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【BONZART ZIEGEL】適度な接写レンズの作り方

今回もBONZART ZIEGELについての記事です。

このカメラのコンバージョンレンズとしてマクロレンズがあるのですが、2cmくらいまで寄らないとピントが合いません。

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面白い世界が撮れる半面、近距離すぎて撮れる写真や物がかなり限られてて割と…使いにくいですw

しかしレンズ無しでは最短撮影距離が長く(おおよそ50cmくらい?)テーブルフォトとかすらマトモに撮れない貧弱さ…。
他のユーザー達はどうしてるのかとチェックしてると、どうやら虫眼鏡を当てたりしているようです。

実際の写真も見ましたが写りもシャープでイイ感じの距離感。
ただやはりどんなに小さくても虫眼鏡を携行するのはしんどいし、何より虫眼鏡を片手に持ちつつ撮影というのもやりにくくて仕方ない…。

という訳で、なんとか自作でレンズフィルター的な物を作れないかと思いやってみました。

完成品がこちら。

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フィルターというかレンズそのものみたいになってますがw
でも効果はなかなか上々(後述します)です。

で、今回はこれの作り方を公開してみようというわけです。

工作気分でやってみよう

揃えた材料と用具はこちら。

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グレーのボードはコスプレボードという、その名の通りコスプレや造形に使われるウレタン系ボード…。
ですが、多分これは100均のEVAボードやお風呂マットみたいなもので代用できます。
ただあまりにふにゃふにゃな物だと取り付けた時脱落しやすいかもなので、ある程度しなりがあるというか剛性ある方がいいかもです。

まあぶっちゃけ厚紙や工作用紙でもイケると思いますw

用具も絶対必要なのは【物差し・コンパス・コンパスカッター・カッター・ハサミ・瞬間接着剤(素材によっては別の接着剤)】くらいです。
コンパスカッターも100均で見たことあるし、まあなかったらコンパスで線引いてチマチマカッターで切ってもいいです(見た目の滑らかさだけの話なので)

ではここからが作り方です。

まずボードから1.2cm×18.5cmの帯を切り出します。

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ボードの厚みによって18.5は増減するので加減して下さい(今回は5mm厚)
足りないと面倒なので、長めに切って本体レンズ部に当て調整するくらいでもいいです。

長さがOKなら端を接着剤で貼り付け円形にします。

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はみ出た瞬間接着剤は硬化しますので、気になるならカッターやヤスリで削りましょう。

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出来た輪っかを本体に付けるとこんな感じ。

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では次にレンズ部を作ります。

ボードから直径6.3~6.4cmの円を2枚切り出します。

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この直径は先ほど作った輪っかの径と一緒、ってことですね。

切り出した円から今度は直径3.8cmほどの円を切り抜いて、リング状にします。

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この3.8が最終的なレンズ部になりますが、どうやっても元の本体のレンズより大きいので数値は適当でもいいですw
自分は見た目的に元のレンズの黒い部分に合わせただけですw

さて次は拡大鏡シートから直径5.5~5.6cmの円を切り出します。

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素材的にコンパスカッターでは難しいので、コンパスで線を書き周囲をハサミで普通に切るのが楽です。
周囲は見えなくなるので雑に切っても大丈夫。

ただコンパス使う時に派手に針の穴を開けないよう気を付けましょうw

切り終えたらさっきのリングの大体中心に置きます。
そして周りがのりしろになるので、接着剤を塗り貼り合わせます。

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これがガラスレンズだと厚みがある分加工しないと貼り合わせできませんが、今回はシート状なので勢いで貼れますw

貼ったものがこちら。

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ここまで来たら最初の輪っかと貼り合わせるだけです。

しっかり貼れたのを確認したらこんな感じ。

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まるで石器時代の石のお金みたいだw

見た目気になるなら黒く塗装するとか、テープを巻いて貼るとかすればいいと思います。
自分の場合は面倒なのでとりあえずそのままにしてます。

接着剤が完全に固まって、触っても手に付かなくなれば完成です。
さっそく本体にカポっとはめてみましょう。

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もし緩くて脱落しそうなら、内側の数カ所にビニールテープをちょんちょん貼るとかすれば調整出来ると思います。

あくまで今回のは自分なりの作り方なので、参考に留めてもらって各自工夫してもらえたらいいかな、と思ってます。

さて、いよいよ実際の描写に移ります。

自作レンズでの撮影サンプル

1枚目が素の本体で撮ったもの、2枚目がレンズを装着したものです。
クローズアップする分画角が変わってますが、ほぼ同じ距離から同じように撮ったものになります。

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いかがでしょうか?
拡大鏡シートが2.5倍の倍率だったので、思ったよりまだ近かったのですが…
それでも公式のマクロレンズに比べたらそこそこ離れて撮れてますねw

被写体との距離として大体15~20cmほどがピント範囲かな?という雰囲気です。
自然光が強いと液晶画面見えにくいので、ピントの確認が難しく慣れが必要になりますが…。

ZIEGELの元の画角が結構狭めなので、寄った被写体と背景のバランス的には20~30cmくらいが一番使いやすそうな気はします。
これは拡大倍率変えればいいので、時間があったらもう一個作ってみようと思いますw

ただ今回のも思ったより携行しやすくフィットしてる上、そこそこキレイに写せているので満足はしてます。
透明なレンズではなくあくまでシートなので、指紋みたいなすり鉢状の模様も出ちゃってますが…これはシーンによって目立ったり目立たなかったりです。

撮影サンプルが少ないのですが、クローズアップの効果で背景のボケ要素も出てきます。

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こういうのは本体と公式マクロだけでは撮れなかったはずの画ですね。

最初からこれくらい撮れるようにしてくれ、とは思わずにはいられませんが望むのは酷でしょう…。
(だって元の仕様通りにすら製造できてるか怪しいもの)

まあトイカメラ系は色んなカスタムとかが肝、みたいな面もあるのでそれはそれで楽しいからいいかなw

このレンズ、裏側に内径分のシートとか挟めるのでまた何か作ってフィルターとして使ってみるのもありかもしれません。
もし何か作ったらnote.に書いてみます(多分)

ZIEGELユーザーの皆様が良きトイデジライフを過ごせますように…(祈)


今回も読んで下さりありがとうございました。




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