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〜pizzaはいつどこで生まれたの?〜

世界中で食べられ、愛されているピッツァ。

日本発祥のものではないのに、本格的なものが気軽に日本中で食べられる。

どの街にもデリバリーピザがある。


ふと、

『ピッツァはいつから、どこで生まれ今に至ったのだろうか』と思ってしまった。


よくありますよね、なんでこれ食べようと思ったんだろうみたいな食材。ホヤとか。

いつもならそれで終わりなんですが、食に携わりイタリアンやピッツァを扱うものとして知っておこうかななんて思ってしまって。

いっちょ調べてみようかなという次第です!

ぜひ皆様お付き合いくださいませ(^^)


ピッツァの歴史

1.ピザの発祥はエジプト!?

色々な説があるんですが1番有力な説が『エジプト』なんだそう。

エジプトでは紀元前3500年前から農業が発展しており、ピザの原料である小麦がすでに栽培されていたのです。

当時小麦粉を水でこねて焼いただけのものはエジプト以外でも食べられていたそうなんです。

ではなぜエジプト発祥か?

偶然エジプトで、小麦粉を水でこねただけのパン種を放っておいたら空気中の酵母菌がついて自然に発酵し、次の日にそれを焼いてみたらいつもよりふっくらして美味しかったということ。ここまでは発酵パンの発祥とも言えますね。


その生地を石窯に貼り付けて焼き始めたのが世界初のピザ、ピザの歴史の出発点と言われています。

この手法が各地に広がって色々な小麦の食文化を作っていったんですね。

ですが今みたいにチーズやトマトソースをのせたものではなかったそうです。



2.ピッツァの歴史をグッと進めたイタリア・ナポリ

時は流れに流れて16世紀イタリア。

やっとピッツァの原型が誕生しました。

小麦の生地にニンニクやラード、塩をのせて焼いたシンプルなものが始まり。

今でいうフォカッチャのようなものですね。


3.トマトの登場でやっと『PIZZA』が誕生!

ピッツァが現在の形に近くなったのは16世紀に新大陸からトマトがもたらされてから。

ちなみにヨーロッパではトマトは有毒な植物に形が似ていたため、もっぱら観葉植物として育てられていたんだそう。

そこから当時のナポリの貧しい人たちに食べられるようになりイタリア全土に広がったとされています。


16世紀後半から17世紀にイタリア南部でトマトが栽培され始め、人気のフォカッチャにトッピングされました。

そのフォカッチャに漁師さんのリクエストからトマトソース・ニンニク・オレガノをのせた、

その名の通りマリナーラ(漁師風)が誕生しました!


シンプルながら素材の香りが際立つマリナーラは当店でも人気ピッツァのひとつ!

朝食にも、ワインのお供にもぴったりで私も大好きです!


pizzaの語源も諸説ありますが

ラテン語の平に潰すという意味の過去分詞pince.

イタリア語で引っ張るを意味するpizzicare.

などなどたくさんありますが、どれも作るときの動作が元になっているようですね。




やー奥深い。

書ききれない。

次回は世界中みんな大好きマルゲリータに迫ります!

ピザの生まれた当時に想いを馳せながらマリナーラを食べるなんてどうでしょう?

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