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子宮筋腫とワタシと時間軸と・・・

先日、不正出血があったのでレディースクリニックで検査をしてもらった。

そしたら、10年近く持ってた子宮筋腫のことを指摘され、さらには女医にびっくりされた。「こんなになるまでどうして・・・」って。

もちろんずっと知らなかったわけではない。発覚当時に検診を受けた別の女医は「基礎体温つけてないなんて、考えられないわ。女の子でしょ!」みたいなこと言うし、それを吐き捨てられた言葉のように、私が解釈しちゃったもんだから婦人科へ行くのが怖くてずっと行かなかったんだ。

別に痛みがあるわけでもないし、出血が多くっても問題とは思ってなかったし。いずれ年齢が閉経を迎えるようになれば子宮筋腫も、ただのカタマリになるんだろうし・・・って思ってた。

でもね、好きな人と真剣に付きおうと思ったら『自分の女性的な機能は大丈夫なんだろうか・・・』って思いがよぎったの。だから、「レディースクリニック」っていうイマドキなネーミングで存在しているところで診察してもらったわ。

すると、冒頭の女医の言葉に戻るんだけど・・・「どうしてこんなになるまで?」って簡単にいうけどさ、「別の女医の心無い言葉の被害を被ったんですよ」とわたしは言いたかった。言わなかったけど。

権威持つ人の言動は、本当に傲慢で、圧力があって、潰されそうになるんだよ。医師免許って、そんなに偉いのか?なんて思うくらいに、潰してくる人が他にもいたからね・・・医者が嫌いなんだよ。

でも、目の前にいる女医は違った。

「ここまで子宮筋腫が大きいと、腎臓にも影響があると思うのよね。腎臓って2個あるけれど、1個が使えないと感じたら、片方だけに負担をかけるからね。故障しやすくなっちゃうよね。」と違う視点から現状を教えてくれたんだ。

こういういう説明がもっと早くにあったら、真剣に筋腫に向き合ってたのに。今更なんだけど、わかった今、ちゃんと向き合う気持ちになった。

48歳って微妙な年齢でさ、老眼みたいに「文字が読みづらい・・・」っていう変化を毎日のように感じちゃってると、自分がもう老化から逃げられないような錯覚になるのよね。

錯覚ってあえていうけどw

目の前に年老いた親がいて、日常では会話の輪に入れない若い子たちの勢いから外れたりすると、閉経なんてすぐにやってくると思ってたんだ。若さの時間は、取り返すことができないくらいに過ぎ去ったものだって思ってたんだ。

なのに、女医は子宮の状態を検査で見つめ、その結果次第でどう進むかを考えようっていう診断を返してくれた。

もう、子供を産むこともないし、女性の月のリズムを刻めなくなる日も近いうちに来るかもしれないし、無い無い尽くしの終わっていくだけの人間に対して、ただ平坦に「今」を見出して、対処しましょうっていう女医。

今は、それがなんだかありがたく思える。
一部分の細胞が癌化する手前の状態というのが検診から分かったから、この先どう変化をしていくのか・・・

決めるのは自分っていう部分は大きいと思うけど、自分では決めきれないこともある。無理に健康アピールする気もないけど、病気になる気もサラサラない。

だったら、今をどう生きようか・・・それを楽しめるだけの心を持っておきたいと思う。


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