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オランダのまるごとりんごパイ(Appelbol)

パンデミックが起きる前は、週末によくオランダまでドライブに行っていました。素晴らしい美術館や公園が沢山あるし、ベルギーとは異なる整然とした街の雰囲気も好きです。
オランダに行くと必ず食べてしまうのがアップルパイです。シナモンががっつり効いてリンゴが沢山詰まっているアップルパイが大好きなのですが、ベルギーではあまり見かけません。オランダのカフェでは必ずと言って良いほどアップルパイを置いているので、ついつい頼んでしまいます。

オランダのアップルパイ

オランダのアップルパイ、私が知っている限り2種類あって、一つはこの背の高いタルトタイプ。タルトにリンゴのフィリングがぎっしり詰まっていて、もりもりの軽いクリームと共にいただきます。

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ロッテルダムの有名店、DUDOKのアップルパイ。めちゃくちゃ美味しいです。ロッテルダムのエキナカでも買えます。

もう一つが、リンゴまるごと一個をパイ生地で包んだアップルボール(オランダ語だとAppelbol)。ユトレヒト名物として知られていますが、私はLa Placeというセルフサービスのレストラン(高速道路のSAやアウトレットモールにある)でよく食べていました。

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La PlaceのAppelbol。パイを切ると、とろとろのシナモンソースが出てきます。焼きリンゴをパイで包んだような感じです。本当に大好き。

しばらく食べてないな、と思ったら無性に食べたくなってきました。レシピを調べてみたら、なんとLa Placeのサイトで公開しているのを発見。これは作るしかないです。

La Placeのレシピを参考に、砂糖の量など調節しました。

作り方

材料(2個分)
小さめのりんご   2個
パイシート     りんごを包める大きさ2切れ
バター       5g×2かけ
卵黄        1個分
グラニュー糖    適量

・シナモンシュガー
グラニュー糖                    大さじ2
シナモン                      大さじ1/2~
カスタードクリームパウダー  大さじ1/2

1. りんごの皮を剥き、輪切りにする。芯の部分をスプーンでくり抜く。元のりんごの形に戻すように重ねる。

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りんごはこれくらいの大きさ。ヨーロッパのりんごは小さいです。

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2. シナモンシュガー用の材料(グラニュー糖、シナモン、カスタードクリームパウダー)を混ぜあわせる。

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カスタードクリームパウダー。水を加えるとカスタードクリームになります。これを加えることでシナモンシュガーがとろとろになります。

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3. パイ生地の真ん中にバターを一切れ置き、その上にりんごを逆さに置く。りんごの穴にシナモンシュガーを詰める。

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丸形のパイシートでりんご1つにつき1/3を使いました。どんな形でも包めればOKだと思います。バターが栓の役割をします。

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4. 生地の端を少し引っ張るようにしてりんごを包む。きちんと包まないとシナモンシュガーが漏れ出てくるので注意。

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5. 包んだ口を下にしてアルミカップに乗せる。表面に卵黄を塗り、グラニュー糖をまぶす。

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6. 200℃に熱したオーブンで20~25分焼く。

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途中で様子を見て、焦げそうなら温度を下げます。

できあがり

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とても良い感じに焼きあがりました。

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切ってみると…とろとろになったシナモンシュガーが溢れてきました。シナモン好きにはたまりません。テクスチャーも味もかなり本物に近いと思います。パイは底までさくさくで、リンゴはきちんと火が通って柔らかくなっています。美味しすぎる。
お家でオランダのアップルボールが食べられて幸せです。


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