短編小説『ミルクキャンディ』
いつもの時間にアラームが鳴る。
今日、仕事に行けば明日は休みだ。
それなのに、起き上がると気分が悪い。
今日は生理2日目。
今週ずっと多忙で、休む間がなかった。
その疲れがどっと溜まっている。
準備しないといけないのに、体が動かない。
有給はまだあるけれど1日使うのがもったいない。
とりあえず歯磨きを済ませて顔を洗う。
歯ブラシを持っていない片手でスマートフォンを持ち『生理 休み』と検索。
ヒットした記事には、『世の女性は生理でも薬を飲んでやり過ごしている』とか、『生理