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国道2号線沿いをとぼとぼ歩く、小さな男兄弟に出会った。幼稚園生くらいだろうか。二人とも手ぶらで靴すら履いていない。時刻はもう21時近くなる。街灯もまばらだ。警察を呼ぼうかと考えたが、ためらいを捨てられず声は掛けなかった。本当に後悔している。彼らは何に追われどこへ向かっていたのか。
国道2号線沿いをとぼとぼ歩く、小さな男兄弟に出会った。幼稚園生くらいだろうか。二人とも手ぶらで靴すら履いていない。時刻はもう21時近くなる。街灯もまばらだ。警察を呼ぼうかと考えたが、ためらいを捨てられず声は掛けなかった。本当に後悔している。彼らは何に追われどこへ向かっていたのか。