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人に薦められた小説を素直に読むぞ!!!【鬼人幻燈抄 : 明治編 夏宵蜃気楼】


友達から何かをオススメされることがある。上のツイートの場合は「鬼人幻燈抄」という小説です。
このnoteでは、この小説の感想を一冊ずつ書いていきます!


今回、私が読むのは小説「鬼人幻燈抄」の六作目
【鬼人幻燈抄 明治編 夏宵蜃気楼】です。



↓一作目の感想はこちらから

https://note.com/chemisyo/n/n52d25a7718d0

↓二作目の感想はこちらから

https://note.com/chemisyo/n/nf7e8f16d9d09

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https://note.com/chemisyo/n/n13a33ac268c3

↓四作目の感想はこちらから

https://note.com/chemisyo/n/n0ddd672be1a7

↓五作目の感想はこちらから

https://note.com/chemisyo/n/n5bb06b1c93a2


※注意!!!!!!!!!!!!
このnoteは 鬼人幻燈抄 明治編 夏宵蜃気楼 のネタバレをめ~~~っちゃめちゃ含んでいます。読んでなくて今から読みたい人への配慮はしていないので、そういう方は記事を閉じて今から読みましょう。



☆読む前に内容を予想してみる☆

今回は3作からなる明治編の2作目。
あらすじによると、思春期を迎えた野茉莉に甚夜が手を焼くらしい。ここが一番気になる。やはり野茉莉は自我を抑えがちな子だったと思うので……強い自我と感情見せてくれ。
あといよいよ甚夜と野茉莉が並んでも親子に見られなくなるよな。そこの描写も気になるぜ。正直甚夜としてはただ耐えることになるんだろうな。だからこそ、これに対して行動を起こすのは野茉莉の方だと思うワケ。

あとマガツメ?って名前の鬼の集団との争いが進むらしい。これに対して言えることは秋津染吾郎が無事であってほしいということただそれだけ……。





妖刀夜話 ~御影~ 1

この章の感想

妖刀てことは3つぐらいある妖刀の一つがでてくるのかな。兼臣も絡んできそう。名前からして。


野茉莉は家事や店の仕事に不満は持っていないようだし、優しく気遣いを忘れないところも昔と変わっていない。ただ、お互い以前のように上手く話せなくなった。

し、しっかり気まずくなってる〜〜〜!!!なんで?わかりません……。アタシにもそういう時期とそういう相手はいましたが、どうしたんだっけ。自然な流れに任せたら治った相手と気まずいままの相手が出来ました!いかがでしたか?


「相手がいない。それに以前、野茉莉に母親はいらんと言われた」
「それを律儀に守るあたり、貴方らしい」

おい兼臣!ウチもこういう律儀なところ、甚夜らしいと思ったぜ😁
兼臣、いまだによく分からない所も多いけど、甚夜と野茉莉のことをちゃんと見守ってくれてるところ、めちゃめちゃ好感が持てるな。なんだかんだ常識的な感じがするぜ。


いや、思春期の娘、むず!!!!!思春期の娘だった皆さん、これ甚夜どうしたらいいんですか?



妖刀夜話 ~御影~ 2

この章の感想

「褒められたことではありません。私では勝てない、だから貴方に縋っただけです」

急激に兼臣のこと好きになってきちゃったな。ミステリアスで、図々しくて、けど覚悟があって、無念もあって、自ら頭を下げて……。お前も死ぬな!!!


淀みのない瞳には彼女の決意のほどが表れている。こうやって本当の意味で向かい合うのは初めてだ。

兼臣と甚夜が対等に向かいあう。そういえば野茉莉が甚夜に求めてるのもそういう関係だったりするかな。庇護対象としてでなはく、もっと対等に向き合って甚夜が兼臣にしてたみたいに愚痴とか吐いて欲しいのかも。


甚夜が助力してくれる染吾郎を心配がっている。当たり前だけど、失ってしまいたくない相手に染吾郎がいることに涙……。しかしながら甚夜も鬼じゃなかったら死んでた傷をいくつも負ってきたし、甚夜よりも頑丈さも機敏さもない染吾郎がついてくるのはそりゃ不安か。



妖刀夜話 ~御影~ 3

この章の感想

甚夜と染吾郎の共闘、いいね…❤️普段と打って変わって戦闘中の会話は合理的で最低限なのがベテランを感じさせてメチャかっこよっっっ。


「でも私達が、母のお兄様をおじさまと呼ぶのは当然でしょう?」

おじさまって聞いて「なんや可愛い呼び方やな^ ^」って思ってたけどそう思ってていいやつではないらしい!!!!!!!!!!!
マガツメが母親って聞いて同じ性別の鈴音を思い出さなかったわけではないんだけど「まあ違うでしょ^ ^」て思ってたからびっくりだ。てっきり別のボスかと……思えばこの小説って別ボスだすほど悠長じゃないか。




妖刀夜話 ~御影~ 4

この章の感想

「おいでやす、鍾馗様」

しょうき様〜〜❤️このステータスがバカ高いことが取り柄のユニット、好きすぎる……っ。
前も言ったけど、あの性格と戦い方の染吾郎の切り札がこんなやつなの、veryハオ。

けどいまよぎっちゃったんだけど、光景が。こんだけ強さが主張されているユニットって、後から出てくるバカ強いキャラに負けてそいつを引き立てる役回りだったりしませんか?しませんよね?


「人が鬼に堕ちるのは自分でもどうにもならない程の想い故に。だから鬼を造る術は想いを操る術です。なら、それを突き詰めれば想いの根幹に辿り着くと思いませんか?」

この文章重要そうだから覚えたいけど何のことだかわかんないぜ。
想いの根幹に辿り着くのが鈴音の目的ってこと?確かに鈴音は甚夜と白雪がらみの想いからすごいことになっちゃったけども。
「他人への想いとは」的なテーマが鬼人幻燈抄にあったりするのかな。“復讐”を本筋に置きながら、人間関係の幸せや悲しみが描かれてるのがこの小説だとは思ってるんだけど、想いの根幹かあ〜〜〜。わかんね。

普通に「想いの根幹」が鬼の異能となるなら、それを理解すれば好きな異能の鬼を作れるとかそっちの話か?


「やっぱ、ただの木偶の坊やったな」
その中心にいる秋津染吾郎は血に塗れた凄惨な姿で、いつものようにからからと笑って見せる。

よよよよよよよすぎ〜〜〜!!!マジかっこいい。このキャラ、アタシに愛されるために生まれてきました?
ゴリ押しで勝利。決して雑なわけではなくそれが合理的だからそうしたんだけど、けどゴリ押しで勝って、血に塗れた姿で、いつものように笑う……。へへへ…😁 最高!
こういうキャラが勝利のために風態きにせず泥だらけになるの、いつの時代もいいものですね。


向日葵と自縛は鈴音の一部が鬼となったものらしい。ということは鈴音の想いの一部なのかな。性格とか能力とかから読み解けそうだけど、う〜ん。
自縛は子供っぽくて鎖の能力だから、甚夜を独り占めしたいとかの想いが鬼になったとか?安直だけど。
思えば向日葵は能力まだ判明してないんだ。けど性格的にポジティブな想いが鬼になってそう。


兼臣体貫かれちゃった!!!死ぬなーーーー!!!いやけど死にかけで、強い想いがあるということは…?ことは…?ことは…?




妖刀夜話 ~御影~ 5

この章の感想

「その程度では、壊せんぞ」

うおおやっと不抜つかった!!!不抜というのはカチカチになる能力のことです。練度が必要らしいからまだあんまり使ってないらしい。これが自在に使えたらカッコいいでしょうね。


うおお兼臣が妖刀の能力で立ち上がった、けどこれ喜んでいいやつですか?妖刀の能力解けたらこれ兼臣死んじゃうのでは…?
あとこの動けない体を無理やり動かす能力、ハズレ寄りでは?いや甚夜ほど他に能力持ってたら有用だと思うんですけど、他に能力ないのに怪我した時限定の力っていうのは…。まず怪我しないビルドを組みたいもんですね。

やはり兼臣死んでまった……。悲しいというより寂しいな。悲しくないわけじゃないが、本人が自分の想いや決意に諦めや妥協をしつつ晴れやかな感じなので、勝手に悲しむのはそれらを否定することになる気がして……。けどいなくなるのは寂しいぜ。



妖刀夜話 ~御影~ 6

この章の感想

『面白いという訳ではありませんが、葛野様が私に蕎麦なんぞ幾らでも作ってやると』

え!?!?!?うっひょ〜〜〜!!!兼臣じゃん!刀がしゃべった!そういや兼臣も年取ってない伏線まだ回収されてなかった!!!
はえ〜兼臣も自縛も同じ人の姿をもらってたから同じ顔だったんですね〜〜。


野茉莉は無言を貫き、しばらく間を空けてからようやく小さな声を絞り出す。
「お母さんはいらないって、言ったのに。父様もそれでいいって」

うっひょ〜〜〜!!!
気難しい年頃になっても自分でした約束忘れてね〜〜〜!やっぱり野茉莉はいままでも甚夜と兼臣が思った以上に打ち解けてるところに思うところがあったのかな。
しかし、野茉莉……すごいな。“いじらしい”ってもしかして野茉莉のために作られた言葉か?


「まあ、女の子の扱いは難しいわなぁ」
『女性と縁のない秋津様でもそう思われますか』
「よっしゃ、お前表に出え」

急に良い会話するな!

急激に妻面する兼臣もいいね。面の皮が厚い図々しい女がよ…………。





母神まんじゅう噺 1

この章の感想

楽しげな気分で豊繁は店へと戻っていった。
少なくとも、この時は。

やめろ!!!その表現!!!蕎麦屋の隣の店の豊繁にやっとスポット当たったと思ったら早速鬼人幻燈抄の仕打ちですわ。


染吾郎の弟子の平吉は両親を鬼に殺されたらしい。そら嫌いにもなるぜ。染吾郎としては甚夜やおふうみたいな鬼を知ったことで鬼に対する態度が軟化したんだろうけど、誰にでもその流れを求めるのは酷ではある気はする。ので、感情と使命を切り分けて頑張る必要があると思うんですけど、平吉いけるか!?!?

平吉の掘り下げエピソードかな。夏宵蜃気楼は最近出てきたキャラの掘り下げ多くていいわね。




母神まんじゅう噺 2

この章の感想

「一から十まで理屈をつけて動けるほど明瞭な生き方は中々できないな」
まるで自分がそうだと言うように、彼は頼りなく笑みを落とす。

甚夜…❤️ 大人になったもんですね。
自分の生き方とか刀を振るう意味とか散々悩みまくって辛い目にあってきた甚夜のこのセリフ、アツいね……。


ただ、それでも。
「あいつ、ほんまに娘大好きの親馬鹿なんやな、ゆうのは実感できたわ」

平吉…❤️ なんか久々に若者の成長を見た気がする。しばらく成熟したジジイばっかだったしな……。
けど甚夜を立てつつ野茉莉を慮れることができたのは、あったけぇよな……😁




夏宵蜃気楼 1

この章の感想

ハアハアハアサブタイトルになってる章きちゃった。どうか平和に終わってくれ……!


「はあ。師匠の馴染みの蕎麦屋の話しとったら、なんでか店主の話になって、いつのまにやら野茉莉さんの話になって、そしたらなし崩しに」

誰の店だろう。つって櫛とか売ってそうな店は善二の店しかないか?けど野茉莉のこと知ってるのかな。奈津が甚夜に娘がいるところ目撃したぐらいだと思うけど……。

平吉、野茉莉のことが好きなんだろうけど当の野茉莉は父親の母親になりたいって思ってるんだよな。入る隙間、あります…?


なんか語り部が甚夜じゃなくて平吉になったり野茉莉になったりしている。こういう主人公以外の主観が知れる小説の展開、超好(スーパーハオ)。


ああ、まただ。何気ない言葉がちくりと刺さるのは何故だろう。

ハァ〜〜〜〜〜〜〜❤️野茉莉……。
甚夜の親バカでなくなった部分に不満を覚えてるのかな。娘も年頃だし甚夜としてはそんなにベタベタするのもな……て思ってそうだけど、野茉莉としてはそういった変化は「私が父様の母親代わりになる」って言ってあげた日のアツい時とかが無いことになったようで辛いのかも。


「よろしく、………ちゃん」
何故か、彼女が呼んだであろう野茉莉の名前もまた、雑音に掻き消された。

ん〜〜??誰だろ。名前がわからない女性ってところで単純に夜鷹とか関わり薄そうだしそうかなって思ったけど、野茉莉の名前もかき消されてるからもっと意味合い深い気がする。
野茉莉を守ってた狐の鬼かな?名前忘れた。その鬼は野茉莉に別の名前をつけていたとかかな。





夏宵蜃気楼 2

この章の感想

竹林の陰から姿を現したのは、鮮やかな縞模様の獣だった。

シマウマ!?!?!?!?(虎でした)


兼臣のため二刀流の練習してる。相変わらずの義理堅さだ。
刀といえば直次の血刀の能力全然使ってないけど、アレ……?いやけどたぶん刀がなくても刀が使える能力だから、ここぞというときの活躍なハズ……。


野茉莉の夢にあきらかに善二と奈津がいる。どゆこと!?
そして奈津の様子的には父親を甚夜が斬った後みたい。マジでどゆこと!?これを誰が知ってるかっつったら甚夜しかいなくないか?


素直に謝れないのも同じだ。
本当は言いたいことは沢山あるはずなのに、いつだって何も言えない。
ああ、本当に情けない。

野茉莉〜😭良すぎる感傷〜〜〜!

めちゃくちゃ共感できる…いや私なんかが野茉莉にシンパシー感じちゃダメか、ダメだよな、ごめんね。
けど良い…。野茉莉は甚夜のことが大好きで、甚夜への感謝や不満、心配、寂しさとかめちゃくちゃ色々抱えてて、けど何かが怖くて素直さから逃げちゃって……。で出てくる言葉が「情けない」なのがいい…………。自責。甚夜を攻めないのが野茉莉の優しさと思慮深さが出てますね。良い…。



夏宵蜃気楼 3

この章の感想

夏宵蜃気楼、たぶん人が死なない章と見たね。良かった〜〜〜。


今も、雪が、止むことはなく。

やめろ!!!!!!
まあしかしながら、自分のことを語らない甚夜に代わって野茉莉が甚夜のこと教えてもらえている状況ではあるな。


あ、これまた付喪神か?平吉が奈津からもらってきた櫛かなんかの影響だと見たね。

兼臣みたいなAIアシスタント欲しすぎるな。


奈津と野茉莉…😭 ベストバウトだなこれ。ベストバウトって言葉使っていいのか?

私にとっては親バカの父親とそんな父親を誰より大切に思う娘に見えてたけど、当の娘には違うように見えてしまっていたんだ……。たしかに甚夜はみんなに優しいから、自分がただ捨て子だから仕方なく受け入れられているわけではないって気づくのは難しいのかも。

自身の言葉で自分で泣いてしまうの、共感できるけど辛すぎっ……まあ気持ちを吐き出すターンか……。
読んでて思ったけどアタシ自責の念というか自分で自分を無念に思ったり悔いたりするキャラ大好きかもしれん。ちょうど甚夜と野茉莉がそうなんですけど、自分の行いを漏れなく自覚し苦しむキャラ……破顔😁

甚夜と野茉莉のわだかまりがとけた!いいね。ギスってたのも必要な道だったとは思うけど、やはり甘々な親子関係の栄養価は高いぜ。




余 談 鬼人の暇 1

この章の感想

平吉、いいやつ〜〜〜。素直に的を得た嬉しくなる発言してくれるところに、好感……。こっちの染吾郎と平吉の関係もいいものですね。


「さっすが」
たまには乗ってやるのも悪くない。定番の言い回しを口にすれば子供のようにはしゃぐ。まったくもって無駄に元気な老人である。

染吾郎……❤️ My boy……。


店と野茉莉との用事、当然ながら優先順位は後者の方が高い。

コイツおもしろっ。仲直りした途端絶好調かい。

あっコイツら全員パンしらねぇじゃん。マウントとれるな……小麦を発酵させることに関してだけはコイツらに勝てるぞ!!!


「間違いない……あんぱんだ」
「これがあんぱん」
「ええ、あんぱんでしょう」
彼らが知るよしもないが、勿論違う。

アホ?

なんか急に萌えアニメになっちゃった。本人らが誠実で真剣なばっかりに確信持っちゃったよ。


「お母さんが京都旅行に行ってきたから、そのお土産。三橋屋の野茉莉あんぱんだって」

アホ!!!



余 談 鬼人の暇 2

この章の感想

ああ、この娘は本当に大きく、そして優しく育ってくれた。温もりが気恥ずかしく、不器用ながらも気遣いのできる子に育ってくれたことが嬉しくもある。なのにどこか寂しくもあって、複雑な心境で野茉莉の横顔を眺める。

感情が多すぎるだろ。昔の甚夜を思うとコイツ…変わったな…てなるな、昔のご友人と野茉莉の尽力によるものですが。余計なもの背負いすぎてて微笑んでしまいます。


「もうすぐ、同い年になるね」

ぐ、ぐえ〜〜〜〜〜😭😭😭せつね〜〜〜!!!
野茉莉なりのケジメをつけていく……やめて〜おいてかないで〜一人前にならないで……。こっちは野茉莉が独り立ちする覚悟なんてできてないんやが!?


「これからも、家族でいてくれますか?」

ほ、ほげ〜〜〜〜〜!!!!!!!!ぐ、ぐえ〜〜〜〜〜〜〜〜😭😭😭😭😭良すぎる良すぎる良すぎる

どういうことだ…?良すぎるぞ。これは何かのトリックでは…?

あまりに良質な“愛”に正気を保つのが難しいぜ…。だってさ一緒にさ、え?何が言いたいんだろうアタシ。
つまり甚夜サイドとしては、野茉莉がいい年になれば独り立ちして、恋人もできて、新しい家族ができて…ていうことと自分は鬼だから野茉莉に先立たれるってことをずっと覚悟してたと思うんですけど、野茉莉は…野茉莉は…オエッッッッッ!!!!すごすぎてえずいちゃった。

甚夜の娘の独り立ちは寂しいけど娘の幸せのために我慢するって父親の思いに対するアンサーが「父様の母親になる」宣言だったんだ…あんま気付いてなかった…。
つまり私は野茉莉のいう母親っていうのは、甚夜が辛い時に母性的に支えるっていう意味だと思ってたんだけど、それどころの話ではなかった。文字通りの母親なんだ。甚夜が娘が周りから浮かない普通の娘であれるようにいろいろ頑張ってきたけど、それと同じ愛で、野茉莉も甚夜のために自分の立場や役割を変えてまで甚夜と一緒にいようといてくれる…。

これってすごいことですよ。こんな関係見たことない!!だって私が知ってる長命種とその子供の関係って、だいたいは社会からは浮いちゃうけどでも私たちの家族愛はモノホンだよねって人里離れたところで2人暮らすみたいな関係だった。けど甚夜と野茉莉は社会に馴染めるよう努めてくれた甚夜の愛に対して、娘の野茉莉もまた甚夜が社会から浮かないように娘という役割だけでなく妹、姉、母親…と変えていってあげるという愛による覚悟!!!!!!こんな関係見たことあります!?!?!?!?

あるんだろうな、これ読んでくれてる貴様は既読なんだから。
教えてくれてホントにありがとね。



あなたとあるく 1

この章の感想

平吉かっけ!!!!!掌底、そして髑髏を召喚する能力……ちょうどメジャーじゃない感じがいいね。

甚夜も染吾郎もベテランで迂闊なことしないから、平吉と癒しの巫女の方はどんどん話が進みそうだな。危ない目に遭うんだろうな〜〜〜遭ってもいいけど無事に帰ってきてほしいぜ。

癒しの巫女、白雪にクリソツらしい。なんで…?どの繋がりだろう。当然白雪はもう死んで、死体も酒に利用されてた気がするので本人じゃないだろうけど……。
そんなことよりこの癒しの巫女と甚夜は出会っちゃうんだろうか。流石に酷だな……癒しの巫女が鬼だとして良い鬼であってほしいぜ、斬るようなことになってほしくない。
けどこの章の始まりが、平吉が「倒す鬼は分別すべきなのだろうか」みたいな感じだったから、正直この問題に直面してしまう気がする〜〜〜。




あなたとあるく 2

この章の感想

「そう、そうです。きっと鬼を討つ者なら、私をいつだって」

ハァ〜?ウソ〜?白雪〜?記憶あるの〜?甚夜のことだよな…。
それに巫女らしく清廉とした態度だったりかと思えば年相応っぽい表情になったりも白夜と白雪の使い分けっぽい。


癒し巫女の「東菊」の能力は記憶の削除や改変であって癒しではないらしい。う〜ん。鬼の能力は生前の願望だから白雪も記憶を消したりしたかったのか?消したい空いているっけ。甚夜か鈴音?まだピンとこないな。

東菊の記憶が消えてる〜〜〜!消したかったの自分の記憶か。そういう描写は一巻にあったんだろうか。さすがに忘れたな。


エ〜〜東菊はマガツメ関連!?!?まあ白雪だしな…とはなる。じゃあやっぱ本人じゃなくて、鈴音が白雪に関する部分を切り捨てたとかなのかな。

東菊、まさか鈴音が甚夜を油断させるために作った爆弾みたいなものじゃないよな……さすがの甚夜も大きく動揺すると思うし…その隙になんか…。


ぐえ〜〜〜!!!東菊と甚夜があったわけじゃないけどなんか闇に飲まれたら甚夜が白雪がいる昔の夢みてる〜〜〜!!!!!!!!!!そして次巻へ続く〜〜〜!!!!続くなこんなとこで!!!!!
しかしマジで甚夜、何からも逃げることを許されないな……。




短編 名酒の器

この章の感想

花見に誘ってくれる染吾郎、親友すぎる。

甚夜と染吾郎が勘違いで恥ずかしがり合っている様子、どのキャラの組み合わせよりも見てて恥ずかしいかも。マジで目を逸らし合う様子が簡単に思い浮かぶぜ。

普通に甚夜と染吾郎がイチャついて終わった。甚夜にとって染吾郎は同年代の気を置ける相手ってのがいいね。事情も知り合ってるからいつまでも一緒にいてほしいぜ。いつまでも……。




☆全体を通しての感想☆

いや〜〜〜〜〜〜野茉莉〜〜〜〜〜〜!!!!!

全体的に明治編からの新キャラの掘り下げが多くて良かったんだけど、中でもやっぱ野茉莉だな……。「父様の母様になる」というセリフの真意が良すぎた…………。あんな覚悟と愛の方向性の関係他作品にありますか!?!?あったら、作品名教えてネ。

あと癒しの巫女〜〜〜〜〜!!!!ズルズルのズルだろ。性格も白雪っぽいのがズル。そんで甚夜は夢(?)で白雪のこと思い出してるし……次巻はどうなっちゃうんだ。白雪の問題も扱うとなるとマジで葛野編からの集大成になったてゃうな。

兼臣と平吉の掘り下げも良かったんだけど、なにぶん、ラストの野茉莉と白雪の追い上げがすごかったもんで……おまえらの活躍も、マジで期待してるからよ……。



次作

次回は明治編 君を想う。
ついにここまできた〜〜〜!いまなら君を想うまで読んでほしいって気持ち、3割ぐらい理解できるぜ。読む前から集大成なんだろうな〜〜〜って思うから…。残りの7割は読んで理解するぜ。

けど集大成っつってまだ100年たってないよな?ちょうど50年くらいらしい。甚夜と癒しの巫女だけでなく、甚夜とマガツメ(鈴音)が邂逅してもおかしくない展開だと思うんだけど、どうなんだろう。

あとは……全員生き残ってくれればOK!!!な、こんな簡単な願いありますか?叶うんだろうなあ〜〜〜。




ここまで読んでくれてありがとね。アベンジャーズインフィニティーウォーを観る前ぐらい緊張してるかも。


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