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【海外博士進学者必見】UBCにおけるPhDの給料について

本日は博士課程において重要な給料について紹介します

というのも博士課程に進学したいものの学費が高く、生活費も賄えない
といった理由で進学を諦めてしまうケースが非常に多いからです

しかし、海外の博士課程進学の場合は経済的な理由で進学を諦める必要はありません

日本の博士課程の経済状況について

まず前提として日本の博士課程では基本的に学費が発生します
その学費を全額免除できるようにTA(Teaching Assistant)という制度があり
このTAを行うことによって学費分を稼ぐことができるというのが一般的です

また、日本には学術振興会というものがあり、この科研費をもらうことで
新卒並みの給料をもらいながら博士課程を続けることが可能となっています

しかしこの学術振興会(学振)は非常に倍率が高いため、もらえる人は限られているのが現状で、私のように実績も能力もない人間には縁もないようなものだと考えています

要するに一般的な博士学生は学費はないものの生活費は研究外から補填しなければならないということになります

UBCの化学系博士課程の経済状況について

一方UBC(ブリティッシュコロンビア大学)の化学科博士課程は
研究志向の学生にとって魅力的な選択肢です

まずUBCの化学系博士学生は学費が全て学部からカバーされます
HPではInternationalの学生の学費が年間およそ$9,500.19と非常に高額となっておりますが学生が払う必要はないというものになっています

基本給はTA(Teaching Assistant)とRA(Research Assistant)の組み合わせでおよそ月々税抜きで日本円で最低20万円程度(100円=1ドル換算)
支払われます

さらに、UBCはPhD学生に対して様々な奨学金プログラムを提供しています
例えば、UBC Four Year Doctoral Fellowship(4YF)は
優秀な学生に対して追加の経済的支援を提供するプログラムです
残念ながら私はそんなに実績もないので獲得はできませんでしたが
周囲の話を聞いているとかなりの数もらっている人がいそうな奨学金です

その他にも多くの奨学金があるので、私も論文を出した後で応募してみようと考えています

現地の学生の給与額に対する反応

そんなUBCの給与体系ですが、やはり生活費が高騰している関係もあり
日本の博士課程と比べれば全然ましなものの、不満を抱えている学生が多く
そのため頻繁に賃上げ交渉のストライキが行われます

あまり日本だとストライキとか見たことないんですが
こちらだとバスの運転手やなんなら移民局(ビザの発行等をしている機関)までもがストライキをするので、バスが運行しなくなったり
ビザ発給が遅れたりと日本ではそうそう起こりえないことが平気で起こります

博士課程の賃上げ交渉のストライキがどんなものかというと
学生全員で看板をもってキャンパス内を練り歩いて、学長の居室の前まで
行って賃上げをしろとひたすら言い続けるといったものです

あとは、ユニオンと呼ばれる労働(学生)組合?のようなものが発足され
学校側に交渉したりと色々な方法で賃上げ交渉をしています

ちなみにこの前は緊急で学部長と副学部長と化学系の博士学生全員による
ミーティングが行われました

日本でそんなこと絶対にないよなぁと思いつつ出席してみたのですが
まぁすごかったです
学生も学生で思ってること全部言うし、自分のお金の収支とか全部
公衆の面前で平気で話したり、学生と先生の間で博士課程の学生は
労働者か学生かという議論が行われたり

この議論については教授側はあくまでも学生という主張でしたが
ひとりの学生が
「学生は毎日研究をして研究成果を論文として出す。それが学校側の
評価につながり、新たな学生を呼び寄せる。学生による研究成果がなければ
このビジネスは成り立たない」と述べていました

教授はぐうの音も出ず「That's true」と、大論破。
学生みんな拍手喝采でした

そんな感じで結局教授たちもなんとか給料をあげてくれようと動いてくれて
結局急遽年間1000ドルの賃上げが確定。
さらに現在は学部ではなく学校側に賃上げ要請中とのことです

あまり期待はしすぎないようにしているものの、期待感は大いにあります

日本とカナダの博士課程の経済面の違い

ここまで日本とカナダの博士課程の経済面の違いについてお話しました

カナダでは博士課程の学生はあくまでも半分は学生ですが半分は労働者として見られていると言えるのではないでしょうか

あくまでもこれはカナダのUBCにおける話ではあるので全ての海外大学院に
適応可能な話かどうかというのは分かりません

ただし、一般的には海外の博士課程では給料がもらえるというのが常識
となっています

入学するには言語の壁や生活環境といったところで障壁はあるものの
日本で博士課程進学を諦めた方は是非この情報も参考に
海外での博士取得を考えてみてはいかがでしょうか




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