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はじめに ーどうして料理を教わるのか編
昨年の暮れ、青森に郷土料理を食べにいく機会があった。青森の郷土料理には「津軽伝承料理」と言われる由緒正しいレシピがあって、津軽地方のお母さんたちが「アカツキの会」を結成し、グループで継承しているもの。私は、そこで伝承料理を教わりながら自分たちでも「風丸食堂」というも開いている若手の女性2人にご馳走になった。
那須のズンダ和え、胡瓜とミョウガと餅米の「すしこ」(和物の一種)、名物イカメンチ、そして
11-12月 お薦めの本
あっという間に一年が経ってしまった!!なんてこった。
「毎月、読んだ本をNOTEで紹介するんだ♪」なんて浮かれて想像していた日が嘘のよう。NOTEで紹介するのが、こんなにストレスが多いなんて知りませんでした(定期的に文章を書ける人、本当に尊敬します)。
それでも、本は読みました。
10月からコロナも随分収まったためか、月5-6回のペースで日本国内を忙しく飛び回っていました。旭川(北海道)、八
2021年3月のお薦め本
一ヶ月が経つのが早い。あっという間ではないか。1ヶ月に読んだ本を紹介するこのNOTEも、始めたばかりのつもりが気がつくと3回目になっている。
でも、本を読まなかったかというと、そんなことはない。同じく「百冊挑戦」を試みている山崎亮さんや筧さんと、同じペースでは読んでいるはず。
というか、実はこの歳になって読書にはまっているのだ。
気に入った本があったら、同じ作家の本を続けて選ぶことができる。
2021年2月のお薦め本
2月末に書こうとしていたのだけど、なぜか、もう3月も半ば。時間が経つのは本当に早い。かけ足というより、むしろ全速力で遠ざかっているのでは。
でも書かないより、いいよね!ということで、2月を振り返って、読んだ本を紹介します。
1. 暇と退屈の倫理学(お薦め度:★★★★★)
『中動態の世界』で、はまってしまった國分さん。『暇と退屈の倫理学』は、中動態の世界よりも読みやすく、より生活に根ざした問い
2021年1月 お薦め本
読んだ本の批評や感想を書きしたためるほど、文章力に自信があるわけじゃない。でも、読んだ本は覚えておきたい(し、記録したい)。
そこで、みんなにお薦めする形で紹介をしてみようかなと思って。ネタバレはしない(という理由で、本を解説しなくても済むしね)という前提で、毎月読んだ本を振り返り、お薦め度合いを五段階で表してみることにする。
早速、2021年1月を振り返ってみる。
1. 居るのはつらいよ(
『私の名前はルーシー・バートン』
月曜日、会社に来ると、Amazonから届けものがあった。「何の本、頼んだっけ?」
Amazonで頼むとき、デフォルトが会社に届くようになっている。でも先週は三日間、会議があって会社に来なかった。だから、どの本を頼んだか、定かではなかった。
ビリビリ。
包みを開けると、モダンなイラストが目に入った。「あ、インスタで素敵な装丁だったから、そういえば真似して買ったんだ」
ざっと眺めると、短め