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目黒蓮、SnowManを愛してくれてありがとう(誕生日おめでとう)。

目黒蓮ってすごいんすよ


最初に

ねぇナナ、目黒蓮って知ってる? 「今世紀なにをしてもハマる男」のアオリを背負う男。木村拓哉が「平成を抱いた男」なら、目黒蓮は「令和を恋に落とす男」。そう断言できるほどの、輝かしい魅力を持つ男だ。
私が最初に目黒蓮を認識したのはもう随分前のことだが、その頃彼は「中目黒くん」だとか「高輪ゲートウェイくん」と呼ばれていた。テクノカットではあったけれど、まだ光は月の影に隠れているというか、完全にいじられキャラのイケメンくんという立ち位置だったような気がする。
それが今や、「今世紀なにをしてもハマる男」。令和がこの男を賞賛して離さない。彼が個人インスタアカウントを開設するやいなや、フォロワー数が100万人を突破し、あまりの爆発力に運営側がビビり散らかしたのは、オタクにとってまだ新しい記憶だろう。運営側さんの心中お察し案件。すみません、うちの目黒蓮が。

「いじられキャラのイケメンくん」が「令和を恋に落とす男」になったのは、ひとえに彼の圧倒的表現力のおかげであり、それに目をつけた数々の制作陣のおかげである。本当に足を向けて寝られやしない。
「silent」「月の満ち欠け」「わたしの幸せな結婚」。どれも目黒蓮の「圧倒的表現力」が遺憾なく発揮された作品だけれども、数々の作品が目黒蓮で撮られるに至ったのは、アイドル目黒蓮がとんでもなく輝かしいからである。
まぁそれはさておき、アイドル目黒蓮も俳優目黒蓮も人間目黒蓮も大好きだけどね〜〜!!! 「人間目黒蓮」の意味がわからない人は今すぐ目黒蓮のインスタをフォローしてほしい。

アイドル 目黒蓮

そもそも「目黒蓮」って名前が強くない? 本名なんだぜ、信じられるか? こんな「THE少女漫画のヒーロー」みたいな名前が本名なんだ。散々山手線でいじられてきたから気付くのが遅くなったけど、黒色を冠し、蓮の花を背負い、まっすぐな視線で見つめてくる。名が体を表すにもほどがある。こんなにぴったんこカンカンな名前があるかよ。
そんな彼は、中学2年生の頃に事務所に入所する。「ジャPAニーズ HI」や「宇宙Six」を経て、2019年SnowManに加入するわけだが、もちろんこんな一文に収められるような人生ではなかった。
今飛ぶ鳥を落とす勢いの人気度を誇る目黒蓮も、入所してすぐにその魅力が認められて蝶よ花よと育てられてきたわけではない。基本的に寡黙な彼が過去のことを意気揚々と話すことはあまりないが、「目黒いらない」と言われたこともあると言う。
「ジャPAニーズ HI」は2010年に研修生からオーディションで選ばれた、総勢50名を超える特大ユニット。入所してすぐに選ばれたことは重責でもあっただろう。そんなプレッシャーにも抗い、彼は必死で研鑽を重ね、2016年11月11日に結成された「宇宙Six」というグループのメンバーに名を連ねた。「They武道」として確立されていたグループに変革をもたらすために増員として入り、名前の変わったグループで彼らは嵐のライブで初披露となったらしい。
完全に個人的な話になるけれど、私は元々嵐が好きだった。とは言っても初めて嵐を認識したのは小学生の頃。ファンクラブに入るほど熱中はしていなかったものの、紅白はテレビにかじりつき、VS嵐も嵐にしやがれもひみつの嵐ちゃんも観ていた。ライブに触れてはこなかったから「宇宙Six」と嵐の絆は知らなかったけれど、嵐の番組にSnowManが出るたび、ことさらいじられる目黒蓮は特に嵐との親交があるんだろうなと、ほっこりしながら観ていた。
これがスノストがデビューし、嵐の番組で観ていた頃の話である。当時の私は、SnowManが6人から9人になったことすら知らずに、SnowManを観ていた。

恥ずかしながら、SnowManの紆余曲折と言われる歴史を知ったのは、SnowManにハマってからだ。ブラザービートで世を席巻し、各々の分野でそれぞれが魅力を発揮し出した頃、私はようやくSnowMan沼にハマった。
この辺の話をすると、別方向に進んでいきそうだからさくっと済ませるけど、SnowManにハマりそうだなと初めて沼の入口の匂いを感じたときは、正直ラウールと目黒蓮と佐久間大介しか認識していなかった。そこからずぶずぶと沼にはまっていって今に至るのだけれど、映画館で働いていた映画オタクとしては「目黒蓮の威力」は身をもって知っていた。

とにかく前売券が売れるわ、「月の満ち欠けのフライヤー(チラシ)ないですか? 」「パンフレットいつ再入荷しますか? 」の質問が絶えない。それもあってハマる前から認識していたが、ハマってからその理由を痛感した。

アイドル目黒蓮の魅力のひとつ、圧倒的ストレートボイス。

歌声

最初に言っておく。SnowManのメインボーカルは渡辺翔太だ。でも目黒蓮の歌声には、渡辺翔太とは違う「圧倒的ストレートボイス」という魅力がある。
これは別の機会でも語ったと思うんだけど、SnowManの歌声にはそれぞれ違った個性、魅力がある。渡辺翔太は「悲恋系ボイス」や「感情爆発的なフェイクやがなり」、向井康二の「片想いボイス」、深澤辰哉の「キャラメルボイス」……。そんなそれぞれの魅力の中で、一際燦然と輝く「目黒蓮のストレートボイス」は、本当に強くて美しい。

1番如実に伝わるのは、やっぱり「タペストリー」だろうか。

無音の中から心臓に響く周波数でまっすぐ突き刺さる、「恋綴り 涙 風に揺れて。貴方を想って胸が鳴く」。涙腺の奥にある感情の琴線を、がっしりと掴んでくる力がある。音量や音程とは違う、破壊力とも言える強度を誇る、それが目黒蓮の「ストレートボイス」。

また、URLを貼ることはできないけれど、「one love」カバーもやばい。歌詞の入りから聴いた人全員に「恋に落ちた瞬間」を追体験させる。私は無性愛者だし、基本的にメンバーが胸きゅん台詞などをしていても男子高校生のノリで観てしまう自分もいるけれど、目黒蓮のストレートボイスを前にしたらもう骨抜きになる。なすすべがない。「恋する気持ちがわからない」と言う人がいれば、とりあえず目黒蓮の歌声を聴かせてみればいいんじゃないかと思うほどだ。

なんというか、心の琴線に触れるんだよ。しかも優しく撫でるような触れ方じゃない。がしっと心臓を掴んでくるような強さ。たとえどれだけこちらが恋心を否定しようとしても、「俺のこと好きでしょ? 」と覗き込んでくるような直接的な愛情表現が見えるストレートボイス。
その声はとにかく眩しくて、初めての感情にいつの間にか頬を涙が伝うこと間違いなし。

ちなみにSnowManのラブソングは、目黒蓮から渡辺翔太に繋ぐパートがよく見受けられるのだが、「目黒蓮のストレートボイス」を包み込むような「渡辺翔太の柔和で切実な声」がたまらなく美しい。めめなべの様式美。
「あいことば」のラスサビ前のめめなべパートなんかは、あまりに柔らかすぎて鼓膜がとろけるので注意。


ダンス

える、しってるか。目黒蓮の身長は185cmだ(Wikipedia調べ)。
SnowManは高身長が多いから惑わされがちだが、日本男性の平均身長は171.5cm。それをゆうに超え、SnowManの中ではラウールの次の高身長を誇る。年齢末っ子ペアめめラウが、身長はツートップなんだよ? 最高じゃない??
でも目黒蓮のダンスは、ラウールのような「手足が長いからこその空間支配」とは違う。身長で言うと次点は岩本照(182cm)だが、岩本照の「最低限の動きで音楽と一体化する」ダンスとも違う。目黒蓮のダンスはとにかく重心が低く、「熱さ」を感じるんだよ。

最近あげられたダンプラ動画「LOVE TRIGGER」でもわかる。腰の位置が高すぎないからか、下半身のスタイリングがピッタリしすぎないかもが多いからか、より一層「重心」を感じる。SnowManのダンプラ動画、岩本照が帽子を被りがちなのも彼の矜恃を表していて最高だが、目黒蓮のスタイリングがダボッとしがちなのも「理解っていて」最高なんだよな。「LOVE TRIGGER」も、特にラウールと並ぶとその「重さ」は如実だ。
視線と声で恋に落とし、ダンスの「圧倒的安定感」で優しく押し倒す。こうやってこの男は相手を自分が作りあげた恋愛映画のヒロインに仕立て上げるんだよ。まったく、油断も隙もない。

俳優 目黒蓮

俳優目黒蓮の活躍を見たことがない人、現代日本にどれくらいいるんだろうか。それくらい、俳優目黒蓮は飛ぶ鳥を落とす勢いである。もはや「あなたの目黒蓮はどこから? 」と聴いて回ってもみんな答えられるんじゃないかと思えるほどだ。
ちなみに私が初めて俳優目黒蓮を拝んだのは、「わたしの幸せな結婚」の久堂清霞。え、遅いって? 「silent」や「消えた初恋」は観ていないのかって?
観たよ、観たけどハマってからだよ。どちらも気になってはいたけど見逃したんだよ、まったく不甲斐ないったらありゃしない。
もちろん、目黒蓮には演技力がある。でも彼の魅力はそこに収まらない。と言うか、演技力のあるなしで彼は語れるわけじゃないと思っている。

視線

目黒蓮、とにかく「スクリーン映え」する逸材だと思う。笑福亭鶴瓶に「銀幕の似合うスター」と太鼓判を押され、数々の賞を総ナメした男、それが目黒蓮。
時代が彼を求め、時代に認められた俳優目黒蓮の最大の特長は、「目」だと思う。いや、あの、ダジャレじゃないです。目黒蓮だから目とか、そんな「名前に黒が入ってるからメンカラ黒ね! 」と言った深澤辰哉みたいなボケしないです。目黒蓮の名前に黒が入っていなくてもメンカラが黒だったように、目黒蓮の名前に目が入っていなくても彼の強みは「目」だったはず。そう、絶対。

もちろんその強みはテレビ画面でも体感することができるが、ぜひとも映画館で「目黒蓮の視線」を浴びてほしい。「目黒蓮は銀幕の似合うスター」と言われた理由がわかる。身をもって体感できる。それくらい彼の視線には「説得力」がある。
昨年のヒット作「わたしの幸せな結婚」で目黒蓮が演じた久堂清霞は、無骨で無口、でも大きな背中で隊を率いる頼れる軍人という役柄だった。美しいながらに冷酷、そんな清霞が美世への愛に目覚め、徐々に心の絡まった糸をほどいていく。
でもあくまでも「冷酷な軍人」というキャラクター像は崩さない。更にこの作品は「ファンタジー世界の実写化」という難しさがあった。久堂清霞のビジュアルも、銀色の長髪。「異能」と呼ばれる超能力を扱う。実写化に落とし込むだけで興ざめさせてしまいかねない題材を映画として成功させられたのは、ひとえに目黒蓮の「説得力」が一因としてあるだろう。
登場したばかりの久堂清霞は、とにかく冷たい。冬、霜、つらら。触れてはいけない痛みすら感じる。たったそれだけでまだ映画では語られていない「彼の過去」を思わせるのだが、どんどん美世への愛に絆されていく清霞の視線はとんでもなく甘く愛に満ちたものになっていく。
「愛してる」や「好き」なんて言葉は彼に必要ない。いや、無骨な清霞はそんな台詞を口にすることすらないだろう。ただ目黒蓮の圧倒的説得力を誇るまっすぐすぎる視線は、言葉以上の愛を伝えている。
いや、正直「愛を伝える」どころじゃない。「愛に溺れさせる」という表現の方が正しく思えるような、そんな視線。目黒蓮とにらめっこなんてしようものなら、惚れない相手はいないだろう。視線がLOVE TRIGGER、相手の許容量なんて考えていないような溢れるほどの愛、むせかえるほどの濃度と潤いに溢れた濃厚な愛。それが目黒蓮の視線。

@snowman_mentrecording_s

⋱『LOVE TRIGGER』の未公開を含むソロシーンを公開💎⋰‬ 第7弾は目黒くん‪💡 各ソロシーンは、1日3本‬投稿でお届けです💿 是非ご覧ください!👀 #SnowMan #LOVETRIGGER #バレンタインに一つめの恋 #LOVEをtogether #岩本照 #深澤辰哉 #ラウール #渡辺翔太 #向井康二 #阿部亮平 #目黒蓮 #宮舘涼太 #佐久間大介

♬ LOVE TRIGGER(サビver.) - Snow Man

目、というパーツだけで言うと、SnowManはとにかく特徴的なメンツが揃っている。たとえば深澤辰哉の雌雄眼、阿部亮平の三白眼、佐久間大介の特徴的な二重。その中で目黒蓮の目は、取り立てて特徴的な名前や部位があるわけではない。でも誰よりも饒舌で、どんな語彙も顔負けの強い「感情」を一直線に投げてくる。
そりゃあそれを「物語」の中で撮ろうものなら、その視線にフォーカスを当てただけで映画は芸術として成り立ってしまうだろう。銀幕のスターと言われるのも頷ける。
なんと言っても作品の中の目黒蓮は、燦然と輝く「スター」たる存在感を放っているのだから。

世界観

目黒蓮の世界観って、支配とは違う、包容力があるんだよ。包容、抱擁、からの高揚。……いきなりラップしちゃった。
まっすぐすぎる視線と声、彼の感情で包み込まれるような一体感。でも抱き込むだけじゃない、一体感に身を包まれるからこそ、彼が感情を爆発させたとき、とんでもない痛みに襲われる。
たとえば「silent」。徐々に耳が聞こえなくなり、聴覚障害者になり、それをきっかけに愛する人と距離を取る。佐倉想という役柄は、日本に「目黒蓮」の名を轟かせるきっかけとなった。
回想の中の、当たり前に耳が聞こえるときの佐倉想くんは、よく喋るしその声には愛が散りばめられている、とにかくあたたかいキャラクターだ。目黒蓮の直情ストレートボイスも映え、紬や湊斗をからかうと破顔する表情筋も愛おしい。
でも個人的に「silent」の目黒蓮で印象に残ったのは、視線や声ではなかった。耳が聞こえなくなるという恐怖、誰にも理解されないと殻に閉じこもってしまう孤独感、感情を言語化できないことへの苛立ち。どれもこれも、視聴者が「容易にその痛みを理解できてしまう」ほどの表現だった。
第1話、佐倉想くんはほとんど回想パートでしか出てこない。紬目線で語られ、ふたりの愛がいかに無垢で清かったか、まっすぐと描かれる。高校生特有のいじらしい純愛に真っ白い雪がBGMとして彩られ、恋に弾む声が高く「うるさく」響く。
その高揚が、1話の最後で姿を消す。佐倉想が生きてきた沈黙の世界が、痛いほど静かに突き刺さる。台詞はひと言もない。伝わらない手話で感情をむき出しにし、音楽も雪も彼らの背景にはない。沈黙だけが視界を支配し、佐倉想の感情が視聴者の全身に痛く響く。
何度観ても、1話のラスト、佐倉想くんが紬に訴えかけるシーンはボロボロ泣いてしまう。字幕でしか追えない彼の感情はむしろ遅れて届きそうなのに、目黒蓮の「強い一体感」を持つ世界観はそんな遅れを感じさせない。視聴者が同じ感情にさせられているような、それでいて支配されているような不快感はなく、「自分は今佐倉想と同じ感情なんだ」と思わされる。だからこそ、佐倉想の痛みはそのままダイレクトに身体に響き、涙腺を強く掴む。
少なくともあの瞬間は、それまで視点を共にしてきた紬ではなく、佐倉想の感情にとらわれ、視聴者は涙しているだろう。耳が聞こえない恐怖、その中で生きていかなければならない孤独、理解されたいのに距離を取られるくらいなら自分から離れた方がましだという閉塞感。
どれもこれも、佐倉想が感じてきた痛みなのに、その痛みが視聴者にも体感できてしまう。すごいよ、目黒蓮。

人間 目黒蓮

ここにきて「人間」目黒蓮ってどういうこと? となる方は、目黒蓮のInstagramのプロフィールを見てください。「human/SnowMan/Actor」。そう、彼は人間であり、SnowManであり、俳優なのです。
じゃあ「人間 目黒蓮」も語らざるを得ないじゃないか。というか目黒蓮当人が言うように、人間目黒蓮とSnowMan目黒蓮と俳優目黒蓮は地続きなので、「目黒蓮」を語るには必要不可欠なんですよね……。はは、腕が鳴ります。

性格


今をときめく目黒蓮の性格ってどんなの? と訊かれれば、オタクはなんて答えるんだろう。というか逆に、目黒蓮のパブリックイメージってどんななんだろう。
スタイリッシュで聡明? 演技派でなんでもできる人? たしかに、授賞式や音楽番組での目黒蓮を見ればそう思うだろう。でも実際の目黒蓮は「ちょっとテンポの遅い末っ子気質で素直な子」だ。沼だな……このギャップ。
たとえばメンバーでわちゃわちゃつるんでいるときも、目黒蓮は反応がワンテンポ遅い。宇宙猫のような顔で状況を把握してから、「……あっ」となることが多い。とても可愛い。
ちなみに当の本人は「反応が遅い」自覚があまりなかったらしく、すのちゅーぶの「ファーストプレゼン」回では「俺ってこんなに遅かったの……? 」と驚いている様子も拝める。可愛いね。
そして目黒蓮はいわゆる「おばかさん」でもある。そう言えば以前スノ担ではない友だちとスノラボの円盤を観たとき、「佐久間くんはおバカキャラなの? 」と訊かれたが、逆にSnowManはあべラウ以外「おバカキャラっぽいところ」しかないから、答えに詰まったっけ……。おバカキャラが7/9を占めておきながら、SnowManがおばかグループではないのは、ひとえにあべラウのお陰だろう。ほんまありがとう……。
まぁでもこの辺は「冒険少年」を観ていればわかると思う。微妙に九九が言えない目黒蓮、月を「リメンバー」と言う目黒蓮、塩を「シュガー」と言う目黒蓮。逆に天才じゃないか? 教科書が認めずともオタクが認める。君は天才だ。

そして当の本人も、「俺はふたつのことが同時にできないから……」と公言している。すのちゅーぶのドライブ回でも彼が運転手に名乗りを上げなかったのは、「メンバーを乗せた車を運転しながら会話する」ことができないから。正しい自己分析ができる目黒蓮、素晴らしい。君、彼を一体どこで? と思わず私の中の社長が声を上げる。ビズリィーチ……。
逆にさ、そんな目黒蓮が映画やドラマで大役を努め、数々の賞を総ナメし、アイドルとしてもミリオン達成しまくるグループに所属しとるのすごくない?? それだけで彼がどれだけの努力を重ねているのかわかるし、どんな想いでファンの期待に応えてくれているのか痛感するじゃん。
「トリリオンゲーム」が撮影終了したときに「約半年ぶりにアラームかけずに起きました! 」と報告してくれたときなんか、私はめしょめしょ泣いた。本人はあのときも「(撮影終わって)ゆっくり休んだよ。自分磨きとか色々した」と言っていたけれど、そんな大役をし終えたときは泥のように眠れよ、これ以上磨いてどうするってんだ!? と、目黒蓮のあまりの偉さに頭を抱えたっけ。
そう、目黒蓮は決して「器用」ではない。でもどこまでも「貪欲」で「実直」。自分に向けられた期待に応えるための努力を惜しまない。それが「自分に期待してくれた人」への恩返しだと信じているから。

矜恃


「最初に」の段階で少し触れたけれど、目黒蓮のアイドル人生は決して平坦はなかった。今でこそ個人Instagramのフォロワー数は200万人を超えるし(というか誕生日2月16日に216万人突破したんだよな、すごくね?)、クリスマスにFENDIさんから広告を打ち立てられるほどの影響力を持つけれど、「目黒いらない」と言われた過去は消えないし、先輩6人で構成されたSnowManというグループに加入した。元々両立してはいたものの、2020年のCDデビューにあたって「宇宙Six」を脱退することにもなった。
当時私はSnowManのそんな歴史も知らなかったけれど、バッシングも強かったらしい。そんな中、それぞれが矢面に立ったりグループ内での絆を深めたりとした甲斐もあったのだろう。なにも知らない人間からすれば、デビューしたばかりの頃のSnowManは仲睦まじく感じられたし、グループ内の年齢差をものともしない輪を感じた。

それでも、アイドルという人種はなぜだか嫌われやすい。2023年は特に事務所の問題が強く、ミリオンを多く達成して功績を樹立していったSnowManの発言はことあるごとにネットニュースの餌食になっていた。
「自分たちを嫌ってくる人たちに対しても笑顔を振りまく」アイドルというヒーローのような職業を選んだ彼らに、悪意の刃が容赦なく向けられるようになった。中でも目黒蓮、ラウール、渡辺翔太はそれが多かったように思う。悪意を容赦なくぶつけてくる人は知らないだろうが、年下トリオはいわゆる「加入組」でもある(私はあまりこの表現が好きではないけれど……)。それなのに「目黒とラウールは個々の活躍が特に目ざましいから、脱退も考えているのでは」なんて話がまことしやかに囁かれた。彼らがどんな思いでSnowManに入り、今SnowManの名前を背負っているのか、そんな「歴史」や「覚悟」なんて知ろうともしない人間が邪推で彼らの笑顔を踏み荒らす。ファンからしたらゆるせない。

それでも目黒蓮は言うんだ。「俺たちが正解になるよ」。彼らにとって、自分たちが後ろ指を指されることよりも、「自分たちを応援しているファンが周囲から白い目で見られる」ことの方が問題であって、だからこそ「ファンの想いを正解にするために功績を残す」ために研鑽を重ね、数々の仕事に対して真摯に向き合っているんだ。
そんな目黒蓮のInstagramアカウントのプロフィール、「human/SnowMan/Actor」。彼は人間であり、SnowManであり、俳優なのだ。たとえどれだけの賞を俳優として受賞しようとも、彼の中でそれは「SnowMan目黒蓮としての仕事」であり、「みんながSnowManを知るきっかけになってくれれば」という純粋な想いが底にあるんだ。
そういう、強くて清い男が、目黒蓮なんだ。

最後に

SnowManの末っ子コンビこと「めめラウ」。特にこのふたりは世界をまたにかけているし、それもあって矢面に立つことも多い。でもSnowManの中では末っ子全開で甘えていたり、めめに至っては「メンバーが照れるくらい素直でまっすぐな言葉で」メンバーを褒めたりと、いきいきと絡んでいる。
白と黒をメンバーカラーに持つ、末っ子にして高身長コンビめめラウ。このコンビについても語るとまた終わらないので割愛するが、「一番星として燦然と輝く」のはラウール、「一見影に見えるが、光よりも眩しい黒でグループを照らす」のが目黒蓮だと、私は思っている。
世界一黒い黒は知らないが、世界一眩しい黒は目黒蓮だ。眩しすぎて痛みを感じかねない純白とは違い、一見安泰な影のような黒に安心感を覚えていれば、濃厚で潤沢な愛という黒曜石の輝きに心が照らされる。それが目黒蓮。
SnowManを愛し、SnowManに愛され、令和を恋に落とす。そんな彼の重く大きな一歩一歩を、私はオタクとしてこれからも応援し続けたいと思う。

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