あずま

SnowMan〜!!!!!!!

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海のはじまり 第3話感想

大切な人をうしなうということこの世に、言うほどでもない感情は山のようにある。それは「大人だから」「言っても仕方ないから」など、様々な理由によって形にならないままでいるけれど、消えるわけではない。濡れた足から中々落ちない砂のように、ざらつきとして心臓に残り続ける。 第3話、やっぱり水季と海の回想シーンから始まる。ふたりで暮らしているアパートの柱に身長を刻み、和やかな会話を交わす。すくすく、と子どもならではのあどけない語彙で成長を喜びながらも、その表情は離れていく水季の背中によ

    • 海のはじまり 第2話感想

      「私がお母さんやれたりするのかな。」今回1番視聴者の心を掴んだのは、弥生(演:有村架純)だった。あと鳩サブレーだった。 深く傷付いた人は、他人を傷付けることにも鈍感になる。 それは決して悪いこととは言い切れないし、傷付いた人を責めることもできない。ただ、だからこそ深く傷付いているのに表に出さず、傷を自分だけのものにして微笑む弥生が善性としてよく光る。 海のはじまり 第2話第2話、水季と海の回想から始まる。「海は夏くんに似ている」と零す水季に、海は目を丸くした。「パパいる

      • 海のはじまり 第1話感想

        『海のはじまり』。2024年7月1日からフジテレビ系「月9」枠にて放送中のテレビドラマ。主演は目黒蓮。元恋人の死をきっかけに、娘の存在を知る主人公を描いた、『silent』『いちばん好きな花』の生方美久脚本のオリジナル作品。 「海に終わりはないよ。」冒頭、この物語はそういった会話から始まる。海辺で喋る、南雲水季(演:古川琴音)と娘の海(演:泉谷星奈)の、散歩のシーンだ。 「海、どこから海? 」 「水があるところからじゃない? 」 「じゃあここ(海辺を指しながら)、海じゃな

        • 佐久間さん、愛してくれてありがとう。

          最初に佐久間担、本領発揮の時間である。佐久間さん、お誕生日おめでとうございます。 なぜ今日というこの7月5日という輝かしい1日が祝日でないのか、未だに不思議で仕方がないけれど、平日だからと言って当然祝わない理由にはなり得ない。どんな理由があろうと魂を込めて全力で推し、祝わせていただく。それがオタクの幸甚というもの。だが個人的に今、大連勤時代なのでほんまにギリギリです。間に合うかもわからん(ギリギリ間に合ったよ)。否、是が非でも間に合わせる。ただ本当ならば、佐久間大介という魅

        海のはじまり 第3話感想

          ラウール、いちばん星の生まれ変わり

          最初にラウール誕生日おめでとう! 今日本に居ないかもしれないけど関係ない! 世界のどこにいようとラウールが産まれた日を祝わないはずがないだろう! ラウールおめでとう! 聞こえた? 一応とんでもクソデカボイスで叫んでる予定なんだけど。 ラウールはいちばん星の生まれ変わり、スポットライトすらかすむほどの輝きを持つスター、それはまるで川端康成の読む『雪国』の冒頭のような、夜までもを燦然と光り照らす太陽と鏡合わせのような存在であった。 なんて、ラウールの話になると小説を書き出してし

          ラウール、いちばん星の生まれ変わり

          おひさま、向井康二

          最初に向井康二さん、お誕生日おめでとうございます。今日という日を迎えられたこと、オタクとして大変嬉しく思います……。 な〜んて堅苦しい挨拶は向井康二に似合わねぇ! こーじおめでとう!! この地球というたこ焼きに生まれてきてくれて、アイドルでいてくれて、SnowManになってくれてほんまにありがとう!!! 愛してるで!!! と、これから何万字書くかわからないけども、究極書きたいことなんてこれだけなんですよ。ただあまりにもこれだけだと素っ気ないというか、私の中の愛が物足りな

          おひさま、向井康二

          田邑拓郎、「先生さようなら」で有終の美を飾ってくれてありがとう

          シンドラの有終の美を飾った、田邑拓郎という残酷で美しい、薄氷のような男 最初に日本テレビ系毎週月曜深夜24:59〜25:29に放送されていた、深夜ドラマ。通称「シンドラ」。全作においてひとつのアイドル事務所所属タレントが主演を務めたことが大きな特徴であり、そのために2024年3月末で幕を下ろすこととなった。その有終の美を飾ったのが、SnowManの渡辺翔太が主演を務めた「先生さようなら」である。 原作は小学館から出版されている、八寿子先生による同名漫画であり、渡辺翔太は主人公

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          映画オタクよ、「映画マッチング」を観よう

          映画オタクよ、「映画マッチング」を観よう 最初に映画オタク、「マッチング」って知ってる? 2024年2月23日に公開された、サスペンススリラー映画。監督脚本:内田英治、主演:土屋太鳳で展開され、興行収入9億円、観客動員数65万人を突破したあの映画が、5月20日、遂にレンタルでU-NEXTにやってくる。399円(税込)。安い。U-NEXT単体のお値段は正直お高いと感じてしまわなくもないが、映画オタクは金銭感覚がバグっている人が多い(主語がでかい)。特に映画がとにかく豊富なU-

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          You are SnowMan’s TRIGGER(岩本照誕生祭2024)

          You are SnowMan’s TRIGGER 最初に 言わずと知れたうちのエース。今を飛び立つ岩本照。ご生誕記念日、略してお誕生日、おめでとうございます。 とは言え、とは言えね? 言わずと知れたうちのエースとは言えどもね? なにも言わずにいきなり岩本照の魅力を鬼語りするのは、さすがに私こと広辞苑が友だちオタクもはばかるわけですよ。 そう、現在5月14日。3日前でございます。是が非でも何があっても天地がひっくり返ろうとも間に合わせたいくせに、自ら文字数を増やそうとしている

          You are SnowMan’s TRIGGER(岩本照誕生祭2024)

          「フジ大奥(2024)」松平定信様への恋文

          罪悪感に耐えられず修羅となり、答えのない純愛という地獄を生きた松平定信様へ 最初にフジテレビ系、2024年1月期木曜劇場枠ドラマ、「大奥」。第11代将軍徳川家治の御代を描き、正室倫子を主役にしたこの作品で、SnowMan宮舘涼太は松平定信を演じた。 主演・家治の正室倫子を小芝風花さんが演じており、家治役は舘様の憧れの先輩、亀梨和也さん。田沼意次は安田顕さん、大奥総取締の松島の局は栗山千明さん……と、錚々たる名優陣の中、舘様は後に老中となり、寛政の改革を行う「松平定信」に大抜

          「フジ大奥(2024)」松平定信様への恋文

          存在が盛れている男、深澤辰哉

          最初にSnowManって知ってる? いや、メンバー全員そうなんだけど、深澤辰哉という男を語るには、まずSnowManについて語らねばならないと思うような、それほどの愛がある男である。 これは決して、まじで、絶対、彼がグループ内じゃないと輝けないと言う意味では無い。グループから離れた個人の仕事でも彼が“深澤辰哉”として唯一無二の光を放っていることは、彼の掴んできた数々の仕事が立証している。ただ、SnowManに深澤辰哉は欠かせない(いや全員そうなんだけど)。リーダーでもセン

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          岸圭吾という蕾(「春になったら」感想文)

          柔らかい春の陽だまりのように心を照らしてくれた、岸圭吾という蕾 最初に 2024年1月期フジテレビ系列月10ドラマ、「春になったら」。木梨憲武さんと奈緒さんのW主演で、親子を演じるふたりが“3ヶ月後にこの世を去る父、雅彦”と“ 3ヶ月後に結婚する娘、瞳”の反発と親愛を描いた、ハートフルホームドラマである。 物語は2024年の元旦から始まり、おせちやお雑煮がのった食卓を囲むふたりは、「話したいことがある」と言い出す。意を決して瞳が告白した内容は、「3ヶ月後の自分の誕生日に結婚す

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          Two 考察感想

          「Two」とは SnowMan3枚目アルバム「iDOME」に収録された、渡辺翔太と目黒蓮ユニット楽曲。悲恋を歌ったバラード曲であり、SnowManのメインボーカルにして切ない歌声の渡辺翔太と、ストレートボイスでファンを恋に落としてきた目黒蓮の魅力が詰まった、ドラマ仕立ての美しい楽曲である。 めでたいことにYouTubeで前編公開されたので、ぜひ視聴してほしい。 ⚠️注意点⚠️この考察は、いわゆる同性愛、BL要素を含みます。ただ、そこに渡辺翔太と目黒蓮個人の個人的な感情は一

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          舘様は薔薇より美しい(舘様誕生日おめでとう)

          最初に Doyou know… Ryota Miyadate?(宮舘涼太をご存知か? ) 思わず「ナートゥをご存知か? 」のノリで訊いてしまった。映画「RRR」は最高の映画なので、ぜひご覧ください。 宮舘涼太、通称「舘様」。独特の間でお茶の間に豊かな笑いをもたらし、圧倒的支配力で時間を掌中におさめ、「ラヴィットの薔薇」と呼ばれる「国王」。所作は優雅で艶やかで、歩く度に鈴が鳴り、どんな道でも彼が歩けばレッドカーペットになる。立てば一輪の香り立つ薔薇、座れば色気零れる薔薇の花

          舘様は薔薇より美しい(舘様誕生日おめでとう)

          ⚠️ネタバレあり「映画マッチング」考察感想レビュー 永山吐夢中心

          最初に「映画マッチング」公開おめでとう〜〜!!! この後に綴る感想は「『映画マッチング』を観た前提」で書かれたネタバレ200%の「永山吐夢中心」考察&感想文です!! もう一度言う。「ネタバレしかない」!!!! 目次からネタバレを匂わせるものがたくさんなので、まだ観ていない人はUターンしてください、可能であれば今すぐ観てきてください、お願いします。 そんでもって私は「映画マッチング」小説版未読です! 読んだら解決したり、解釈が違ったりする考察もあるだろうけど、その辺は目を瞑って

          ⚠️ネタバレあり「映画マッチング」考察感想レビュー 永山吐夢中心

          目黒蓮、SnowManを愛してくれてありがとう(誕生日おめでとう)。

          目黒蓮ってすごいんすよ 最初にねぇナナ、目黒蓮って知ってる? 「今世紀なにをしてもハマる男」のアオリを背負う男。木村拓哉が「平成を抱いた男」なら、目黒蓮は「令和を恋に落とす男」。そう断言できるほどの、輝かしい魅力を持つ男だ。 私が最初に目黒蓮を認識したのはもう随分前のことだが、その頃彼は「中目黒くん」だとか「高輪ゲートウェイくん」と呼ばれていた。テクノカットではあったけれど、まだ光は月の影に隠れているというか、完全にいじられキャラのイケメンくんという立ち位置だったような気が

          目黒蓮、SnowManを愛してくれてありがとう(誕生日おめでとう)。