クレジットカード

ホーチミンでクレジットカードを使う時に知っておきたいいくつかのこと

1. クレジットカードは海外では不可欠

クレジットカード、使う人・使わない人いますよね。
そこはそれぞれの自由です。

が、海外旅行に行く時に、ましてや海外在住する際に、カードを使わないのはまだしも「持たない」という選択肢はない、と私は思っています。

なぜなら、クレジットカードはあなたに「信頼」をもたらすだから。

カードが発行されたということは、あなたに経済的な一定の信頼があるってこと。その信頼を持って、顔の見えないネット上のやり取りでもエアチケットや海外のホテル予約ができるんです。

またホテルにチェックインする際にも、デポジット確保のためクレジットカードが要求されることが多いですね。多くの客はホテルにとって一見客。信頼できる根拠などないので、カードでその信頼を確保します。

カードがない場合は、現金でその信頼の確保を行うことも可能です。が、全てのことに対応できるだけの大金を持ち歩くのは危険。カードがあれば、手数料は取られるにしろ、各所ATMで現金の確保も可能です。

なので、海外旅行時にカードを持つのは当たり前、くらいに思っています。そしてできれば違う種類のカードを数枚。

海外ではカードは自分の信頼を表すツールの一つ。これはカードを使うのが嫌いな人にも等しく重みのあることです。


2. カード使うなら現地通貨の決済で

さて、では持ってきたカードを使う時の注意点。

カード払いをするのなら、現地通貨一択で。

これは、ホーチミンに限らず、世界各国にて「決済は現地通貨?それとも日本円で?」と聞かれた時の鉄則です。なぜなら日本円を選んだ場合、現地通貨の価格から日本円に換算する際のレートはお店が決めるから。

怖いですねー。公的数字じゃないんです。各お店が勝手にレートを決められるんです。大げさに言うと、1ドルが100円のところを200円、と言ってもいいってことです。恐ろしや。細かいことはこちらにあります。

ただしホーチミンに関しては、ベトナムドンで決済することが多い印象。日本円とどちらが良い?と持ちかけるのは、Dong Khoi通りの一部のお土産物屋さんや、ちょっと高級なブティックあたりくらいでしょうか。

私が行きおおせていない場所もあるので断言はできませんが、レストランでは特にベトナムドンで対応してくれているようです。そこには一定の理由があると踏んでいますが、確証がないのでそこは今は置いといて…

利用者に有利な提示をしてくれるとこが多いのはありがたいですね。

でも絶対じゃないし、他国では何も聞かず選択肢を与えないまま円建てで請求してきたり、用紙に小さく選択肢表示し、こちらが気づかなかったら後で店側が勝手に他国通貨で決済するなど、手口は色々。その辺、こちらの記事が詳しいので、ぜひ一度読まれておくことをオススメします。


3. ピンコード(暗証番号)は覚えておくこと

そんなの当たり前じゃないか!と思われるかもしれませんが、いるんです。暗証番号を覚えてない人。なぜなら、日本ではサインか暗証番号のどちらかでことが済み、サインだけで通してきた結果、ピンコードがわからない…。

私の経験上、ホーチミンではピンコードを要求されることがほとんどです。これがわからないとカードで買い物できません。現金を引き出すこともできません。ホテルのデポジットにも使えません。カードの意味無し。

カード会社に確認するにも、手続きの後に何某かの書類が贈られてきて…と時間がかかることがあるので、旅行前にゆとりを持って確認しておくのが良いでしょう。

ピンコードは、カード会社によりますが、大体3回間違ったピンコードを入れると不審使用ということで、カード自体が一時強制的に利用不可にされてしまうこともあるのでご用心。


4. サインとピンコード、ホーチミンでは両方必要?

さて日本でカードを使う際は、お店によって・金額によってはカードを通すだけでOKってことすらありますよね。ピンコードもサインもいらない。

ですが、ホーチミンではピンコードを入れた上で発行された決済用紙にサインを求められること多し。しかもお店の控えと提出用か、2箇所サインさせられることも。

これに関して、「二重取りされるんじゃない?」と、ご心配になられる方がいるようなのでお伝えしておきますが、このプロセスは、ホーチミンでは極普通。ホーチミンでの基本手順だと思ってください。

そもそも同じ金額の決済が同時刻に複数あるのは大変不自然。後日明細書を見直した時に万が一重複しているようなことがあり、且つ、支払いの控えが手元にあれば、十分クレーム案件として処理してもらえる可能性はあると思います。

クレジットカード、最近はその辺の保証もかなり事例に基づいてカバーしてくれるようになっているので、その点も、カードを利用するメリットですね。現金ならその場で盗られたらそれまでです。

※カード会社・カードの種類により保証の範囲や手続きなどはそれぞれですので、確実に保証してもらえるとは言えません。ご了承ください。


5. カードの付帯保険・サービスの活用

こちらもカードの種類、カード会社により様々な規定がありますので、お手持ちのカードの規約をよくご確認ください。

場合によっては、旅行先での携行品の盗難や破損、飛行機の遅延、ホテルでのトラブル、疾病に関する保険などが使えるケースがあります。

特に疾病関係。私も使ったことがありますが、ホーチミンにはクレジットカード付帯海外保険と連携し、キャッシュレスで対応してくれる病院があります。どこが提携しているかはそのカードによりけりなのですが、もしもの時にその可能性を持っているのは、とても大きな安心です。

小さい文字でビッシリ書かれた規約を読むのは面倒くさい、かもしれませんが、頑張る甲斐はきっとあると思われる手間だと思います。


6. ホーチミンでは少額をカード決済しても嫌がられない?

本来、いくらからしかカードで決済ができない、という下限を決めてはいけないという規約のカード会社が多いようなのですが、極一部で「400,000以上のみ受け付けます」みたいなお店があるようです。

でも私の経験からすると、多くの場所では1,000円前後でも大丈夫。さすがに10円、20円をカード決済するのはどうかと思いますが(手数料の方が高くなる)比較的少額のカード決済が可能であることから、現金残量を調整しやすくなるのがありがたいところ。

ただし、カード決済手数料を数%を追加するお店はあるようです。ですが、そういうお店はお客さんにきちんと説明した上で「それでもカードで良いか、現金に変更するか」を確認してくれますので、知らない内に手数料を払わされた、というお店は少ないと思います。

まとめ

カード利用に関する一般論も交えながら、観光客の方とホーチミンの街をご一緒した際によく聞く質問、困る場面などを集めて見ました。

カードを使うことへの懸念事項をお持ちの方は(スキミングなどの危険性など)それでも使うことに抵抗があるかもしれませんし、それが絶対に起こらないとも私は言えませんので、最終的には個人の判断に委ねますが…

カードを使うことの利点はいろいろあります。カードを持つ、ということの意味を理解してもらえたら、海外に持って行かないという選択肢はありません。

使わないつもりでも、まずは確保しておくこと。
そして使わないつもりでばかりいると、いざ、必要になった時に、確認すべき点を確認しなかったり、必要なことが用意されてなかったりするので、使うつもりで、上記のことを一通り確認して置いてもらたら、と思います。

転ばぬ先のクレジットカード。
旅を安全に快適にすごくアイテムとして、ぜひ活用してくださいね。



2019年2月27日
ちぇり

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