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オンライン社会で生きる子どもたち

時代が急速に変わっている気がします。今まで導入しなかったオンライン授業とやらをやはり導入していく方針だとのことで、子どもたちの専用の機器を揃えるか、考えています。パソコンやタブレットはあっても、私の仕事専用。仕事のデータがたくさん入っているし、壊れたら、絶対に…私は…泣く。子どもが使っていても安心できるものではなく、「勝手に触らないでね」の言葉を添えなければならない。そろそろ子どもたちの本も、データで良いのでは?と思っていたので、良い機会かもしれません。

特に息子は、電子機器に強い。キッズ向けのアプリも、少し教えるとサクサクと動かしていくし、スイッチのゲームの操作だってすぐに覚えてしまう。もう使わなくなった、iPod nanoを渡すと、すぐに音楽を探し出して聴いている。

一方、娘はカメラ好き。彼女のファーストデジカメは5歳の誕生日。どうしてもデジカメが欲しい!と懇願していたので、薄型の首からぶら下げるカバーがついた大人仕様のデジカメをプレゼント。もちろんそんな高級品ではありませんが。その頃、キッズタイプでないと、操作メニューが読めなかったことだけが難点でしたが、喜んで写真を撮ったり動画を撮影していたし、その動画たちをタブレットに取り込めたら喜ぶだろうなと思っています。

タブレットやパソコン、電子機器の操作って、「ボタンがあるなら押してみよう」精神ってすごく大事だと思っていて、クリックしてみたら自分の想像を超えるソフトが入っていたり、押してみたら何か案内が出てきたり。課金だけは気をつけないといけませんが、ある程度自由に、見守りながら、我が身で体験することって良いことだと思っています。

私が小学生の頃、父のデザイン会社でマッキントッシュを触らせてもらい、人魚の絵を描いたのが、私の初めてのパソコン体験(時代感w)。水玉模様やストライプの模様を、自分が描いたイラストの中に施していく作業がとても楽しかったことを覚えています。

さらに、先日、たまたま公園で出かけた時に、一人で遊びに来た娘と同学年の女の子。一緒に遊び始めた子どもたち。遊具で遊んだり、草花を見たり。その時、見たことのない虫を見つけて大騒ぎしている我が子たちのところに駆けつけると、お友達の彼女は、カバンからスマホを取り出し、googleのホーム画面からカメラを起動し、虫を撮影。検索して虫の名前を教えてくれました。ママと約束した時間が近づけば、「あと2分!あと1分!」と時間を気にしながら遊び、時間になると家に帰る。

スマホがなければ「キモい虫ーーー!なんじゃあれー!」で終わっていたし、大切なスマホが入っているからしっかり自分の持ち物を管理していることが、素晴らしかった。

急を要することですが、子どもたちにタブレットを配布する自治体もありますし、高学年の子たちは、私の住んでいる市でも一人一台配布しているとのこと(但し学校での管理)。もしや、今後、配布の可能性もあるのでは…と地域の動向を探りつつ、購入も検討中です。

そうは言っても、オンラインが常識となる時代だからこそ、とても重宝されるのは人間の持つコミュニケーション能力で、学校生活での人間関係の形成や子ども同士の触れ合う実体験はとても宝物になるのだろうと切実に思っています。オンラインに触れながらも、お友達と過ごす時間も大切にし、今の時代に生まれたことを存分に楽しんで欲しいなと思います。


Chelsea Chips ディレクター

Yuka Sano(Photo & Text)


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