他人のプロポーズでこんなに泣いてしまうのか‐クィア・アイ‐

クィア・アイをご存知でしょうか
Netflixで配信されているリアリティー番組で、ゲイの5人組がそれぞれの得意分野を生かして一人の人を生まれ変わらせる内容です
現在シーズン5まであり、この他にJapanバージョンもあります

私がこの作品に出会ったのは数年前、友人から「自己肯定感が上がるよ~」と紹介されました
その時は手が出せていなかったのですが、今回休職を機に色々調べていく中で、またしてもこのクィア・アイに出会いました

やはり、自己肯定感が上がるとのこと

「時間がたくさんあるから見てみよう、英語の勉強にもなりそうだ」

。。。。。

「ええええ・・・・・最高なんですけど・・・・(涙ぽろぽろ)」


一話一話、変身の対象になる人は悩みを抱えている。生い立ち、トラウマ、おかれた環境、etc それらを乗り越えるために、外見からも、内面からも5人が変えていく。見た目が変わると自信が持てる、でもそれだけでは足りない。心の対話も大切にしていて、勇気が湧くような言葉をたくさんかけてくれる。とにかく肯定してくれて、いいね!!!最高だ!!!そんな言葉が飛び交う

5人自身もゲイというマイノリティから、数々のトラウマを乗り越えていている。ただ元気な人たちが対象者を変えていくだけではない。気持ちがわかるからこそたくさん応援して、寄り添っていく。
(5人がイチャイチャしている姿もとってもキュートです。かわいいという表現より、キュートが似合う!)

一話完結で、それぞれ感情移入して毎度ポロっと涙が出る
なんだかこちらまで、勇気づけられたり、優しい気持ちになる
まだすべて見終わってないのですが、最近自分が引くほど泣いたものがあり、一旦記録させてください

■シーズン2エピソード2「最高のプロポーズ」

タイトルにあるように、プロポーズが今回の最終目的です
一緒に住んでいる彼に、依頼主の彼女はプロポーズをしてほしい
しかし今回の変身者は彼女をとても愛しているのだけれど自信がなくってなかなか踏み出せない

そんな彼に5人は自信をつけさせ、見た目も中身も大変身
サプライズプロポーズを行います
(かなり略しましたが、プロポーズに至るまでの過程もとても素敵です。二人の愛があふれています)

プロポーズでサプライズって、人によると思うのですが、わたしはそこまでサプライズしてくれなくていいかな、と思っている人間なのです
大人数の前でバーン!というのは、恥ずかしい そう考えていました

しかしこのプロポーズ、めっちゃくちゃ、バーン!です(語彙力)

それなのに、ヒックヒック言いながら泣いてしましました
元々涙もろいわけではないし、映画館で会場からすすり泣きがかなり聞こえてきても、あれ私全然泣けないぞ・・・と焦るくらいの人間です


なぜここまで泣いたのか、驚いたので考えることにしました
(すべてをネタバレはしません、少し内容書きます)

プロポーズは野外の映画上映に行き、始まるまでに彼が席を離れます
何も知らない彼女。
突然スクリーンに彼が・・・・
映画が好きな彼のオリジナルの短い映画が始まります

まず、この映画の内容が実に素晴らしいんです。
サプライズに少し冷めた感情をもつ私が、心をぐわっと掴まれました

そして最後、彼はたくさんの人の目の前で彼女にプロポーズします。

なぜ私はここまで泣いたのか、それはこの映画の内容と、彼の堂々とした姿に感動したのでした
前述のとおり、このエピソードの彼は、プロポーズがなかなか踏み出せない、自分に自信がない、そんな人物でした。

自信がないというのは様々な要素がありますが、その中の一つに周りの目を気にしてしまうといった外的要因も挙げられると思います

それを踏まえると作品を作るために演技をするって、すごく緊張したことでしょう。そして最後大人数の人の前に登場する。もう本当に勇気がいる行動です。

彼を変えたのは5人のケア、それだけではない。プロポーズを望む彼女を幸せにしたいから、彼は勇気を出した。愛の大きさが彼をそうさせたのでは。
最後、皆の前に登場するシーンは、多数の目を気にしているものではなく、笑顔で、まっすぐ彼女だけを見つめているものでした。

こんなに純粋で大きな愛を見ることができて、幸せな気持ちになりました

と、めちゃくちゃ一人語りしました

Netflixでぜひご覧になってください(回し者ではありません・・・笑)

一話一話心に刺さる場面がある、とても素敵な作品です
このお話はプロポーズがテーマですが、ゲイをカミングアウトしたい、
自信が持てなくてふさぎ込んでいる自分を変えたい
色々な物語があるので、きっと人それぞれ、好きなお話が違うと思います

結構長くなってしまいました、お読みいただきありがとうございました。

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