士の身分を奪われます。

翌年には、再び旅にでて、下田(静岡県)に
ペリーが来日した際、アメリカへの密航を企てて船に乗り込もうとして、断られました。

密航の罪で役人に囚われた松陰は、長州に送り返され、萩の牢につながれます。

2年後、罪を許された松陰は、萩に『松下村塾』を開き、弟子を育てます。

この塾からは、
高杉晋作、久坂玄瑞、前原一誠、伊藤博文、
品川弥二郎など、幕末から明治にかけての
日本の指導者が、おおぜい生まれました。

井伊直弼の安政の大獄によって、捕らえられた松陰は、江戸に送られて、29歳で死刑になりました。

弐巻の一場面
塾では13、4の子ども相手に大人と同様に接する松陰

幕末の時代。

まだ情報は、人の噂話と、人づての知識、学問を教わる相手は身近な人物、交わりたい人物とは墨で書く手紙でやり取りをしている。

狭い世界から、日本の国政を案ずる若者たちの熱意に涙が出ます。

学問を愛していて、
ときに情熱的で、
学びの思想については
子ども相手にも本気で怒り、

誰かが傷つけば寄り添い、
世の中が明るくなるように
懸命に生きる。

ひとをよく見ている。

良いところがあれば、その性質を見極めて
どんな方向に歩めばよいか、導く。

29歳の若さで非業の死を遂げるまで

考えて、学んで、教えて、生きた人。


泣きながら、読みます。

『松かげに憩う』3巻まであります




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