見出し画像

ネガティブモード時の取説をつくる


〝頑張る〟という言葉ほど、具体性がなく、人によるものはない気がする。というのも、以前の3行日記にも綴った私の最近のテーマは、頑張る=苦しみという考え方から抜け出す、いわゆる〝苦しみとの和解〟だ。


私の頑張ったの判断基準はおそらく、どれだけ苦しんだかにある。決してそういう癖とかではない。ないのだけど、そうすることで自分の存在意義を見出してきた。もともと人より覚えるのも、出来るようになるのも遅いせいか、忍耐力は割とあるし、苦しいのが苦痛なわけでもない。むしろそれがあることで、自分で自分をようやく認めることが出来ていたように思う。

問題は、それが新しい生活と共に、ぱったりと姿を見せなくなってしまってからだ。

この3行日記にも書いたように、苦しまない生活の中で、今後はどうやって自分の存在意義を見つけていけばいいのか。これが、今の私の悩みであり、課題。改めて、自分で書いといてかなり贅沢だと思う。


そんな時、先日の某しいたけ占いで〝ピンチをテーマに自分を見つめる〟ということが書かれていた。なんでも、魚座の私はネガティブな時の自分の取り扱い説明書をつくるといいらしい、なるほど。

今のあなたにお勧めの自己分析法があって、それは「ピンチ」をテーマに、自分を見つめることなのです。「自分自身に余裕がなくなった時に、どういうことを思いがちか。そして、それへの対策として、何ができるか」など、あえて、「ネガティブな自分」についても冷静に分析してみる。これは、怖いことではなくて、「ネガティブな状態になった時の、自分の取り扱い説明書」を先に作っておくと、その場面が来たとしても、気持ちに余裕を持ちながらやっていけるから。

週間しいたけ占いより

そもそも、私はとても臆病で心配性で、不安なことをよーく考えてしまいがちな性格。ネガティブが顔を出して一暴れしたあとには、毎回(もう二度と同じ過ちはおかさないぞ…!!)と心に誓っているはずなのだが、自分がそうなっている瞬間にどうしたらいいか分かっていなければ、確かに、対処のしようがない。


試しに、頭の中を書き出してみる。


ネガティブな時どういう風に考えがちか、
何故そう思うのか、
そのネガティブはどうしたら拭えるのか、
その為には具体的に何をしたらいいのか、
いつまでにそれをやりたいか…

ノートは書き殴り用と、まとめる用の2冊持ちです


後ろ向きな気持ちと、背中合わせで存在しているはずの〝本当はこうなりたい〟という、理想とかもひとつずつ書き出して、どうしたらそうなれるかまでイメージしてみた。


考えていくと、私の場合〝苦しみとの和解〟をするには〝ご自愛も苦しみも一日にしてならず!〟ということを頭の片隅に置く必要があるよう。なんだって一日二日で変わるもんじゃなく、毎日ちょっとずつちょっとずつ、自分でも分からないペースで変化する。だから、すぐ不安になる私には、目に見える方法で振り返る時間が必要だと感じた。

そうして、始めたのが3行日記でもある。

始めてみてから、いろんなことを見落としていたと気付いた。出来ていないことに囚われすぎていただけで、実は割と自分は頑張っていることも分かった。書き留めておくことで後で見返せるし、なによりこの方法で(私、案外やれてるじゃん?)と思えるし、以前より、自分は誰の役にも立てていない…と、考えてしまう日が、明らかに減った。きっと私にはこの方法が合っているのだと思う。


それでも、長い時間をかけて作りあげた考え方や思考の癖は、やっぱりそう簡単には直らない。なので、毎日少しづつ受け入れて、認めて、心を進化させていきたい。その為に、こうして自分で自分の暮らしを振り返って、ちゃんと自分が頑張っていることを知ってあげようと思う。

そしたらこの記録が、いずれ私の取説になり、同時に嫌な過去じゃなくて、大切な記憶になるはず。

やっちゃったな〜と思う瞬間も、まだまだある。けど、ようやく今、なりたい自分に近づくために、ゆっくり動き出せているような気がする。



この記事が参加している募集

3行日記

サポートしていただけると、切れ痔に負けず文字書きがんばれます。