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『コピーライターじゃなくても知っておきたい 心をつかむ超言葉術』を読んで


阿部広太郎さんの著書 コピーライターじゃなくても知っておきたい 心をつかむ超言葉術 を読んだ。


阿部さんの文章は、いつもやさしい。そして熱い。
こんなわたしでも何かできるのかも…?と思わせてくれる。

今回もすっかり心をつかまれたので、この心地良すぎる勘違いの魔法がとけてしまう前に、いま思うことを。



【わたしにとっての”書く”】

わたしの表現方法は、書。
大好きだ!読んで欲しい!と思ったすてきな言葉たちを書いている。

https://cherurira.tumblr.com/

わたしの"書く"とは、「文章を考えること」よりも、
「筆文字で表現する」という意味で使うことの方が、より身近。

高校1年から約16年、なんやかんやありつつも、自分の大切な一部だなと思える距離感を保ちながら、書道と共に生きてきた。



あなたが好きな言葉を、好きなように書いていいよ。

高1の芸術科・書道の最初の授業、漢字かな交じり書。
先生(恩師)にそう言われて心躍ったあの時のことを、わたしはきっと一生忘れない。
お習字教室で、お手本通りに書くことしか知らなかったわたしに、その自由さは衝撃的だった。



わたしの書には、好き・書きたい・分かち合いたいがベースにある。

・・・いや違う、それしかない。


最も大切なのは、どんな言葉を書くか

あぁ好きだ書きたいと思う言葉とまず出会って、
待って待ってこの言葉控えめに言って最高じゃない!?!?って、
誰かと分かち合いたくてたまらなくなって、筆を取る。

この流れは、ずっとずっと変わっていない。
これからも変わらない、と思う。


【わたしの言葉】


これだけ、言葉ことば言葉!言葉ファーストです!と言っておきながら、わたしの書の最大の弱点。

自分の言葉を書いた作品が、ほとんど無いこと。


ちゃんとした場(?)で発表したのはたった1回だけ。
大学の卒業制作展。


感謝


(恥ずかしい)
(若い若すぎるいろんな意味で)
(でも載せる)

恥ずかしい文章をあらゆる場所でたっっっくさん垂れ流しているのに、
”筆文字作品としての”言葉とは、なかなか距離が縮まらない。
筆文字で表現する言葉、と意識した途端に思考が止まる感じがする。

惚れ込んだ言葉じゃないと筆で書きたくないのが、本音。

いやぁ・・・自分の言葉に惚れ込むって、難しくない?
書道家の自分にプレゼンして勝ち残らなきゃいけないなんて・・・
こりゃあ厄介、めちゃくちゃめんどくさいクライアントだよ。



冒頭、こんなわたしにも何かできる?なんてつぶやいたけど、
真新しいキラキラな何か・・・なんて今更あるはずもなくて。

やらなきゃいつかやらなきゃと、ずっと心に引っかかり続けていたことに、腹括って向き合いなさいよってことかな。

わたしが書きたいと思う言葉を、わたしの中から引き出す。

早く出ておいで、書きたいよ。

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