見出し画像

おひさま、向井康二


最初に

向井康二さん、お誕生日おめでとうございます。今日という日を迎えられたこと、オタクとして大変嬉しく思います……。

な〜んて堅苦しい挨拶は向井康二に似合わねぇ! こーじおめでとう!! この地球というたこ焼きに生まれてきてくれて、アイドルでいてくれて、SnowManになってくれてほんまにありがとう!!! 愛してるで!!!

と、これから何万字書くかわからないけども、究極書きたいことなんてこれだけなんですよ。ただあまりにもこれだけだと素っ気ないというか、私の中の愛が物足りないと叫ぶというか、もっと向井康二について語りたいというか。とにかく書きたいんですよね、向井康二への愛を書き連ねて、全ての文字に「好きだ! 」という愛を入魂させていきたいんですよね。
重いよね〜〜わかる、私もそう思う。でもきっとこーじなら言うてくれる。「ええやん、おれのこと好きでいてくれてありがとう。」
全く、さすがSnowMan二大巨頭のひとりですよ、向井康二。脳内の想像でさえ私の心を溶かしてくる。実際こーじは毎日のように「メール」という名目でブログを更新し、「今日もおつかれさま」「明日もぼちぼち頑張って」と愛を伝えてくれる。「好き」や「愛してる」でなくとも、こーじがくれる言葉はきらきらとしたエフェクトがかかっているみたいに愛に溢れている。そしてオタクはそれに救われ、支えられているのだ。

少し自分に自信がなくて、くっつきたがりで、SnowManも関西のみんなも事務所のメンバーも大好きで、大好きだからこそたまに空回りしちゃって、それでもへこたれずに大好き大好きと、わんこがしっぽを振るみたいに全力で愛を伝えてくれる、そんな向井康二のお話を。ゆっくりじっくりしていきたいと思います。ぜひお付き合いください。


向井康二

ここでは、いわゆる“パブリックイメージの向井康二”について語っていきたいと思う。とにかくさ……向井康二って多方面で大活躍なのよ。その中でも特にイメージが強いのは、“バラエティの向井康二”だろう。

・バラエティ

“バラエティの向井康二”。そう、マッサマンだ。
TBS土曜19:00からのバラエティー番組「ドッキリGP」、その大人気キャラクター“マッサマン”その正体こそ、何を隠そうSnowManの向井康二である。全国の夢見ていたちびっ子たちに現実を突きつけていたらごめん。仮面ライダーが特撮という世界の中のヒーローであるように、マッサマンもまた「ドッキリGP」の中の記憶忍者隊ヒーローなのだ。
「俺は哺乳類なのか……」「トライアングルってなに? 四角形のやつ? 」「ペンギンって鳥なん? 」様々な迷言を生み出しながら、必死に記憶を巡らせ、恥を捨てて全力で頑張る姿は、世のちびっ子たちに勇気と笑顔を与えているだろう。実際私もそうだ。
大人になると、なんというか、カッコつけることを己に課すようになる。失敗を恐れ、失敗するとそれを必死に隠そうとする。これは大人じゃなくともそうか、理由は簡単、怒られたくないからだ。
誰だって怒られたくはない。世の中でいわゆる“すごい人”として名を馳せている人は、怒られた上で分析して努力に活かすが、大抵は怒られたらへこたれて終わりだ。怒られたら怖いから失敗は悪だという偏った情報だけが刷り込まれ、失敗を恐れ、隠そうとする。実際私はそれでよく怒られてきた。
そんな失敗を恐れる人間に、マッサマンは見せる。「わからんことは訊く! 恐れずに発言! 」もちろん当の本人はそんな大層なことは考えちゃいない。根っからの体当たり精神と、愛を知っているアイドル向井康二だからこそなせる技なのである。失敗もバラエティーとして昇華できるスキルがあるのも大きい。さすがだね、マッサマン。さすがだね、向井康二。
こういう、笑えるところにいる人が心を救ってくれるだけじゃなく、背中を押してくれるのは大きいよね。俺を見て笑ってええよ、と赤いマントに身を包み、ちびっ子たちのヒーローになってくれる。みんなの笑顔を引き出して、必死に自分を愛して戦ってくれる。正真正銘のヒーローだよ、かっこいいよマッサマン。改めて「お台場冒険王2024」のメインキャラクター就任おめでとう。

これだけ語っておいて今更だけど、こーじは決して賢くはない。いわゆるおバカキャラである。つい最近までザリガニを「ザニガニ」だと思い込んでいたし。
芸能人には時々、心配になるレベルのおバカキャラがいる。もちろんある程度はキャラクターとして作ったものだろうけれど、もしそうだったとしても私は愛おしく思ってしまう。愛されるために必死にそのキャラクターを作る健気さに庇護欲を駆られるからだ。
その上で言う。向井康二のおバカ具合は、天然だと思う。でもわからないことは素直にその場で「えっ、なにそれ? 」と言葉にできるし、自信がない文字があっても堂々と書く。「弱いのになんでそんなに余裕があるんだ、マッサマン。」「ドッキリGP」のナレーションではそう煽られているが、賢くないのに堂々としていられる。それが向井康二の強みなのだ。
それに、賢くなくとも彼は努力している。「ドッキリGP」でも前は言えなかった生物の名前が言えるようになっていたり、ブログを読めばわかるがタイ語の勉強のため教室へ通っていたりする。
たとえ小さな1歩1歩でも、着実に歩いていけば立派な道になるのだと、その道程を見せてくれるかのような向井康二の真摯な努力が、私にとっては眩しくも愛おしくて仕方がないのである。

・パフォーマンス(ダンス)

後々じっくり語るが、向井康二は元々関西出身である。日本とタイのハーフで関西育ち、それが向井康二だ。だからこそ、SnowManになるまではずっと関西で活躍していた。その人気と活躍は凄まじかったらしく、当時を知らないことを私は一生悔やみ続けるのだが、それはまた別の話。
別に私はいいんだよ、私が知らないSnowManがこの世に生きていたって、一生SnowManに会えなくったって、SnowManが私を幸せにしてくれた事実にはなんら変わりないんだから。それで十分、本当にありがとうね、向井康二。
そう、向井康二は関西にいながら、関西のグループでデビューはしなかった。SnowManが今の体制になる前、関西にいたこーじも数々のグループに所属した。実兄とのユニットである「ムエタイ向井ブラザーズ」、「Little Gangs」、「Shadow WEST」、「BOYS」……。その中でも一際人気を博したのが、「Kin Kan(King of KANSAI)」だろう。今は退所した金内柊真くんと平野紫耀くんとのグループであり、なにわ皇子(西畑大吾くん、大西流星くん、永瀬廉くん)と一緒に「なにきん」と呼ばれ、「まいど!ジャーニィ〜」のレギュラーにまで抜擢されていた。
2014年にはWEST.がデビューし、平野紫耀くんと永瀬廉くんが上京したため、残った関西のジュニアたちを西畑大吾くん、大西流星くん、室龍太くんと引っ張り、発展と育成に尽力した。
だが、2018年に結成された関西のグループ、「なにわ男子」に向井康二の名前はなかった。後輩がメインに選ばれて、関西ジュニアトップの向井康二は選ばれなかった。なにわ皇子とKinKanが自然消滅し、互いに高め合ってきたのに、グループ結成の名前に向井康二はいなかったのだ。
「『なにわ男子』ができたとき、辞めようと思ってた。」「俺めっちゃ頑張ってるのに、なんで俺はちがうんやって思ってしまってた。」
あの事務所のジュニアは、大体“デビューしていないジュニアのグループ”と“デビューしていない個人”に分かれており、ジュニア内のグループがそのままデビューする方が多く、グループに所属した方がデビューの可能性が高いというわけである。なのに選ばれなかった。関西ジュニアを引っ張っていったのに、それはまるで「君はデビューできないよ」と言われている気分にすらなっただろう。

でもそのときのことを、向井康二は今になってこう言うのだ。
「でも今思うと、『なにわ男子』に俺が入るのは違うんよ。色が全然違うから。」
そう、本題は違うんだよ、ここで語りたいのは“向井康二のダンス”だ。彼が歩んできた足跡は後に語る。私が言いたいのは、向井康二自身が「『なにわ男子』と『SnowMan』は違う色の魅力を持っていて、俺の色は『SnowMan』の方が映える」と理解していることの“尊さ”である。

こーじのダンスが映える曲はたくさんあるが、とりあえずさくっと視覚的に理解できるものを列挙していきたいと思う。

1.あべこじ

まず、メンバーの阿部亮平、通称あべちゃんとのコンビ、「あべこじ(あぷこじ)」のダンス。「Gatcha!」は衣装から少しわかりにくいかもしれないが、Instagramにあげられたこちらの動画はとにかく如実にわかりやすいだろう。

そう、こーじのダンスは“ノリがいい”。有り体に言えば、所作や骨格がとにかく“男の子”なのだ。だからこそ、あべちゃんのような“しなやかな所作”を重んじた、いわゆる“中性的”なダンスの隣にいると、より一層その魅力が映える。
こーじのダンスは言うなれば、サーフィンで波に乗っているかのような踊り方だ。音の波に乗り、風を楽しむ。だからか周囲のダンスに感化されやすいというのもまた、彼のダンスの魅力のひとつである。
あべちゃんと踊るときのこーじは、“スタイリッシュノリノリで活発”という、いわゆる“イケてる男の子らしい”ダンスになりがち。じゃあ他のメンバーとのときはどうか。

2.なべさくこじ

@snowman_mentrecording_s

先行解禁中!「タペストリー」3人組ダンスVer.③✍️🌸 Snow Man 8th SINGLE「タペストリー / W」3月15日リリース!!💿 #SnowMan #タペストリー #綴れつないでいこう #渡辺翔太 #向井康二 #佐久間大介

♬ タペストリー - Snow Man

たとえばなべさく。これは『タペストリー』のワンシーンを切り取ったものだけれど、“ダイナミックかつキレの良い”佐久間さんと、“メインボーカルらしく拍を掴むように踊る”渡辺くんと踊るとき、こーじは“しなやかさの中にキレを感じさせる”踊り方をする。これがまた『タペストリー』という楽曲の切なさを助長し、“甘い笑顔の幸せの中に潜む、しょっぱい涙”のようで最高に悲哀を掻き立てる。

3.めめラウこじ

@snowman_mentrecording_s

『DA BOMB』 MV見て頂けましたでしょうか?👀 MV撮影の合間で踊ってみました🎬🕺 #ラウール#向井康二#目黒蓮 #SnowMan#DABOMB#Dangerholic#楽しむって勝ちでしょ#NewMusic

♬ DA BOMB(サビver.) - Snow Man

たとえばめめラウ。『DA BOMB』のワンシーンを踊ったこの動画では、こーじの“丁寧さ”と“暴れてやろうという気概”が楽しめる。
目黒くんもラウールも、グループ内でも随一のリーチの長さを持つから、少し動くだけでも風が靡く。それでいてふたりとも末っ子組だからか、そのスケールを抑えるなんてことはしない。SnowManは全員が全員ダンスにおいて強い個性と大きなスケールを持っているから、めめラウが制御なんかしなくとも、全力で個性を押し出しても変に目立ちはしない。それをわかっているからこそ、目黒蓮は重心を活かした妖艶でカッコイイダンスを楽しみ、ラウールは圧倒的スケールとパッションに溢れたダンスを魅せてくれるのだ。
じゃあその中でこーじはどんなダンスをするか。“丁寧に暴れる”、この一言に尽きるだろう。
スケールで勝とうとはせず、妖艶さで勝負することもしない。お兄ちゃんとして、丁寧にリズムを取り、その中で小さなビートで遊ぶように“向井康二らしさ”を入れたり、表情で魅せたりして“暴れる”。

4.だてふかこじ

@snowman_mentrecording_s

#バランすのダンス 🕺」 #JUICY ハッシュタグチャレンジ開催中です!!! 9/21発売2nd ALBUM「Snow Labo. S2」収録「JUICY」の楽曲を使用して、ダンス、ジューシーなお料理などの動画を投稿してみてください🎶 #SnowMan #宮舘涼太 #向井康二 #深澤辰哉 #スノラボ #dance

♬ JUICY(サビver.) - Snow Man

たとえばだてふか。そしてこれは『JUICY』のワンシーン。ふっかさんは“色気が立ち込めるほどのしなやかさ”で、舘様は“空間を支配するほどのしなやかさ”と、どちらもしなやか二大巨頭である。となると向井康二はどうなるか。
とにかく“遊ぶ”のだ。波の中で妖しく笑うように四肢を遊ばせ、にやりと口角をあげて音を挑発する。「俺ともっと遊ぼうや」と言わんばかりに。まったく、ずるい男だよ。シャ乱Q流したろうか。
だてふかのしなやかさが香水や煙草の煙のような、“燻る”や“匂い立つ”という表現が似合う妖艶さがあるならば、こーじのしなやかさは蝉の鳴き声が似合う陽炎、波打ち際の潮風、汗の中の静かな微笑み。爽やかさの強い、サイダーのような魅力を持ちながら、青春とは違う濃い色の恋愛のような柔らかさを持っているのだ。

5.岩本兄弟

@snowman_mentrecording_s

「LOVE TRIGGER」のバラエティダンス動画を公開🎬💡 今回は、岩本くん、向井くん、舘様🕺 カメラを手で隠してからダンススタートです📸👐🏻 始まりは誰の手だったでしょうか🤔💭 最後までお見逃し無く👉🏻⭐️ コメントで感想お待ちしてます💭 #SnowMan #LOVETRRIGER #バレンタインに一つめの恋 #LOVEをtogether #岩本照 #深澤辰哉 #ラウール #渡辺翔太 #向井康二 #阿部亮平 #目黒蓮 #宮舘涼太 #佐久間大介

♬ LOVE TRIGGER(サビver.) - Snow Man

そしてSnowManにはもうひとり、似た魅力を持った人がいる。そう、我らがリーダー岩本照である。

「康二のダンス観ていたら、たまに自分かと思う。似てるよね。」いつだったか、岩本さんはそう言っていた。そう、似ているのである。
スタイリッシュさ、音の遊び方、ビートの乗り方。あえて言うなら、岩本照のダンスは“音に全集中して身体をコントロールしている精密さ”が光るのに対し、向井康二のダンスは“音楽という波に乗って身体を遊ばせているスタイリッシュさ”が光る。でもどちらもどちらもの魅力も見せてくる。
『LOVE TRIGGER』のふたりは特に似ていると思う。というか、向井康二は岩本照振り付け曲になるとより一層「岩本照の振りを意識する」。この“兄弟らしさ”は本当に魅力的で、シルエットなのにどちらも光り輝いている、そんな不思議な唯一無二の特性でファンを魅了するのである。

・愛され力

SnowManには冠番組がある。「それ、SnowManにやらせてください」、通称「それスノ」だ。2023年の4月に長年の夢が叶い、全国区で金曜日20:00〜というゴールデンタイムでの放送が決まってから、今日まで様々な企画で視聴者を楽しませてくれている。
そんな中、向井康二で印象的だった企画は、バインミーだろう。バインミー? ベトナムのサンドウィッチ? 観ていない人からしたらそんな反応になるだろう。
簡単に言うと、「SnowManがアイドル以外の職業に就いたらどれくらいの価値を発揮するか」という企画なのだが、向井康二はその人懐っこさから「バインミーを売るキッチンカー販売員」に抜擢された。その中で彼は、見事「向井康二の愛され力」を発揮したのである。

まず、キッチンカーは商品を買ってもらわないと商売にならない。その日毎に目標指数もあるし、いくら「SnowManの向井康二」としてキッチンカーでバインミーを売ると言っても、前日から告知していたわけでもない。最初は純粋にバインミーに興味がある人しか来ない。そりゃあそうだ。こーじもこーじで創意工夫を凝らしたオリジナルバインミーを作ったが、そもそも知ってもらわないと売ることも難しい。
そこでこーじが何をしたか。“メガホンを使ってアピールした”。「どうも〜! SnowManの向井康二で〜す!! 」数々のキッチンカーが立ち並ぶ広場の中で、よく伸びる声を活かし、メガホンを通して自己紹介を繰り返した。
「僕のこと知ってます? SnowManの向井です! 」「すいません、SnowManの向井康二です! 」
「バインミーを買ってくれたら、『スー』を差し上げます! 」

番組では「恥を知らないこすい手」と評されていたが、こーじの声につられてバインミーを買いに来たお客さんはみんな笑顔だった。実際、それで売れ行きは急上昇を見せる。「ちゃんと美味しい」そんな評価もあってか、キッチンカーの前には大行列ができる。その中にはSNSの拡散から駆けつけたファンもおり、こーじはファンサービスも欠かさなかった。
「今日誕生日? ハッピーバースデー! 」ファンの目の前で持ちギャグの盛り合わせも披露した。「すぐ戻るからな」と言って、待ち列の後ろまで行って挨拶しにも行った。バインミーと一緒に『スー』も差し上げた。こーじを知っていると言いながら並んでいないおじさんに「おじさんなんで並んでないのよ〜! 並びなさい言うてるやろ〜」と優しくツッコミを入れる。

そしてナレーションで呼ばれるのだ。「SnowManイチの人たらし、向井康二」と。赤ちゃんや子どもとも視線の高さを合わせて対話し、バインミーを焼いて渡して呼び掛けも欠かさず、食材が底を尽きても絶えない行列に「ありがとうございました! 今後ともSnowManの応援、よろしくお願いします! 」と拍手に囲まれた。
“人たらし”とは元より、“周りから愛されやすい人”を指す。考え方がポジティヴで、常に笑顔で愛想が良くて、気配りができて、頼ったり甘えたりすることが上手で。……だめだ、“人たらし”の特徴を調べれば調べるほど、向井康二のプロフィールを読んでいるような気分になる。もう“人たらし”と書いて向井康二と読むよ。それくらい愛に愛された人だよ向井康二。

こーじの明るさは、人を救う。太陽が雲の切れ間から顔を出すような眩しさで、目を三日月形にしてにかっと笑う。その笑顔だけで心に晴れ間が宿る。何事にも一生懸命で、どこでも明るくて、みんなに優しくて、器用なのに頑張り屋さんで、でも褒められると照れちゃいがちで、悔しいときにはしっかり泣けて、嬉しいときには全力で喜べる。そんなこーじに、どれだけ救われているか。「それスノ」だと写真企画でもそれが顕著にあらわれていた。
最近の「それスノ」でも、こーじはラウールたちを救ってくれた。細かく語るとまた本題がズレてしまうのだけれど、世界に向けて未踏の挑戦に踏み出そうとしながら、中々仲間たち(ほなつちゃんとゆいなちゃん)と歩み寄りきれないところに、颯爽と現れてコミュニュケーション能力を発揮。高かった人と人との壁をものの見事に壊し、すぐに打ち解けた。

この件でもわかるが、とにかくこーじは愛され力が高いんだよ。似たようなことをふっかさんのときにも書いたけれど、SnowManはとにかく愛される子が多いと思う。「ゴイゴイスー」や「ナミヲ」は、いわゆるこーじらしい愛し方であり、津田さんや川浪さんに可愛がられ、結果として「SnowMan」に注目を集めることによって彼なりにSnowManを愛しているのである。“自分の得意分野からSnowManの世界を広げる”は、SnowManみんながやっていることだが、その中でもバラエティーに富んだ方法でSnowManを愛している。最高かよ向井康二。

「俺、こーじの嫌いなところあるよ。人懐っこいところ。」こちら、メンバー深澤辰哉の言葉である。ふかこじに関しては後々深掘りしていくが、人の懐に心地よく入り込んでいき、距離を詰めて懐く。それはSnowManが自他ともに認める“向井康二の魅力”である。
「康二すぐくっついてくるじゃん」。メンバーはみんなそう言うし、そして年々そう言う顔がとろけるように甘くなっていっている。最初はスキンシップが苦手だったメンバーも、今では「……まぁ康二ならいいか」となっているのが、向井康二の“大好きな人の心を溶かしていく”ような魅力を反映しているようで、オタクとしては愛おしくて仕方がないのである。


向井康二と愛

向井康二と書いて、愛と読む。向井康二の半分は優しさでできていて、半分は愛でできている。向井康二は愛の形をしている。こーじを口説く言葉なら、いくらでも出てくる。それくらい愛に溢れ、大好きを伝えることに躊躇のない人だ。
佐久間さんも愛に溢れた人なんだけど、佐久間さんは『愛にまっすぐ』というイメージ。佐久間さんは愛の出力をあえて毎回MAXにしている感じで、こーじは自然とみんなに対して感情の出力がガバガバになっちゃう愛らしさがある。
そうだな、こーじは『愛に愛されている』かな。別にそれは彼が運命の女神に好かれてきたラッキーボーイということではない。むしろ彼は数々の別れを経験した、逆境を乗り越えてきた少年漫画の主人公のような人である。
ただ、別れのたびに彼は素直に涙を流す。どうしようもない運命に泣き、相手のために感情を余すことなく吐露する。その『素直さ』こそ、彼が愛される理由だろう。そう、みんなこーじを愛さずにはいられない、そんなイメージ。

・足跡

1.るたこじ

@boukenshounen_tbs

恒例🌟岡村さん&めめこじ トレンド🎵でダンス❣️ 久々にまた皆さまから 3人に踊って欲しい曲🎵 リクエスト募集💌 ぜひー!!! #岡村隆史 #SnowMan #向井康二 #目黒蓮 #冒険少年

♬ DOSHABURI (feat. JUMADIBA) - kZm

こーじを語るにあたって、欠かせない人はいっぱいいる。その中でも彼、室龍太の存在は殊更大きい。
室龍太。こーじは「るーたくん」と呼んでいる。京都出身で舞台に憧れ、あの事務所に入所した。こーじより5つ年上の35歳で、B型である。なぜかこーじが特に仲良いというか、甘えられる相手にはB型が多く、だからこそ彼は「B型キラー」とも呼ばれるのだが、それは「るたこじ」の影響もだいぶ、いやかなり、大きいだろう。
るーたくんとこーじは、関西ジュニアを引っ張ってきたふたりである。金内柊真くんと平野紫耀くんと組んでいた「Kin Kan」が自然消滅し、こーじは特にるーたくんとふたりで関西ジュニアを引っ張っていた。当人たちがそう言うのだから、「関西のドンだった」というのは決して誇張ではないのだろう。実際、当時から推していた方々の話を聴けば、るたこじがいかに関西で大きい存在だったかがわかる。関西でのこーじがあまりにも眩しく輝いていたからこそ、未だに6人と迎合する選択をしたことが許せない人がいるという現実が存在することも、知っている。
それくらい、若い背中でみんなを引っ張るこーじは、るたこじは眩しかったのだろう。
そんなふたりが、昨年「冒険少年」に出た。「冒険少年」のレギュラー放送が終わってしまったことは未だに寂しいが、彼らが全力で番組に励んでくれた事実は揺らがない。毎週TikTokで岡村さんとめめこじが楽しそうに踊ってくれた動画も、消えずに残ってくれている。ありがとう。
るたこじは、室龍太くんは、こーじがSnowManに入るとき、後ろ髪を引かれた理由のひとつだ。
「春は嫌いや、別れの季節やから。」「俺が離れたくなかった人は、たくさんおる。」こーじは、たくさんの別れを経験してきた。関西から単身、SnowManに加入するために上京したときも、多くの仲間の退所やデビューなどを見送ったときも、こーじは寂しい想いを抱えていたんだろう。こーじの言葉から、その気持ちは痛いほど伝わる。

「泣き虫と言えば向井って言われてたから。」こーじは自覚するほど泣き虫だ。「冒険少年」のるたこじ回も、感極まって泣いていた。
『SnowMan行くねん』って話してたら、『頑張れよ』って言ってくれた。『一緒に頑張ろう』って言うてて、『俺は違うグループに行くねん』って話したときに。」ずっとふたりで関西ジュニアを引っ張ってきた。なにわ男子が結成されて、なにわ男子のメンバーに選ばれなくて、疎外感を覚えながらも粉骨砕身頑張ってきたのに、一緒に頑張ってきたのに、「俺やったら……! 」こーじの声が、泣き声で上擦った。
『俺やったら……! 』その言葉に続く言葉は、こーじの中で弾けて消えたのだろう。それくらい、るーたくんは優しかった。SnowManに行くという決断に対して、背中を押してくれた。「そういうのも受け入れてくれてるから、そういうのもすごい感謝している部分。」「あのとき支えられたから、今SnowManに堂々と立っていられる。」

向井康二にとって、室龍太は相棒である。別れをたくさん経験してきたこーじが“別れを告げる側”になったとき、感情の吐露に駆られた。『俺やったらきっと優しい言葉を言えない。』きっとあの日のこーじはそう言いたくて、でも優しい言葉をかけてくれたるーたくんを想って、ただ言葉に詰まった。
別れを経験してきたからこそ、別れを告げられた側の言葉をこーじはたくさん知っているんだろう。実際、この後に語るかねこじやこじだいの別れにおいて、向井康二は悲しさや寂しさを押し殺して笑顔で送り出している。それでも、室龍太くんとの歴史が、思い出があるからこそ、立場が逆だったらこーじはきっと、るーたくんに泣きついていたということなんだろう。

私はるたこじについてそんなに詳しいわけではないのだけれど、「冒険少年」のるたこじを見る限り、こーじはこれ以上ないくらいるーたくんに対して心を許していた。そんなふたりにマッチしている歌は、米津玄師の『灰色と青』だと思う。実際「冒険少年」でもこの曲と『馬と鹿』がチョイスされていた。……おい天才かよ、向井康二には米津玄師が似合うということを、身をもって知らしめられた。ありがとう「冒険少年」。
『灰色と青』は、もう二度とあの日々には戻れないと理解しながらも、君も今を幸せに生きられていたらいいな、とふたりの視点から歌う歌である。過去を思い出としてアルバムに挟んでいるけれど、本当はすぐ取り出せる大切な場所にいてほしいと思うような、どうしようもなく尊い愛を歌っているのである。

「どれだけ背丈が変わろうとも 変わらない何かがありますように」
「どれだけ無様に傷つこうとも 終わらない毎日に花束を」
「どれだけ背丈が変わろうとも 変わらない何かがありますように」

『灰色と青(米津玄師+菅田将暉)』

これを、米津さん、菅田さん、菅田さん、の順番で歌っているのがまた良いんだよ……! “別れた君にも、別れを選んだ自分も、毎日が愛せたらいいな”から“やっぱり会えば時間が戻ったかのような『あの日』を大事にしたい”と、素直になるんだよ。それがまた、耐え切れなくてぼろぼろと泣き出した向井康二の本音のようで、この歌が「るたこじらしい」と思う一因にもなり得る。

きっと室龍太くんも、向井康二にとって別れたくなったひとりだ。ふたりで輝き続けたかった人なんだろう。それくらいこーじにとってるーたくんの隣は心地よくて、素直になれる居場所だった。でも夢のために、こーじは決断した。そして今、ふたりでゴールデンタイムのバラエティー番組でコンビを組むほど、光の当たる場所で笑い合えている。

朝日が昇る前の欠けた月を 君もどこかで見ているかな
何もないと笑える朝日がきて 始まりは青い色

『灰色と青(米津玄師+菅田将暉)』

青い春の中で笑ったあの日、描いた夢とは違うけれど、今太陽の下笑えているよ。分かれた道を選んだことは欠けた月のように満たされない思いを覚えさせるけれど、ふたりはたしかに朝日の中で笑えている。
そんなるたこじを、私に見せてくれてありがとう。

2.かねこじ

このコンビはもう、「『木7◎‪✕‬部』を観てほしい」に尽きてしまう。だからと言って今から観る術は録画しかないから、とりあえず金内柊真くんの言葉を観てほしい。

https://vt.tiktok.com/ZSYfbyTon/

金内柊真くんは、美容師になるために退所した元ジュニアだ。前述したように、彼らは元々平野紫耀くんと「Kin Kan」というグループを組んでいた。グループを組んで番組まで任されていたのだ、ジュニアの中では輝かしい方だっただろう。それでも金内くんは夢のために退所する道を選んだ。
「ずっと俺の相方やったの、金内柊真。」「ずっとシンメで、俺のツッコミでもあった。その子が美容師の道に行きたいねんって言うてた時、止めたかったけど止められなかった。」「やりたいことやってほしいし、ただずっと一緒にいたかったひとりの人ではある。」
「木7◎‪✕‬部」で、ふたりは10年振りに再会した。会うまでこーじは見たことないくらいそわそわしており、会った後は金内くんの視界から消えた途端膝から崩れ落ちた。
会いたかった、離れたくなかった。それでもこれまでのふたりの時間があるからこそ、どんな思いでその決意に至ったかがわかるから、止められない。嵐のときにも感じたし、ふまけんのときも言っていたけれど、「わかるからこそ止められない」。止められるのは自分だけだという自負がありながらも、相手を深く知って想っているからこそ止められない。これが愛だよ。
でも、それでよかったのか。この選択が合っていたのか。きっとかねこじは何度も考えた。何度も会いたいと思っただろうし、その度に「会うならお互いに成功したときじゃないと、そうじゃないと過去の選択に恥じ入ることになる」と己を叱咤させてきたのかもしれない。
そしてふたりは再会する。「すっごい会いたくてドキドキしてる! 西畑にも会いたいけど金内にも会いたい! すごい会いたい! 」金内くんはカリスマ美容師として、こーじはSnowManとして。「また会える」と信じ、「思い通りの未来じゃないけど、楽しかったよね 全てが」と笑い合える日が来ると信じ、「君は君でいい」と肯定し合える関係だとお互いの過去を、未来を信じ合った。

そう、金内くんが選んだ通り、個人的かねこじイメージソングはSPYAIRの『オレンジ』である。
元々は「映画 ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦」の主題歌だが(これも最高に臨場感溢れる、内容だけで4DX映画だったので、ぜひ観に行ってほしいが)、なによりも、このタイトルが『オレンジ』であることが感慨深い。夕陽色を青春としてたとえたこのタイトルが、かねこじでは「こーじのメンバーカラー」もかかってくるのである。
こーじの「Kin Kan」所属時代のメンバーは、だったと言う。実際こーじがSnowManに入るとき、深澤辰哉との会話で「こーじは緑だったけど、ウチには緑いるから、オレンジでいい? 」という会話が交わされている。その緑を卒業し、オレンジ色を背負った彼と同じ舞台には立っていないけれど、それでもその明るいオレンジを「似合うよ」と金内くんが笑いながら背中を押しているようで、どうしようもなく熱い友情を感じるんだよ。
そもそもSPYAIRの歌う青春と向井康二が似合いすぎるっていうのはあるが、『オレンジ(向井康二の今のメンバーカラー)』という事実を踏まえた上で、金内くんがこの曲をTikTokのBGMに選んだという現実が、あまりにもオタクの涙腺をぶん殴りにきているのである。
アポイントなしでかねこじが再会できた奇跡、話す度に当時の距離を思い出すように砕けていく金内くんの口調、何度も何度も「会いたかった」と繰り返すこーじ。あぁ、私の知らない尊い時間がこのふたりの間にはあるのだと、何度観ても視界が涙で歪む。素敵な思い出を歩いてきたんだね、その思い出を過去にして、今の舞台を選んでくれたんだね。ありがとう、こーじ。アイドルになってくれて、SnowManでいてくれて、ありがとう。

3.こじだい

このコンビも「木7◎‪✕‬部」だよ〜〜〜もう本当に素敵な企画をありがとうフジテレビさん。しかも相葉くんの番組で、ありがとうございます。今は「相葉◎‪✕‬部」として土曜日16:30から放送されています。ぜひ。
その中の素敵企画で、『一筆啓上部』というものがある。徳川家康の家臣、本田重次が妻に渡した「日本一短い手紙」から取り、13文字(時によってはプラス3文字)で思い出の場所のキーワードを散りばめ、お互いに相談せずに思い出の場所で再会できるか? という企画である。片方が紙に13文字書き記し、もう片方がそれを頼りに奔走する。3月14日の回では、西畑大吾くんが手紙を書き、向井康二がそれを頼りに奔走する、というものだった。
その中で、ふたりは同じ時を語る。関西ジュニアと関東ジュニアの人気や扱いの差で悔しい思いをしたこと、シンメとして高め合ってきたけれど先にグループを組んだ“大吾”に対して、先にデビューした“康ちゃん”に対して苦い思いを抱えていたこと。
「今笑えるけど、しんどかったね。」西畑くんがこーじに送った13文字は、これだった。最初は東京を探し、日生劇場や竹下通りを巡った。こーじの中でしんどかった思い出は、“西畑くんと一緒に悔しい思いをした場所”という、一蓮托生、シンメトリー感溢れる考え方だった。
その中で金内くんの務める美容院へ赴き、金内くんが「東京じゃなくて、大阪なんじゃない? 」と言ったことをきっかけに、こーじたちは新幹線へと飛び乗るのだった。
辛かったし、苦しかった。それでもこーじの中での“しんどい”思い出は、やっぱり“しんどくさせてしまった側”や“一緒にしんどくなった”側の考え方で。先にデビューしたSnowMan向井康二として出演した「まいど!ジャーニィ〜」に出演したときを思い出し、収録していたスタジオへ向かうも不発。途中大西流星くんの助言も借りて松竹座にも行くが、不発だった。個人的には松竹座の人に「おかえりなさい」と言われていたことも、涙腺を刺激した理由のひとつだったが。
ここで西畑くんは、こーじにプラス3文字送る。「男子写」。写真関係やで! というヒントを、こーじはこーじ流に受け取るのだが、ふたりはようやく大阪の土地で巡り会えた。会えた場所は、フォトスタジオだった。その場所は、先にグループを結成したなにわ男子の西畑くんと、グループに入れなかったこーじが、グループ発表から初めて顔を合わせた場所だった。

こーじはそのとき、西畑くんに言ったらしい。「おめでとう。」西畑くんにとって、「今笑えるけどしんどかった場所」は、こーじに祝意100%ではない言葉を言わせてしまった、それでいてなにもできないやるせなさを感じた、あの場所なんだよな。
そしてまたこーじらしいのが、そのことを忘れていたということ。でもこーじはこーじで、「そのときの『おめでとう』は、30%くらいしかおめでとうって思えていなかったと思う」と語っている。それでも「おめでとう」と言えた向井康二の優しさと愛に、私は心底惚れている。

そんなふたりに似合うイメージソングは、米津玄師の『馬と鹿』だと思う。……え? また米津玄師じゃん、って?
しょうがないじゃん、向井康二に米津玄師ソングが似合いすぎるんだもんよ〜〜!! まじで米津玄師の歌から滲み出る人の愛し方と、向井康二の人の愛し方って酷似しているんだよ。そしてまた向井康二の泣いてしゃくり上げるような片想いボイスにも、似合うと思うんだ米津玄師!!


疲れたその目で何を言う 傷跡隠して歩いた
そのくせ影をばら撒いた 気づいて欲しかった

『馬と鹿(米津玄師)』

『馬と鹿』には、上記のような歌詞があるが、なんというか、『しんどかった思いなんて気取られたくなかったけど、それでも“おめでとう”を伝えずにはいられなかった』こーじの優しさも感じるし、『しんどい思いをお互いに抱えた場所で、今笑い合いたい』という西畑くんの思いの強さも感じる。

誰も悲しまぬよに 微笑むことが 上手くできなかった

『馬と鹿(米津玄師)』

ここもそうだよね……。それでも「これが愛じゃなければなんと呼ぶのか 僕は知らなかった」んだよ。みんなが気まずい思いを抱えることなく、上手く微笑んで場をなだめられるほど器用でもなければ、相手に向ける想いが軽かったわけでもない。気付いてほしかった。それでもその想いを、愛と呼ばずして何を愛と呼ぶのかわからないほど、相手を想ってもいた。

ひとつ ただひとつでいい 守れるだけで
それでよかったのに

『馬と鹿(米津玄師)』

ふたりが守りたかったのは、関西の絆。たとえグループが分かれようとも、同じしんどい想いを抱えるように「踵に似た傷」が残ろうとも、またあの場所で会って「しんどかったね」と笑い合えればいい。それでいい、だって誰にもこの絆は、過去の思い出は引き裂けないから。

あまりにくだらない 願いが消えない
止まない

『馬と鹿(米津玄師)』

・SnowMan

SnowMan全員とのコンビ書きたいよ、本当なら。でもさすがにそれ書いちゃうと文字数が文庫本超えちゃうから。それに来年からの誕生日noteはコンビでの化学反応の話にしようとしているから、今ここで全部出しちゃうのももったいないからね。
ということで、ここでは全員分語りません。今回「なんとなく」で選んだ好きなコンビを列挙します。そしてその中でも全部は語りません。本題は来年にしたいからね〜!

1.さくこじ

さくこじで好きな会話がある。2019年1月9日に行われた、滝沢歌舞伎zeroの制作発表記者会見での会話である。こーじは「Snow Manさんが桜のように舞うならその根っことして、根っこ大事ですから!根っことして頑張りたいと思います! 」と言ったらしい。まだ加入を発表されたばかりで、こーじも頑張り方がわからず、それでも何事にも直球で頑張ろうと肩をぶん回していた時期なんだろう。そう思えるような、アツい言葉だ。でもどこか、寂しい言葉でもある。
そんなこーじに対し、佐久間さんは言った。「一緒に桜として咲こうよ。」
加入したばかりで、まだ風当たりも強かっただろう。そんなこーじの手を引くように、佐久間さんは言うのだ。「一緒に咲こうよ。」そのときのこーじの表情、想像するだけで涙が溢れてくる。
残念ながら当時の記事は私のリサーチ能力では見つからなかったけれど、たくさんのnoteや感想ポストがヒットした。それだけ多くの人の心に残った会話なんだろう。それだけ、さくこじの仲を深く表しているエピソードなんだろう。
佐久間さんは優しい。こーじも優しい。でも優しさの形は違う。
佐久間さんは人を救ってくれるような優しさで、こーじは毎日に笑顔をくれるような優しさ。こーじのそんな優しさは、たまに自分を傷付けることもある。だからそんなとき、佐久間さんが手を差し伸べてくれる。
このエピソードを聴くまで、私は「こーじが自分の優しさで自分を傷付けてしまうこともあるんじゃないか」と思うこともあった。でもこれを聴いたとき、あぁ大丈夫だ、こーじの優しさを見てくれる人がいるんだ、と安心した。
「金スマ」に出演したときも、バラエティーのために話をネタにしたこーじに対し、佐久間さんはグッと親指を立てて微笑みかけてくれていた。そういう、そういう「見てるよ」というサインに、きっとこーじは救われている。ありがとう佐久間さん。
「消えたさくこじ」の新作待っています。

2.めめこじ

迷ったんだよ、どのコンビを語るか。どのコンビも最高だから、なんであえて選ぶ形式にしたのか自分を恨んだほど。でもさ、めめこじは選ばざるを得ないじゃん。ポポロでめちゃデカBIGLOVEの応酬しているあのめめこじを、語らないわけにはいかないじゃないか。

めめこじと言えば、「冒険少年」である。正式名称「アイアム冒険少年」、ふたりはこの番組でレギュラーだった。そう、今では信じられないかもしれないが、めめこじが毎週月曜19:00にテレビで笑い合い、岡村さんと3人で#おかめめこじ、なんて言ってTikTokで話題の音源に合わせて踊っていたのだ。……なんで終わっちゃったんだよ「冒険少年」。しかもサラッと終わっていた、こちとら週刊少年ジャンプと「冒険少年」で月曜日を乗りきっていたと言っても過言じゃないのに。
「冒険少年」でのめめこじは、末っ子だった。SnowManでもふたりは末っ子トリオに分類されるが、SnowManではぶっちぎりの末っ子がいる。そう、ラウールだ。だが「冒険少年」は岡村さんはじめ、伊沢くんや澤部さん、あばれる君やフワちゃんなど、たくさんの芸人さんたちに囲まれていた。その中のふたりはアイドルの垣根を越え、のびのびとバラエティーの中で楽しんでいるようで、視聴者も心置きなく楽しめた。

めめこじの良さと言えば、目黒くんが心置きなくいじったりツッコミを入れたりできるところが大きいと思う。彼もこーじもラウールも、圧倒的先輩で年上のSnowManという出来上がった6人のグループに加入した、いわゆる「弟組」である。特に目黒くんは、こーじのように殊更人懐っこいわけでもなければ、ラウールのように飛び抜けて末っ子というわけでもない。どちらかと言えばこーじとの年齢差の方が近く、それでいて大先輩嵐さんのバックにもついてきた経験も持っていた。そんなこともあり、最初はどう振る舞っていいかわからなかったんじゃないかと思う。でもこーじがいじられ役を買って出て、目黒くんに対しても垣根なく接した。
というのも、めめこじは実はSnowManになる前から親交があったのだ。2016年に上演された「ジャニーズ・ワールド」。このとき後輩ジュニアたちに優しく接するこーじを見て、目黒くんは尊敬の念を抱いたという。
そんなふたりがSnowManとしてシンメになり、デビューした。ふたりは鼻筋や口元が似ていることもあり、ファンからそう騒がれることもある。デビューが決まった日の夜はふたりで乾杯したと言うし(2020年1月20日のIslandTVより)、恩人が亡くなったときに涙が止まらなかった目黒くんをこーじが励ましたり、こーじがバラエティーのためにギャグを教えてあげたり、とにかくこのふたり、仲がいいのである。
とは言え、たぶんこーじが1番仲がいいのは舘様だし、目黒くんが1番仲がいいのはラウールだ。そんなことはわかっている。わかった上で言う。めめこじっていいんだぞ。

もうとりあえず「冒険少年」のTikTokを観てくれ。とにかく向井康二が目黒蓮を好きすぎる。それが溢れている。そして目黒蓮はそれを心地よく感じているし、目黒蓮も普通に向井康二のことが好きだ。
「1番仲がいいふたり」は良い。そのふたりからしか得られない栄養がある。それはたしかだ。その上で、「好きが抑えきれずに絡むふたり」も最高なんだよな。
目黒くんがグループ内で唯一、年上なのに下の名前で呼ぶ「こーじ」も、甘い生クリームのような声でこーじが呼ぶ「めめぇ」も、どちらも愛おしくてしょうがない。

3.だてこじ

最初は3組だけにしようと思ったんです。SnowMan以外のコンビも、るたこじ、かねこじ、こじだいと3組だったし。なのに「素のまんま」くんが「こーじの誕生日前日の『素のまんま』、だてこじだよ〜」とか言うから、そりゃあもう書くしかないじゃないですか、だてこじを。

だてこじは仲がいい。とにかく仲がいい。そして仲がいいからこそ、宮舘涼太を好きなオタクとして言わせてもらおう。向井康二くん、舘様の知らない一面をたくさん見せてくれてありがとう。
舘様って、舘様と呼ばれるだけあって「位が高い」というか、そのキャラクターのせいでちょっと一目置かれている節がある。そして当の舘様自身、自分のことをあまり語らない寡黙な人だから、舘様のお茶目な一面ってたまにしか出ないのよ。
でも向井康二は、そんな舘様に対して「この人は面白い人だ! 」と魅力を引き出し、バラエティーの表舞台に連れ出してくれた。本当に大感謝だ、ありがとう向井康二。
そしてそんな向井康二は、宮舘涼太の心の壁をなんなく超えていった。滅多に人を家に入れないことで有名な舘様の家に、こーじは何度も訪問し、パターの練習をして寝落ちしたこともあるらしい。そんなこーじをあの舘様がゆるしている。辞書に書いてほしい。これが「心を許す」ということなのだと。
向井康二は別名『愛され上手の向井くん』であり、『ママレードコージ』なのだ。誤解されやすい宮舘涼太という男の心の壁を取っ払い、絡まった糸をほどき、毎日のように笑いで破顔させる。」「そう、だてこじは世界を救う。それくらい可愛いし、それくらい愛おしい。見ているだけで笑顔になれるし、彼らが笑えば世界も笑う。平和なマキマさんだ。」これは舘様誕生日の際に私が書いたnoteの引用だが、まんまコピペさせていただく。3ヶ月経った今でも完全同意だからだ。
挙句なんだ? 母親たちが本人たちのいないところでお茶会を催していると? 私知ってるんだ、大人になった上でできた友人で親が仲良いレベルまで行くと、そのふたりは“結構ガチで仲がいい”ってことを。
「それスノ」では料理対決をし、「素のまんま」では軽快かつ独特なテンポで絡む。だてこじはさながらトムとジェリーである。でもバラエティーの絡まない静かな場所では、お互いがお互いを尊重しながら距離を縮め、仲を深めている。最高かよだてこじ。
先日の宮野真守さんゲスト回の「それスノ」でも、宮野さんに対してイマイチ絡みに行けなかった舘様に対し、ノリを作って3人で「7777〜! 」と謎のノリで盛り上がっていた。さすがだてこじマモ。生粋の陽キャたちである。
なんて話は逸れたが、なんというか、だてこじこそ「親友」で「お隣さん」なんだよな。料理対決の回の「それスノ」で、ふたりの作った青椒肉絲とガリバタチキンを食べた方が、「青椒肉絲(こーじ作)とガリバタチキン(舘様作)、ふたつ合わせたのが1番うまい」と仰っていた。そうなんだよな、だてこじって企画になくとも勝手に小競り合いを始めちゃうようなトムとジェリーだけど、その実ふたりの空気と距離感で楽しむのが1番「美味しくて最高」なんだよな……!

4.ふかこじ

もうふかこじに関してはこれを観てくれ。年下トリオと最年長深澤辰哉のすのちゅーぶ。ここに深澤辰哉の愛が詰まっている。
「SnowManは6人から9人になるとき、ふっかさんが架け橋になって、渡辺さんが矢面に立って、佐久間さんが壁を壊して、岩本さんが背中を押して、舘様が寡黙に見守って、あべちゃんがお兄ちゃんになったんだね……。」これはそのすのちゅーぶを観たときに出てきた感想だが、想いは今でも変わらない。ふっかさんは架け橋となってくれた。加入したばかりの「滝沢歌舞伎」のときに3人を誘って大江戸温泉へも行った。ご飯やプリクラ撮りにも行ったらしい。「ふっかさんが3人と6人の橋渡しになってくれたよね。」末っ子のラウールがそう言うくらいだ。「別に必要はないわけじゃん、それを率先してやってくれてありがとう。」それはきっと年下3人の総意で、ふっかさんのおかげで6人と3人から、9人になれたのだと心から感謝しているんだろう。
そしてメンバーカラーが緑だったこーじに言ったのだ。「康二はメンバーカラー、緑っていう大事な色があると思うんだけど、ウチには緑いてさ。康二にぴったりな色があるんだけど。オレンジ、どうかな? 」「康二の笑顔や笑いは、太陽みたいだから。太陽みたいにみんなを照らしてほしい。」ふっかさんは「昔の俺いやだねぇ」と笑っていたが、ファンはこのエピソードにどれだけ救われたか。そしてふかこじって最高だなと改めて思わされた。
ふかこじ、ふっかさんが「康二くっつきすぎてうざいよ」と事ある毎に言う。でもその顔はデフォルメされた顔文字かのような「ポーズだけ嫌がっておくかぁ」といった可愛い困り顔なのである。深澤辰哉、バレてるぞ、意外とそのくっつき具合に愛おしさを覚えていることが。
だってあなた、言ってるじゃん。「俺、こーじの嫌いなところあるよ。人懐っこいところ。」嫉妬してるやん、と相棒室龍太に言われ、距離を愛おしく詰められていることに心地良さすら覚えている。だからこそヤキモチをやくのだ、それくらいこーじの距離の詰め方を大切に想っているのだ。おい最高かよふかこじ。もっと素直になれ深澤辰哉。
これは渡辺くんもそうなんだけど、なべふかこと悪友って素直じゃないんだよ。そこがいいんだけど、その素直じゃないところをこーじには普通に見せていて、それを「またまた〜素直じゃないんやから〜」とくっついてこーじの世界に連れ込んでいるところが、ふかこじのいいところなんです。
だてこじをトムとジェリーと言ったけど、それで言うとふかこじもまた『おこちゃま戦争』が似合うような兄弟感溢れるコンビなのである。ふかこじはいいぞ、まじで。

と、何組かこーじとのコンビを書いたけれど、概念ソングまでは気が回らなかった。いや、るたこじやかねこじ、こじだいには書いたのにって思うけど、付け焼き刃的なイメージソングを綴るくらいなら1年あたためて来年のnoteでじっくりと語ろうと思いました。
不甲斐ないことには変わりないけれど。もし「これSnowManの中でのこーじのコンビの(めめこじ、ふかこじなど)概念ソングっぽいですよ! 」的な曲があれば、Twitterに貼ってあるマシュマロ等にぶち込んでおいてください。私の栄養になります。

・アイドル

こーじはいい子だ。人のために身を粉にできる子だし、人のために泣ける子だし、人と一緒に笑える子だ。でもいい子ということは、それだけ心が柔らかいということでもある。
「いい子とは都合のいい子を指すんだよ。」
昔読んだ本に書いてあった言葉だ。そんなことないよ、と否定したいけれど、実際『いい人』は『都合がいい』として消費されやすい。その現実は否めない。そんな世の中だ、腹が立つ。
でもこーじは、そういう意味の『いい人』に対しても柔らかく受け入れ、『いい人』として振る舞っているように思う。「利用してもええよ。でも俺の好きな人の悪口だけはゆるせん。」
こーじもそうなんだけど、SnowManって割と物腰が柔らかい。でもみんな一貫して「好きな人(SnowMan)を傷付けるのはゆるせない」という矜持がある。そういう愛が、たまらなく好きなんだよな。

こーじはアイドルだ。でも活躍の幅を広げれば広げるほど、俳優としてもいろんなお仕事が舞い込んでくる。先日放送された「リビングの松永さん」でもこーじは鈴木健太郎こと健ちゃんを演じた。女好きのバーテンダー。最後まで素直な愛にしっぽを振る愛らしいわんこのような健太郎だったが、いつまでも前を向けない朝子さんの呪いを解くため、奔走した。そのうちのひとつがキスだった。
キスシーンがある。そんなとき、アイドルが取る方法は様々だと思う。そんなものがなかったかのようにキャラクターとは別人だと言わんばかりに振る舞う、演技だから仕事だからと何度も言ってファンの心のわだかまりを解く。
色んな選択肢がある中、こーじはファンに寄り添ってくれた。キスシーン放送前にインスタライブをしてくれたし、毎日更新されるブログでは話題に触れず、健太郎というキャラクターの写真をたくさん送ってくれた。そうでなくとも、番宣のために出演したバラエティー番組でもこーじは女性である黒川智花さんに触れないように、細心の注意を払ってくれていた。ファンが「黒川さんは既婚者だから大丈夫」と自分に言い聞かせている様も、彼からは見えていたのかもしれない。だからこそ、配慮してくれた。それに救われたファンがどれだけいたか、ありがとう向井康二。
個人的には「推しのキスシーンからしか得られない栄養がある」と思うタイプのオタクなので、向井康二のキスシーンも渡辺翔太のキスシーンもどちらも最高に美味しかったのですが、いくら俳優とは言え、キスシーンは消耗する撮影だと思う。そんな役も成長のために受け入れてくれて、それだけじゃなくてファンのために心配りも欠かさない。あえて言おう、やっぱり君は『いい人』だよ、向井康二。
もちろん、この『いい人』は『都合のいい人』という意味ではない。『愛に溢れた最高に優しい人』という意味だ。ただ人によっては前者で取る人がいるかもしれない。それでもこーじはこうやって、愛を持ってこーじを見ている人に対して誠実で優しくいてくれる。それにどれだけ救われているか。
ありがとう、こーじ。そして願わくば、君のその優しさを褒めながら愛を返してくれるSnowManという環境で、1秒でも長く笑顔で輝いてほしい。


向井康二と歌

当初、他のメンバーのように「向井康二のパフォーマンス」として章を立ててその中でダンス、所作、歌声として語っていこうかと考えていた。でも、でも歌声が好きなんだよ……! 向井康二の歌声がたまらなく好きで、それ単体で語りたいくらい大好きなんだよ……!
というのも、向井康二の歌声は「片想いボイス」としてひとつのジャンルを確立するくらい、あまりにも美しいのである。

片想いボイス

「片想いボイス」とはなにか。簡単に言えば、「若干かすれ気味な歌声と甘い発音と柔らかい声質による歌声」である。そしてそういった歌声は、ラブソングを歌ったとき「相手に恋い焦がれながら泣いている」かのような演出を手伝ってくれる。
だからと言って全てのラブソングが悲恋になるわけではない。それは渡辺翔太だ。向井康二の片想いボイスは、とにかく“健気”なのだ。
「好きやねん、でもそれを言うたら『君が困るから』言わんとくね。」「幸せにしてあげられんでごめんな。」「永遠の愛を信じられんでごめんな。」「大好きやから、幸せになってな。」
そんな声が聞こえてくるかのような、健気でいじらしくて切ない。それが向井康二の歌声の魅力である。
そして逆に、歌によっては「俺の片想いでええから、一緒に幸せになろう? 」というような感情に色移りすることもある。
ただその歌声は、ラブソングでだけ発揮されるわけではない。

映えソング

向井康二の歌声が映える歌は、山のようにある。山のようにある、中で、「アイドルらしさが映える曲」「パッション爆発系で映える曲」「向井康二の半分は優しさでできているリアコ感溢れる魅力が映える曲」の3つに分けて語っていこうと思う。
そして改めて「向井康二映えソング」をTwitterで応募したとき、どしどし答えてくれたフォロワーさんありがとう。次回のラウールや佐久間さんでもやる気満々なので、ぜひマシュマロへいらしてください。

1.アイドル

『オレンジkiss』

これは本当に最高のマシュマロが来たんだよ。「私たち側から見た康二くんでもあるし、康二くん側として解釈しても美味しいと思います! 」
その上で『オレンジkiss』の歌詞を読んでみてほしい。

君に出会うまで 空を見上げることさえ忘れてた。夕陽はいつだって、僕らを照らしてた。
辛い時にはね 君を思い出すとがんばれてしまう どうか君も、そうであってくれますように。

『オレンジkiss(SnowMan)』

こーじのメンバーカラーがオレンジという夕陽色であることを加味した上で聴くと、また味わい深くて何度だって噛み締めてしまう。何よりも噛み締めてしまうのは、2番目の冒頭だろう。

頑張ってるよね 僕は知ってるよ だからこそ僕も

『オレンジkiss(SnowMan)』

目黒蓮に続く、向井康二のパートがあまりにも大きな軌跡を感じる。

次に会えたとき 胸を張れるように生きたい

『オレンジkiss(SnowMan)』

『Christmas wishes』

まずこの歌は、歌い出しがこーじなんだよ。サンタクロースが鈴を鳴らしてトナカイに引かれて冬の街へ降りてくるように、こーじの歌声がソリの鈴になっている。

Wishing my love a happy Christmas.
I'm blessed to have you in my life.
(愛する人に幸せなクリスマスを。
あなたが私の人生にいてくれて幸せだよ。)

『Christmas wishes(SnowMan)』

こーじの鈴のように軽やかで心地よい歌声は、贈り物より素敵にきらきらと輝きながら幸せを願ってくれる。それはサンタクロースみたいに優しさと慈愛に溢れていて、それでいて茶目っ気も感じさせる。ちなみにこの動画の2:30あたりの間奏部分で、とても可愛いふかこじのじゃれ合いが拝めるので、それも必見です。あとあべさくが可愛い。
こーじの声って、雪が溶けるような声というよりかは“結晶が朝日に反射してきらきらと輝く”ような歌声なんだよね。だからこういう、SnowManがサンタクロースとして幸せを願ってくれるような楽曲で歌い始めを任される。きらきらと光り軽やかに鳴る鈴の音のようだから。
SnowMan、もっと冬の歌を歌ってくれてもええんやで。

『Super Sexy』

アイドル、というよりもあまりにも“Super Sexy”すぎて別の項目を加えたいところだけれど、このこーじは甘やかな発音がかすれた歌声という風の中に芳しく香り、切なくも一途な想いを感じることができる。
この曲、歌い出しがいわあべなのも重厚な甘さと軽快な甘さどちらも感じられて最高なんだけど、からの舘様→こーじ→ふっかさんと流れるのも綺麗な流れすぎて大好きなんだよな。こーじの歌い出しは「全てがfantastic 四六時中photogenic」。Photo boyの名も冠するこーじが歌うからこそ、まるでその目に愛おしい相手を写し、歌声でシャッターを切っているかのような想像をさせてくれる。
落ちサビの「何度もcoming,I don't wanna stop it(何度だって恋に落ちる、僕はそれを止めたくない)」も、舘様からのこーじだからこそ“君から貰える感情ならなんだって美味しいよ”と言うようで切なく美しく愛おしいのだけれど。個人的には何気に2サビが好き。

You're super sexy……
You got me crazy……
(君は僕を狂わせた、夢中にさせた)

『Super Sexy(SnowMan)』

ここをあべちゃん、目黒くん、ラウール、こーじの“年下組”が担当しているのが本っ当に天才の采配すぎて大好きなんだよな……! 英語で自分の感情にヴェールをかけながらも、めちゃくちゃド直球に愛を伝えている感じがさ〜〜対して岩本さん、ふっかさん、佐久間さんのパートが、「もう逃げられない」「君の全てをちょうだい」と白旗を掲げながら艶然と微笑んでいるのが、『惚れた方が負けって言うよね、もう君には完敗だよ』と言う年下組との対比を感じるんだよな〜〜!! 大好き。

『P.M.G.』

もはや片想いボイスってなに? となるような選曲である。いいんだよ、いいから全員『P.M.G.』を聴いてくれ。いいから全国民、心が寂しいときはパーティー手裏剣染み渡らせてください。
夢が叶うなら、「P.M.G.」と「Infighter」のMVを作らせてほしいと思うくらい好きだ……。
にしても何度観てもこのRec.動画、全員のフェイスラインと横顔を堪能できて最高だな。そしてこーじくんは手で音程を取ろうとする愛おしさもあります。

「あなたの心にもみあげ手裏剣! 」

『P.M.G.(宮舘涼太・向井康二・深澤辰哉)』

こーじといあばこの意味不明な名言の連発からの「いつの間に笑顔やな」だろう。もみあげ手裏剣、なにそれ、何回言うねん! と笑っていたところからの「いつの間に笑顔やな」、ここに撃ち抜かれたオタクは私だけじゃないはずだ。
こーじって、そうなんだよ。ギャグで笑わせてくれて、お笑いキャラを徹底してくれて、とにかく笑わせてくれる。「君が笑っててくれたらええねん」とでも言うような、まっすぐで優しい愛。「意味とかナイ」けど「こんなオレらどうだい? 」と心に笑いを届けてくれる。人は意味のないものに救われることも、たくさんあるんだよな。
にしてもこの3人、ラブソングだと失恋したような切ない歌声だけど、こういうホスピタリティに溢れたエンタメ曲になると、その優しい声が心に染みるような柔らかさに満ち溢れていてふっと笑顔になるような声色に感じられるんだよな。だてふかこじ、最高かよ……!

『Gotcha!』

だてこじは世界を救う。だてこじが笑えばみんな笑顔になる、平和なマキマさん。
じゃああべこじは? いるだけで心にセロトニンを運んでくれる。初恋のにおいを詰め込んだ空間。太陽のにおいを含んだお布団。そう、とにかく穏やかで可愛くて愛らしい。それがあべこじである。
こーじがIsland TVなどで、「阿部」を中国語で読んだら「あーぷー」になることから「あーぷー」と呼んでいることもあり、ふたりのコンビ名は「あぷこじ」と表記されることもある。もうこのエピソードだけで平和じゃんか。
こーじはリアコ製造機と呼ばれるだけあって、横に立つメンバーの彼氏となってしまうシーンが時々ある。そして特にその標的になりやすいのが、佐久間さんとあべちゃん(当社調べ)なのである。なにかと世話を焼いている渡辺くんもそうだな。
ダンスの話のときにもさらっと触れたけれど、あべちゃんと踊っているときのこーじは「男の子らしい所作やライン」が際立つ。そして「Gotcha!」みたいなポップで楽しい曲になると、こーじの「男の子らしさ」が最大出力でスクリーンいっぱいに広がってくれるのだ。
「Gotcha!」で好きな歌詞なんて語ろうものなら、それだけでnoteが完成してしまう勢いだけれど、このパートは語らずにいられない。

Like a star(星みたいに)
狂おしく舞う butterfly, butterfly 美しく

『Gotcha!(向井康二・阿部亮平)』

このこーじの後に続くあべちゃんパートが低いのがいいんだよな……。こーじの片想いボイスが際立つ。
あべこじ「Gotcha!」の何がいいって、ダンスだとこーじの男の子らしいわんぱくな所作と、あべちゃんの中性的な曲線的でしなやかな所作が際立つ一方で、歌声では「初恋の色をした爽やかな夏色のあべちゃんボイス」「切ない思慕の色を纏わせたセピア色のこーじボイス」の対比が綺麗に描かれていることなんだよ。こーじの好きなウッディ調のレトロポップな中で、懐かしい色を纏わせながら隠し味程度の切なさを混ぜてくるこーじの声の魅力がそこかしこに零れている。
そこで際立つのが「Like a star(星みたいに) 狂おしく舞う butterfly, butterfly 美しく」の歌詞。全部聴いた方ならわかると思うけど、これ、2番の歌詞はあべちゃんのこちらなんだよ。

Like a moon(月みたいに)
美しい夜に butterfly, butterfly 惑わせる

『Gotcha!(向井康二・阿部亮平)』

ここを聴くだけでふたりの魅力の対比がよくわかる。
相手に翻弄されるかのように、恋する相手の一挙手一投足を目で追うこーじ。そして逆に、蝶のように舞って相手を翻弄するようにほくそ笑むあべちゃん。この演出の対比をすんなりと受け入れられてしまうのが、あべこじの魅力なんだよなぁ。
「Gotcha!」、歌詞を読んだらわかるんだけど、「Gatcha」と「Gotcha」と「got ya」と「ガチャ」を使い分けているんだよね。全部が「ガチャガチャ」に入り交じる。それが楽しい。
あべちゃんの声が、低音で可愛く自信満々にドヤ顔しているようなホッピング感溢れた歌声から、チョコレートのように甘く魅了するような歌声まで魅せてくれるように。
こーじの声が、甘やかで切ないレトロ感溢れる歌声から、お兄ちゃんのように手を引っ張る明るくポップな歌声まで魅せてくれるように。
様々な魅力がおもちゃ箱の中身のように「ガチャガチャ」になっている、とんでもなく素敵な曲なのだ。

ちなみにアイドル系こーじくんの映え曲だと、『Snow world』や『TIKI TIKI』、『LOVE TRIGGER』『ロックオン』や『NO SURRENDER』も来てたよ。どれも最高。ありがとう。

2.パッション

『Grandeur』

「耳から摂取するタイプのMV」こと『Grandeur』聴いているだけで脳内をスクリーンへと放り込んでくれる。臨場感を超えた没入感。これこそが『Grandeur』の最たる魅力である。
『ブラッククローバー』の主題歌だったこともあり、ほとんどは少年漫画らしく闘魂を剥き出しに前のめりに歌い、踊っている。だが個人的に、目黒くん、舘様、あべちゃん、こーじは少しアプローチが違うように感じられる。
と言っても足並みが揃っていないわけではない。むしろ揃っている。前回何かのnoteでも語ったけれど、SnowManはそれぞれの解釈を無理に合わせて足首を紐で縛るようなことはしない。それぞれの解釈で全力疾走でなりふり構わず走る。それが1番彼らの“足並みが揃う”やり方なのだ。
じゃあめめあべだてこじはどういうアプローチで『Grandeur』を歌っているか。他の5人が未来への闘魂に燃えているならば、この4人は過去を慈しむような優しさと成長を想っているように思う。意外にもふっかさんが前者で、目黒くんや舘様が後者なんだよな。
これはそれぞれの歴史も関係あるんだと思うけれど、とにかくこーじの慈愛が一縷の光のように光る。

「創造せよ偽りのないジブンの道」
「Make it loud, Make it loud, Right now(うるさく騒げ、騒々しくしろ、今すぐ)」
「壮大な未来を胸に抱え」

『Grandeur(SnowMan)』

こーじのパートの“闘志”は優しく輝くエールのようで、燦然と光り輝く“闘魂”のような太陽とは違う。その決定打となるのが、「雲の隙間に光る Lights of hope(希望の光)」である。
苦しくもがいて走って、泥臭い奮闘の先にきっと光がある。そう微笑むこーじの笑顔は、それまでの過去を信じて熱く抱擁してくれるかのような、また違う「少年漫画」感があるのである。
ちなみに私は「Now this time fight for liberty(今こそ自由のために戦え)真実さえ飲み込む常識を Break」というふかこじの歌詞が特に大好きなのだけれど、これをふかこじが背中合わせで歌っているかのような少年漫画の双璧感、たまらん。こんなんアニメオタクが大好きなやつや……!

『DA BOMB』

『DA BOMB』は全員優勝曲。そう思ってしまった私は、もしかしたらSnowManのパッション系の楽曲が大好きなのかもしれない。いや、細かく分ければ『DA BOMB』はパッション系ではない。むしろアンニュイ系のかっこいい楽曲である。そしてその分野は、SnowManの得意分野だ。
SnowManって、キラキラアイドルだけどアンニュイ系のアバンギャルドな世界観がやたら似合うんだよ。『Infighter』がいい例だけど、『DA BOMB』もわかりやすい。あべふかさくが特にわかりやすく映えるけれど、こーじの甘く漂う歌声もとんでもなく映えている。
『DA BOMB』で妖しく光るだてラウの歌声や、力強さと儚さを両立させたニキめめの歌声とも違う。どこかメインボーカル渡辺翔太に似た、オーロラのように浮遊する、芯の通った美しい歌声をしているのだ。
つまりそう、SnowMan全員優勝曲である。このマシュマロがきたとき、そう思った。だからこそ「向井康二ひとりに焦点を当てて聴いてみるの、おもしれ〜! 」と感嘆したのである。ありがとうマロ主。

「光の中に見えた So many smile with(たくさんの笑顔と)求めてた New things(新しい出来事)」
「それは鮮明な Dreams come true (夢の実現)oh yeah」
「このまま行こうwith me To the higher ground(僕と一緒に、もっと高い場所へと)」

『DA BOMB(SnowMan)』

言ってしまえば、ソロパートはここだけ。でも、だからこそ、『DA BOMB』は“SnowManそれぞれのキャラクターの特性”を上手く活かしているのである。
たとえば「Midnight」担当深澤辰哉、たとえば重く響く低音担当岩本照、たとえば静謐な囁き担当ラウール……。魅力を挙げていったら、枚挙に暇がない。
その中でこーじは、セクシー低音担当目黒蓮と、重く響く低音担当岩本照に挟まれている。低く唸るようなセクシーと漢気の間に挟まれた、切ない感情に泣くようなこーじのファルセット。背中を押すような力強さではなく、隣で微笑んで過去を愛するかのような向井康二の歌声で綴られる「光」。それはお日様のようにあたたかく、やわらかくて心地よい光だった。

『Cry out』

『Cry out』、別名アドレナリン放出パッションソングである。それぞれがそれぞれの琴線を鷲掴むようなエネルギッシュさに溢れており、汗を羽のように踊らせ、生命を賭して魂を込めて歌っている。それが『Cry out(叫び)』。
『Cry out』は、いい意味で一体感が怖い。SnowManという一体の大きな化身となって全世界を飲み込むような、圧倒的存在感に溢れた楽曲である。その叫びは音楽となって聴いた人全ての脳裏にこびりつき、彼らが全身を使ってステージを掌握した姿が走馬灯のように何度も蘇る。不死の神のような存在感は、アイドルという枠を超えたエネルギッシュなパフォーマンスという他ないだろう。
好きなパートはいくつかあるので、抜粋する。

向井)始めよう
佐久間)不器用な Clap 乗せて
向井)Close to me
佐久間)大胆に刻んだ Steps

『Cry out(SnowMan)』

ご存知、さくこじである。普段は平和の擬人化のようなふたりが、ひとりの人間の沸き起こる憂いを好戦的に掴んで放出させている。
こーじの装填した弾丸を佐久間さんが確認して安全装置を解除したような、ヒリヒリとした緊張感が張り詰めているように思えてならないこのパート。こーじの甘かった声が、静謐に獲物を睨みつけるものにすら聴こえる。さながらスナイパーである。
それが特に映えるのが、「Grooveな ダンジョン攻め込め」のパート。応援ソングでは過去を愛し、肩を並べていた優しいこーじが、銃口で狙いを定めて引き金を引こうとしている姿が、目に浮かぶようじゃないか……! 好きだ、向井康二スナイパーやってくれ。でもスナイパーはラウールか、こーじは二丁拳銃とか似合いそうだよ。
なんて話題は逸れてしまったが。とにかく『cry out』って、もはや集団ではなく“ひとつの個体となったSnowManが全身で叫ぶ”楽曲だと思っていて。だからこそ誰かひとりが取り立てて映えているとかは、あんまりない。全員が全員全身で叫んで、ひとつの魂となっている。『Grandeur』で「全力疾走したとき足並みが揃う、それがSnowManの魅力」みたいなことを語ったが、『cry out』は特にそれが顕著に表れた作品だと思う。
いつか『cry out』だけでnote書きたいな。

ちなみにパッション系とは少し違うかもしれないけれど、上品でエレガントな楽曲という王道アイドルらしくはないおしゃれ感がある『Feel the light, Lovely』も来ていました。

3.リアコ(優しさでできている)

『8月の青』
マシュマロに入ってきた言葉に、「『8月の青』のこーじは青春ボイス」というものがあった。これを読んだとき、いつか向井康二に二宮和也のような部活動顧問を演じてほしいオタクとしては、めちゃくちゃテンションが上がってしまった。こーじの歌声って「片想いボイス」と称してしまうけれど、同時に爽やかさもあるんだよね。
ラウールの「恋焦がれた夏の記憶」に続く、向井康二の「群青に紛れ、君を連れ去った」。蝉の声が降り注ぐサイダー色の夏色の中、陽炎の影の中で手を引っ張るこーじの声は、サイダーについた水滴のような甘い恋の色をしている。切ないだけじゃない、とことん甘やかしてくれるかのような、恋心を盗んでいく純粋たる甘さに満ち溢れているのだ。
改めて思う。SnowManでのリアコ二大巨頭はやっぱりふかこじだが、やつはとんでもないものを盗んでいきました……という例のフレーズが似合うのは、だてこじだと。

『タペストリー』

『タペストリー』の向井康二はもう本領発揮です。甘く切なくかすれたはちみつレモンのような彼の歌声が、100%活きる楽曲、それが『タペストリー』です。
こーじの『タペストリー』は失恋ソングなんだよ。でも身勝手な失恋じゃない。「永遠の愛を、信じられんでごめんな」とへたくそに微笑むような失恋。「涙の傘になろう……」と自分の頬を拭うその仕草は、まさに「感情のゴミ箱になるよ」と言ったその人と同じ価値観を感じさせる。
「SnowManが桜なら、俺は根っこになります」「都合のいい男にしてええよ」。どちらも、脚本がない世界でこーじが言った言葉だ。こーじは優しい、でもその優しさは時に自分を傷付ける。だからこそ、こーじがこういうラブソングを歌うと、「相手のために身を引く」ものになってしまう。それがたまらなく美しい。
全部投げ出して一緒にいたい想いは、もちろんこーじにだってある。でも相手の未来を自分の感情に浸す勇気がない。そんなことをして傷付けてしまったら? 相手がこの先“本当の運命”に出会うかもしれない未来があるとしたら?
「永遠の愛と引き換えに」。このフレーズを歌っている数少ないメンバーでありながら、こーじの『タペストリー』はどこか後ろ向きだ。泣き疲れて涙声で相手の未来を願っているような言い方は、歌詞の意味を愛の告白から別れの挨拶に変える。
こーじは『ハロルドとモード』という舞台で主人公のひとり、ハロルドを演じたが、これは本当に名采配だと思った。こーじの声には、日記を読むような優しさと静けさがあるのだ。そしてだからこそ、自分の感情に対して必要以上に向き合ってしまい、傷付いてしまう。それを堪能できる楽曲、『タペストリー』、ぜひ聴いてほしい。

『Secret touch』

これはもう……『タペストリー』並に語りがいのある作品だよ……! でも『タペストリー』は恋が成就した組と失恋組に分かれるのに対し、『Secret touch』は全員恋慕に泣いている。みんな片想いしている。そこは一致しているように思う。
ただ形は違う。たとえばここ。

岩本・目黒)こんなの夢みたい 夢じゃない
ラウール)そう
岩本・目黒)あの日の... Perfect Touch
向井・ラウール)なにより大事に
渡辺)(My precious)
向井・ラウール)したかったから
向井)夜空に想い託した

『Secret Touch(SnowMan)』

個人的に、岩本さんと目黒くんの愛はどこか真剣さと重さがふわりとトッピングされている。対して渡辺くんの感情はどこか宙ぶらりん、感情に気付いているけどどうしたらいいかわからないような感じ。そしてこーじとラウールは、純粋無垢な思慕。清くて可愛らしさすら宿る。
夢を現実にしたいと切実に願うニキめめ、夢のままでもいいから君を想い続けたいと願うこじラウ。どちらも好きや……。
そしてやっぱりここ。

岩本)朝 目が覚めて 涙したのは
向井)いつもみたいに また君に会いたくなるから
ラウール)ダメだね…… なぜだろう
渡辺)呼吸と同じリズムで 好きが溢れてく

『Secret Touch(SnowMan)』

ここで渡辺翔太の感情の蓋が開くのだけれど、その話はまた別の機会に。夢の中でしか愛を伝えられない不甲斐なさに涙する岩本くん、自分の情けなさに笑いながら呆れるラウール、そして夢の中だけじゃ我慢できないと知るこーじ。オタクが大好きな、感情の変遷と対比である。
この曲はこーじが自分の感情に向き合いながら、片想いから告白へと前を向いていく姿も堪能できる。あかん、こういうのちょっとずつ書いていったら全編書きたくなる!!

『HYPNOSIS』

催眠効果というタイトルの通り、恋に落ちるような、制御できない人間の感情に身を委ねる目黒蓮、向井康二、岩本照のユニット曲である。
こちらはざっくりと岩本照誕生祭のときにも語ったのだけれど、これもまた岩本さんや目黒くんの魅力とは違う魅力が、こーじにはある。
岩本さんはこの作品で、サングラスで“感情に対するフィルター”を演出していた。“サングラスをかけてひとり懊悩しながら感情を愛そうとする岩本照”である。大して目黒蓮は“鏡に映る自分に触れて目を離さない”姿を魅せ、向井康二は“眠たそうに重い瞼と戦いながら現実に微睡んでいた”。

まるで夢を見てる様な無重力な感覚
目の前がぼやけてゆく Ah…

『HYPNOSIS(目黒蓮・向井康二・岩本照)』

ユニット曲で歌い出しを託されるというのも、感慨深いな。歌詞の通り、この曲のこーじはずっとどこか微睡んでいる。水滴の中から感情を覗き込んでいるような、実体のない感情を掴みあぐねて重い瞼に支配されているような、愛らしさすらある感情表現。どこまでも愛おしい。

岩本)今夜もまた Calling 君の望むように
高鳴る鼓動 Bump Bump 重ねていく Story
目黒)冷たい鉄格子 Baby 囚われたみたいに
向井)オレンジの光 心地良い痛み Oh Oh
岩本)瞼が閉じてく

『HYPNOSIS(目黒蓮・向井康二・岩本照)』

マシュマロでいただいたのは、この部分。感情に囚われながらも身を委ねる3人。その中でもこーじは、「オレンジの光」という言葉を唇でなぞっている。自分のメンバーカラーと、夕焼けの色と、そしてロウソクの火や照明の色だろう。君からもらう感情は、痛みながらも心地良い。微睡みながらそう語るこーじは、その後にも同じ言葉を綴る。

向井)オレンジの光 心地良い痛み Oh Oh
目黒)瞼が閉じてく
岩本)触れられそうで触れられない でも感じる感触
向井)君が静かに笑って
目黒)So, Go on girl, So, Go on girl
岩本)まるで夢を見ている様な無重力な感覚
向井)目の前がぼやけてゆく
目黒)So, Go on girl, So, Go on girl (Yeah)

『HYPNOSIS(目黒蓮・向井康二・岩本照)』

見ている向こう側は、きっと夢なんだろう。叶わない夢なのかもしれない、でもそこに翻弄される感情は本物だ。
手を伸ばした先に、実体があるかはわからない。それでも感情に足掻いて自分を否定するくらいなら、身を委ねてみてもいいんじゃないか。
そう甘く語りかけるようなこーじの声が、ロウソクの光に溶け入るように美しく灯る。

『Be Proud!』
これは個人的に入れたかった楽曲。私本当に『Be Proud!』や『ナミダの海を越えてゆけ』が大好きなんですよね。なんというか、これまでSnowManが歩んできた軌跡をモロに感じられるんだよ。彼らがどれほどの逆境を乗り越えてきたか、彼らがどれだけの辛酸をなめてきたか、彼らがどれだけ苦しい感情を隠して笑ってきてくれたのか。全部が彼らの笑顔から、歌声から、ひしひしと感じられる。その歌声はどんな言葉よりもきらめく汗で、涙だった。
特に大好きなのは、やっぱり落ちサビなんだよな。

ラウール)世界の真ん中はいつだって
向井)僕ら立つこの場所だ 胸を張れ
渡辺)笑顔が笑顔を連れて来る
岩本)だから笑っていようぜ

『Be Proud!(SnowMan)』

この順番が本当に天才で。最年少のラウール、関西から単身やってきて頑張るこーじ。そんなふたりをメインボーカルとリーダーが抱き留める。そしてみんながみんなで背中を押してくれるのだ「誇りを持って」と。
こーじの歌声は、いつもどこかで泣いてきたかのようにかすれている。それがこういう涙を思わせる応援歌になると一際光る。背中を押しながらも泣きたいときは優しく寄り添ってくれるような、そんな太陽のようなあたたかさに、私は何度も救われた。

ちなみに『アメフリ→レインボウ』や『Lub Classic』も来ていました。たくさんありがとう。

4.番外編(落ちサビ)

『ベストフレンド』

これがマシュマロで最多投票でした。年末生配信でも歌唱された、『ベストフレンド』。比較的最近の楽曲だし、『Dangerholic』のように音楽番組で披露したわけでもない。でも根強い人気を持つ。それが『ベストフレンド』
なぜか。“落ちサビの向井康二が天才的に素晴らしいから”。人気である理由は数々あれど、これはほぼ必ず入ると言っても過言ではないだろう。
落ちサビとは、ラスサビ前に入る“ボーカル目立ちシーン”である。楽器の音量が極端に下がり、曲によってはボーカルだけになることもある。それくらいボーカルが際立つ“落ちサビ”、こーじは案外任されることが多い。その中でも『ベストフレンド』の落ちサビは秀逸なまでに美しい。

帰り道の夕焼けと 互いに打ち明けた夢

『ベストフレンド(SnowMan)』

夕焼けが地平線に溶けていくような声で、思い出を回顧するこーじ。そんなこーじをひとりにしないとでも言うように、全員のユニゾンが傘になる。

“ありがとう”君がいるから 僕は踏み出せるんだ
今度また会えたなら ちゃんとちゃんと伝えよう
君に君にありがとう

『ベストフレンド(SnowMan)』

『ベストフレンド』、本当に綺麗なまでの夕焼け色なんだよな。青春は青い春と書くけれど、ずっとサイダーを流し込んで爽やかな汗をかいているわけじゃない。物思いにふけって夕焼けを眺め、じんわりと目の奥が熱くなることもある。
そんなときに語った未来と、今いる場所はきっと大きく違うだろう。でも「こっちの未来も最高やない? 」と破顔するように笑ってくれるこーじたち。過去に夕焼けを眺めながら夢を打ち明けあったあの時間は輝かしくて至高で、なにものにも変えられるものじゃない。あの時間を忘れることもできない。
それはまるで、自分たちが歩いてきた軌跡を愛し、その上で掴んだ未来もを愛していこうよと微笑むようで、「あぁこの人たちを推していてよかった」と思わせてくれるのである。
彼らの関係性は、きっと辞書にある言葉では語り尽くせない。『ベストフレンド』を歌いながらも、友だちとはまた違うだろう。でも辛いときにはただ傍にいてくれて、前を向けないときは背中を押してくれて、嬉しいときは一緒に喜んでくれる。愛の形をしたような呼称で名前を呼び、違う魅力の色で輝きながら同じ方向を向いている。同胞だとか同志という名前が似合いそうなそのかけがえのない尊い関係性が、これからも太陽に照らされながら大きな影をつくって笑ってくれますように。

『Danger holic』

『Dangerholic』がパッション系じゃないのかって? オイオイオイオイ落ちサビの向井康二を知らないのか? なんて思わず顔も知らない相手にジョジョ風の絡みを始めてしまうくらい、『Dangerholic』の向井康二は魅力的だ。落ちサビで柔らかく入るその姿は、まさに闇の中で一筋光る一縷の光。
『ベストフレンド』とはまた違うんだよ。『ベストフレンド』の落ちサビ向井康二は、アルバムを開きながら微笑んでいる夕焼け色。『Dangerholic』の落ちサビ向井康二は、闇の中で手を差し伸べてくれる太陽の色をしている。

信じてるのさ ただ心が響き合う絆を

『Dangerholic(SnowMan)』

同時にその声は、涙に震えているような感触もある。『ベストフレンド』のこーじが過去を通して未来をみているのなら、『Dangerholic』のこーじは現在を通して相手を想っている。
“今までの軌跡があるから、過去があるから相手を、自分を信じている”、“逆境は未だに怖いけれど、これまでの逆境をも一緒に乗り越えてきた絆があるから歩いて行ける”。
恐怖に震えながらもそう歌うこーじは、音楽番組では回を重ねるごとに音程が安定していっていた。それはまさに歌詞の通り、「みんなを、自分を信じているから恐怖に打ち勝てるようになった」成長のようですらあり、毎回このパートでは込み上げてくるものがある。
『Dangerholic』は、基本的に“逆境を楽しむ”曲である。だから落ちサビ以外のこーじも、笑顔が零れているし好戦的に輝いている。
でもこの曲の中は、落ちサビだけで影が差すのだ。音が低くなり、楽器という後ろ盾が姿を隠す。それはわかりやすく“不安”の演出だったが、その中でこーじが先陣を切って“一縷の光”となる。
「信じてるのさ ただ心が響き合う絆を」。
この一節を歌うのに、こーじがどれだけのことを考えているのかはわからない。ただそこには人ひとり分の身体じゃ受け止められないくらいの激情があり、彼はそれをパフォーマンスとして投影させてくれているのだということを、忘れずにこれからも聴いていきたいと思う。


向井康二と恋

愛とくれば恋だろ。なんて短絡的な思考ではなく、こーじは本当に恋を思わせてくれる存在なのである。
リアコ二大巨頭と呼ばれるだけある、と思うが、もうひとりのリアコ枠深澤辰哉とはまた違う。どちらもbacknumberが似合うことには変わりないがふっかさんは“素直になれなくて失恋する”タイプで、こーじは“相手を想いすぎるが故に失恋する”タイプだと思う。どっちにしろ失恋するんかい。
ふたりとも臆さずに「可愛い」と言えそうなのに、「好き」は言えなさそうなのがリアコ感強いんだよな。佐久間さんやあべちゃんや舘様、岩本さんや目黒くんはどちらも微笑みながら言えそうだし、逆に渡辺くんやラウールはどちらも照れて言えなさそう。むしろ舘様や岩本さんや目黒くんに関しては、持ち得る語彙力で好意を表して伝えそう。
その点、ふっかさんとこーじは「可愛い」と言えても「好き」は「察してよ」ってかわしたり、「言わせんといてよぉ」って顔を真っ赤にしたりしそうなイメージがあるんだよな。
そうだな、ふっかさんは“感情が揺れ動くさまが怖くて自分の感情に向き合わず、結果翻弄される”みたいなのが似合うけど、こーじくんは“感情に揺れ動かされすぎて主軸が相手になっちゃって、結果翻弄される”って感じなんだろうな。
そんなこーじの“恋”に対する真摯な向き合い方は、彼の行動の端々から感じ取ることができる。

・「こじ日」

こじ日。こーじのすの日常、の略だ。すの日常とはSnowManが綴る会員制のブログであり、文面以外にも「ざむび」と呼ばれる動画もある。今は全部あべちゃんです、あべ日ざむびです、おめでとうあべちゃん。
こちらなんと、月額300円で事務所に所属するタレント全員のブログが読めるという、とんでも破格サブスクリプションでございます。その中でも毎日投稿してくれているタレントは何人かいると思う。アイドルすぎるやろて。気まぐれ投稿してくれるアイドルも私は大好きですが。
こーじは毎日投稿してくれているタレントのひとりである。いや、投稿と言うと少し違うか。これが向井康二の“沼”を感じる部分である。
こーじのすの日常、こじ日はブログではなくメールというスタンスなのである。でも“ブログ”の日もある。毎月21日だ。どうやら「担当日制だったときの名残で21日はブログ、それ以外の日はメール」としているらしい。フォロワーさんから教えていただきました、ありがとう。
こーじはこうやって毎日“メール”を送ってきてくれる。メールだから短い日や自撮りがない日もある。逆にドキドキするような写真を送ってくれることもある。
そんな中、こーじが毎日末尾につけてくれる言葉がある。「今日も一日お疲れ様やで! 明日もぼちぼち頑張ってね」。毎日、毎日だ。細かい言い回しは変わろうと、9割9分こーじはこれを言ってくれる。
こーじだって面白くない日はあるだろう。今日はなにをやっても上手くいかなかったという日もあるかもしれない。それでも毎日メールを送ってくれて、毎日微笑んでくれる。しかも「明日も頑張れ! 」じゃなくて「ぼちぼち」をつけてくれる。躁鬱が激しいオタクとしては、たったその4文字で呆気なく救われてしまう心があるのだ。

私はこういう、アイドルの優しい嘘に弱いのかもしれない。こーじの人生に私は介入できない。メールじゃなくてブログ。でも、それでも、今日だってこーじはたくさんいるファンのことを想いながら言葉を紡いでくれていて、顔も見えない相手のために心を砕いてくれているのだ。これは愛だよ、絶対。
本当にいつもありがとうね、こーじ。

・イメージソング

そう、“こーじが映えるSnowManの曲”以外にも、“向井康二概念ソング”も応募した。そしたらなんというか、面白い結果が返ってきたのである。
まずラインナップがこちら。
『シルエット(KANA-BOON)』
『Wonderful Opportunity(B’z)』
『Bitter sweet(嵐)』
『喜劇(星野源)』
『春泥棒(ヨルシカ)』
『名前は片想い(indigo la End)』
『マリーゴールド(あいみょん)』

く……苦しい……! こーじの歩いてきた軌跡の重みを感じさせながら、あのお日様のような笑顔を思い出させる、そんな“お気に入りの文庫本”みたいな向井康二の生き方を綴ったような曲ばかりだ。そして『名前は片想い』に関しては3票ほど来た。大人気すぎるだろ。
そして『Bitter sweet』と『名前は片想い』が選ばれるところにこそ、向井康二の恋愛観が垣間見えると思う。大好きで大好きで、しっぽを振るわんこのように愛が溢れているのに、ただそれを伝えたいだけのこーじ。うまく伝わったのが『Bitter sweet』、伝えられないけどあなたのために生きられるならと健気なのが『名前は片想い』。形は違えど色は同じだ。
あと個人的にさ、めちゃくちゃ好きなんだよ、星野源。心が病んじゃったときの心を救うプレイリスト、半分くらい星野源。それくらい星野源には心がお世話になっている。


争いあって壊れかかったこのお茶目な星で
生まれ落ちた日からよそ者
涙枯れ果てた 帰りゆく場所は夢の中
零れ落ちた先で出会った ただ秘密を抱え
普通の振りをしたあなたと 探し諦めた
私の居場所は作るものだった

『喜劇(星野源)』

最初のフレーズを語るだけで、もう心の奥がぎゅうっとすぼまる。居場所を大きく変えて今の場所で笑うこーじが、「いつの日も君となら喜劇よ」と笑う。恋と愛を感じるこの歌詞が大好きだ。こーじ、こういうフレーズでくしゃりと笑いそうだもんな。2番目もおすめです、泣きます。
『マリーゴールド』は完全に自選です。こじみょんにベッドで腰掛けながら、ギター片手に歌ってほしいだけです。「アイラブユーの言葉じゃ足りないからとキスして」で鼻先が触れるくらいの可愛いキスをしてほしいだけです。
そうなんだよ、こーじの恋と愛って地続きなんだよ。だからこーじの恋愛観が垣間見える優しさに触れると、こーじの辿ってきた足跡にも目を向けることになる。
『春泥棒』なんてまさにそうだ。ギターと歌声だけで綴られる静謐で寂しさすら漂うAメロから、春が弾けるサビ。花が静かに咲いていた様子から春という風が吹くこの流れは、季節のように美しい。そしてこーじがひとりじゃないよとSnowManが背中を押しているようですらある。
これこそ、さくこじエピソードで話した「春」や、るたこじでの「春は嫌いや、別れの季節やから」エピソードを彷彿とさせる。春は風と一緒に別れを連れて来てしまうけれど、SnowManは春風と一緒に寄り添ってくれる。ここがこーじの居場所なんだと、でもこれまで春が盗んで行ったたくさんの絆も、こーじにとってかけがえのないものなんだと、そう教えてくれるような歌である。
願わくば、1秒でも長くSnowManの春が続きますように。9つの花が、美しく咲き続けてくれますように。
『Wonderful Opportunity』
は恥ずかしながら今回初めて知ったのだけれど、これこそこーじの軌跡を感じる作品だと思った。まず「手も足も出ないような悩みに縛られて ひとりきりむりやり酔っ払ってアルバムを抱いて寝た」の歌い出しが向井康二すぎる。手離したくない別れがあったことに泣くこーじはきっといて、それでも今を愛そうと、「胸の痛みと手を繋いで 明日を迎えよう」と舞台の上で輝かしく笑ってくれる。それが向井康二というアイドルなんだ。夕陽の中で思い出を抱きながら歩いてくれているんだ。B’zもさ、稲葉さんの歌声やギターが泣き声を肯定しているようで、カッコよくも優しいんだよな。
そしてKANA-BOONもこーじは似合うよね……! 『スターマーカー』しか知らなかったけれど、これを機に聴けてよかった。「大事にしてたものを忘れたフリ」して、それでも「時計の針は止まらない」から、必死に走っていくこーじ。KANA-BOONさんの口角が上がっているような声色が大好きだから、より一層こーじらしいと思ってしまうんだろうか。

あぁ、やっぱり向井康二って愛おしい。こーじはある意味、これまで好きで一緒にいた人やSnowManという居場所に恋をしているのだろう。離れたくなくて大事で、春のように爽やかで恋しい想いを抱いている。だからこそ彼は大切な人といるとき、照れくさそうに笑うのだろう。
そんなこーじがとんでもなく愛おしいよ、これからも愛の中で春爛漫と笑っていてくれ。

最後に

あかん文字数がアホ!! そもそもの目標文字数1万字なのに、今3万7千字超えました! 4倍近く! アホ!!
1万字くらいが1番読む気失せずに読めると思うんだよ、なのに約4倍って、冒頭で「こーじだってこんな重い愛を受け入れてくれるよ」的なこと言うたけど、さすがのこーじだってこんなに語られるとは思っていなかったと思う。なんかごめん。
でもさすがにこれだけ語ったら満足です。いやごめん、全然語り足りない。だってSnowManとこーじのコンビのこと全然語れてないから!! それぞれの曲だってかいつまんで話したけど、より一層語りたくなったし! 私はたぶんSnowManについて語り切れることはないんだろうな。幸せだな。
自分のためにも言っておくけど、文字数が多いから愛がデカいというわけではないです。それで言うと私は箱推しだけど、それぞれのメンバーに文字数のムラがあります。1万字いかなかった子もいれば、こーじみたいに4万字に手が届きそうな子もいる。でもごめん、これが本業じゃないから、そのときのコンディションなんかもあるのよ。できれば全員同じ文量にしたいけど、難しかった。ごめんね、質量は同じだよ。

ていうか今回やった「マシュマロで応募してもらう」形が自分にめちゃくちゃ合っていたんだと思う! 楽しかったし、みんなの語りを聴いたり自分で語りを膨らませたりするの、オタクとしてめちゃくちゃ満たされました〜!! 他のメンバーでもやりたいな。時間とタイミングが合えば。鬼語りしたい〜! 改めてありがとうございます。

最後になったけど、こーじありがとう。こんなに愛にまっすぐでいられる時間をつくれたのは、こーじのおかげだよ。これからもこーじがおひさまのように笑ってくれることだけを願っているよ。
30歳のこーじも、たくさんの愛に囲まれて笑顔で過ごせますように。
誕生日おめでとう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?